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WELCOME TO HALLEWOOD ~ハレウッドへようこそ~

《連載第65回》大規模ロケの裏側

  • 情報掲載日:2026.11.06
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

降水量1mm未満の日が日本で一番多く、災害も非常に少ないことから、映画やドラマの撮影スポットとして注目されている岡山県。市街地からクルマで30分圏内に、海、山、古い街並みなどがあり、田舎の風景や島、高原など豊富なロケーションがそろっています。

「晴れの国岡山は、日本のハリウッドだね!」

そんな声が高まって、誰が呼んだか「HALLE WOOD(ハレウッド)!」。

「HALLEWOOD」の立役者であり、全国の映像制作会社が頼りにするというすご腕コーディネイターの妹尾真由子さんが、知られざるロケの裏側やさまざまなエピソードを通じて、岡山の魅力を紹介していく連載です。

《連載第65回》大規模ロケの裏側

みなさんこんにちは。

岡山県フィルムコミッション協議会の妹尾です。

寒暖差も厳しくなり、山々の木々が秋めいてきましたね!!食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋など、みなさん、各々楽しまれているかと思いますが、連続ドラマ「俺たちの箱根駅伝」はご覧いただいておりますでしょうか。

日本テレビ系列で、毎週土曜日、21時から放送されています。

第一話から、過去の箱根駅伝のシーン等で、少しだけ、岡山のロケーションが映し出されました。

箱根駅伝のワンシーンとして描かれていて、違和感なく見入るほどでした。

さて、前回に続き今回も、日本テレビ系連続ドラマ「俺たちの箱根駅伝」についてご紹介したいと思います。

昨年、全国各所で「箱根駅伝」を再現するためのロケ地探しをされており、当県も手を挙げました。

2度ほど、監督やカメラマンを含むロケハンが実施され、市役所筋でのスタッフさん達の反応を見る限り、「ロケ誘致できるかも」という期待と共に、正直なところ、「決まったら大変だろうな」と、過去の実績を超える規模の撮影に対する不安感もありました。

2日間規制をして撮影した市役所筋

2025年11月末に実施したメインロケハンでは、別の地域で撮影予定だったスタート地点(大手町/東京)の撮影が出来なくなったとのことで、前回のロケハンであまり好反応が見られなかった県庁前の道路も候補地になり得るとして、期待が高まってきました。

箱根駅伝スタート地点を撮影した県庁前

ロケ地として確定し、年が明けてから、交通規制を実施する道路で定期バスを運行する各バス会社へ相談に行き、なんとしてでもこの撮影を成功させたいという思いで、「どうやったら実現できるかを一緒に考えてください」とお願いしました。

今年の箱根駅伝で、青山学院大学で岡山県出身の黒田朝日選手が大活躍し、総合優勝を果たし盛り上がったことも影響してか、バス会社さんも、一緒にロケ実現に向けて頑張ってくださることになりました。

熱意ではだれにも負けない、絶対実現するという強い想いで相談に行ったので、かなり気も張っており、みなさんが前向きに受け止め、たくさんのアドバイスをくださる姿に、目頭が熱くなりました。

また、規制エリアの各町内会長さんへ挨拶に回り、規制のお知らせを回覧してもらったり、回覧が間に合わないところへは、案内文を800軒ほどポストインしました。

撮影3週間前には市内各所へ交通規制の案内看板を立て、ホームページで規制についての案内を出しました!

今回は、「ドラマ撮影の為、交通規制」というようにタイトルは出さず、「ドラマ撮影」と記して案内看板を設置したことにより、「どんなドラマですか?」「誰が来るんですか?」といった問合せが当事務所に多数よせられ、私も外出していることが多かったので、事務所に居る職員が問合せに対応できるようマニュアルを共有してサポートしてもらいました。

撮影本番中は規制エリア手前のバス停でバスを待機させたり、規制エリア内のバス停に社員を配置して乗客案内が出来るようにしてくださったり、運行ルートを変えてくださったりと、バス会社の皆さんのご協力無しでは、実現しませんでした。

また、事前の打ち合わせから始まり、当日多数の警備員の皆さんが其々の現場で安全第一で、混雑が最小限に抑えられるよう誘導してくださったおかげで、スムーズかつ安全に規制をすることが出来ました!!

他にも近隣住民や企業の方々も、交通規制の案内看板や案内文をみて、予定していた会議や外出の時間、場所を変更したり、迂回などして混雑しないよう努めてくださいました。また、規制される場所のゴミ収集の時間を規制前に変更してくださったり、荷物の搬入時間をずらしてくださったりと、多くの皆様のご協力があったからこそ、あの大規模ロケが実現しました。

※市役所筋のロケ風景

2月16日~19日の4日間、毎日400名超のエキストラの皆さんが参加して、かなり冷え込む中で、朝から夕方まで長時間にわたって箱根駅伝沿道の応援のお客さんという設定でシーンを盛り上げてくれました。

撮影時は、一般の方が映像に映り込まないよう、また、歩道をふさいで通行人の迷惑にならないようにする必要があり、観光連盟、県、岡山市、おかやま観光コンベンション協会の職員の皆さんが全日応援に来て現場をサポートしてくれました。

撮影に携わってくださった方々、また、あたたかく撮影を見守ってくださった方々のおかげで、大きなトラブルもなく撮影を終えることが出来ました。撮影隊の皆さんからも、「すごくいい画が撮れた!岡山ロケは地元の皆さんの協力もあり撮影しやすかった」と高評価で、とても嬉しかったです。

演出(監督)の猪股さんと山田さんの他、山下智久さんをはじめとする岡山ロケに参加したキャストの皆さんからのコメントなども紹介したロケ地岡山特集ページを岡山観光WEBで公開していますので、撮影時の臨場感をより感じていただけると思います。

本作品には、小林虎之介さんや堀家一希さん、樋之津琳太郎さんなど、岡山県出身俳優も多数出演し、ドラマを盛り上げています。他にも、映画『八つ墓村』に出演した奥智哉さんや、ドラマ『おとなりコンプレックス』の主演・荒木飛羽さん、映画『名も無き世界のエンドロール』でヒロインを演じた山田杏奈さんなど、岡山県内撮影作品で所縁のある若手俳優も出演していますので、ご注目ください。

物語自体も面白い作品なので、岡山のロケーションで再現された魅力あふれる箱根駅伝のシーンを楽しみにお待ちいただきつつ、ドラマを楽しんでください♪

【各特集ページURL】

【Profile】

岡山県フィルムコミッション協議会
妹尾真由子

矢掛町出身。2013年に矢掛町入庁。産業観光課での勤務時代には、ご当地キャラ・やかっぴーとともに町の観光PRを担当。2016年より岡山県観光連盟に出向。2018年より岡山県フィルムコミッション協議会の専任スタッフに

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