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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《倉敷市/南條ノリ&下津井エリア》瀬戸内海の逸品、「鷲羽のり」が作られる現場を訪ねて。港のグルメと歴史、絶景を求めて下津井をぶらり。

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2021.09.11
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_84/お魚型の可愛いノリは味も絶品。港を歩いて、海の幸だけじゃない下津井の魅力を調査せよ!

評判のノリを求めて下津井へ。可愛いお魚型の「のり弁」に注目!

こんにちは。『まかせてちょ~査団スペシャル』の団長Mでございます。

突然ですが、こちらに並んでいるのは焼きノリを細かくカットしたお弁当などに使うデコレーション用のノリ。14種類のシルエット、それぞれ何だか分かりますか?

カニ、タコ、ヒラメ…おや、一番下には怖そうなサメの姿も。ということは、星の形だと思っていたのは、もしかしてヒトデかな~?

そうです、こちらはすべて海の生き物の仲間たち。

それにしても尾ひれや背びれ、足などのパーツが細かい! 特徴をしっかり捉えていながら、どれも丸みのあるフォルムで可愛らしさ満点です。お弁当の上に乗せるだけで、簡単に楽しい「デコ弁」が作れちゃいますね。

こちらのカットノリを作ったのは、倉敷市下津井でノリの養殖業を営んでいる『南條ノリ』さん。2021年に発売されたばかりという話題の新商品なのです。

1974年(昭和49年)に創業した『南條ノリ』は、岡山を代表する港町・下津井漁港で3代にわたってノリづくりに打ち込んできました。自社ブランドの「鷲羽のり」は、確かな味と品質で評価されています。

最高品質のノリにこだわりながら、なぜこんな可愛い商品を作ったのか? 

生産拠点の下津井にいけば、きっとその理由が分かるはず。ついでにおいしいノリが本場で買えるかも…? とのことで、下津井の本社を訪ねてみることに。さっそくいってきます!

豊かな海産物に恵まれ、現在も漁業が盛んな下津井エリア。ノリの養殖も古くから受け継がれ、タコやタイ、サワラ、マナガツオなどの魚とともに、「下津井ブランド」の海の幸として人気があります。

写真は漁港の風景。雄大な瀬戸大橋とのコラボレーションは、いつ来ても写真に収めたくなりますね。

迎えてくださったのは『南條ノリ』の3代目として活躍する南條豊さんと、共に商品開発を行う妹の洋子さん。事務所にはオリジナルブランド「鷲羽のり」の人気商品が一同にそろっています。

定番商品の「焼きのり」や「塩のり」は地元ファンが多く、化学調味料無添加の「子ども向け味付けのり」は、小さいお子さんを持つ世代や健康志向の方にも人気があるそうですよ。

ノリの養殖は、海水の温度が低くなる秋から冬にかけて行われます。網を張ってノリの元となる苗を育て、網洗いや干出、冷凍保存といった工程を重ね、ノリをじっくりと大切に育てるのだそうです。

「水温と水質、タイミングを見極めて管理することが大事です。経験と勘が頼りで、去年のデータが必ずしも通用しないのが難しいですね」(豊さん)。

ノリはとてもデリケートな生物で、シーズン中はノリと海の状況が最優先。寝る間も惜しんで作業に出かける日々を送るのだそうです。収穫後は工場で加工を行い、春から夏のオフシーズンは商品の販促や開発にあてるのだとか。

夜明け前の海は真っ暗で、当たり前だけど冬は凍えるほどの寒さ。シーズン中は気が抜けず、メリハリはあるけど年中忙しい…。

ノリの漁師って大変なお仕事。でもそのおかげで、私たちはおいしいノリが食べられるのですね。

ひと味違う旨さの「鷲羽のり」。逸品が育つストーリーを感じつつ、漁港エリアへ。

『南條ノリ』では、下津井産の一番摘みノリから色、ツヤ、香りが特に優れたものを選りすぐっています。何と農林水産大臣賞を3度も受賞しているのだとか。すごい!

「厚みがあり、食べた時は柔らかく口どけがよいのが特徴です。風味と食べ応えを気に入ってくださるリピーターのお客様も多いですよ」(洋子さん)。

養殖から製造、販売までを手掛け、手間暇かけた「本物のおいしさ」を丁寧に伝えていくのが『南條ノリ』のモットー。ところで、お魚型のカットノリを作ったのはなぜですか?

「子育て世代のお弁当作りに役立つ商品を作ろう、と考えたのがきっかけです。瀬戸内海に生息する14種類の魚介類をモチーフにしています」。

そのまま使うだけでお弁当や食事が華やかになり、家事の時短ワザにもなる便利なアイテム!

14種類が3枚ずつ、計42枚と容量もたっぷりで、なんと100分の1の確率でシークレットキャラが入っているそうですよ!

「ノリの魅力とともに、下津井ブランドとして地域もPRできればうれしいですね。地元でも『南條ノリ』を扱っているお店がありますし、よければ下津井の街も楽しんでいってください」(洋子さん)。

おいしいノリが育つまでのこだわりとストーリーを聞いていたら、下津井の街自体にも興味がわいてきました。

この日の天気は快晴、絶好のお散歩日より。せっかくなので、港町周辺をちょっと散策してみることに。

到着した下津井漁港周辺は、漁師町ならではの懐かしい空気に満ちています。

洋子さんが教えてくれた『吉又商店』。

『南條ノリ』の商品をはじめ、下津井産わかめや海産物の加工品などを扱っているお店です。

軒先では乾燥機にぶらさがった干物がカラカラと回っていて、漁村の風情が感じられますね。

お店の奥には、江戸時代の蔵を改装したカフェ『下津井『蔵』珈琲 kula-n(クラン)』も。

店内では、梁からぶら下がったハンモックに座っておいしいコーヒーやスイーツを楽しめます。隠れ家のような居心地のよさに、ちょっとここでコーヒーブレイク。

いきなり休憩モードでコーヒーをシバく団長Mですが、本当の目的は、『南條ノリ』の焼きノリを使っているという「白玉たい焼き」。

ふんわりしたたい焼きと白玉の素朴な甘みに、焼きノリのパリッとした香ばしさと磯の風味。交互に広がる味と食感にハマる一品です。

『kula-n(クラン)』で大人気のカラフルなボトルジュースは、写真映えするビジュアルでとってもオシャレ! レモネードや苺のベリーミルクなど種類も豊富です。

透明感のある美しいグラデーションカラーは、絶対に写真を撮りたくなるはず!

海辺の風景にぴったりのドリンクを手に入れて、のんびり下津井散歩へ出かけたいと思います。

ドリンク片手にぶらりとお散歩。江戸~昭和の建物が残る通りを探検。

ここからは下津井エリアの歴史と魅力をPRしている『下津井シービレッジ』の矢吹さんと牧さんに、昔ながらの街並みと、漁港周辺の見どころを案内していただきました。

まずは約2km続く旧道沿いをぶらり。周辺には、江戸時代の商家や蔵などの歴史ある建物が建ち並んでいました。

立派な構えの『むかし下津井回船問屋』は、下津井観光には外せないスポット。廻船問屋の建物を復元し、当時の生活用品や道具を資料として展示しています。

「下津井は江戸時代から寄港地として栄え、交通や貿易の拠点として多くの北前船でにぎわっていました。江戸から昭和にかけての建物が多く残っているので、当時の面影を感じることができますよ」(矢吹さん)。

通りに並んだ古い建物には、格子戸やなまこ壁、瓦屋根など、伝統建築ならではの特徴がそこかしこに見られました。

彫刻が施されているのは、庇(ひさし)を支える「持ち送り絵板」。建物それぞれに模様が異なる凝った造りです。貴重な歴史的建造物が大切に保存されているのですね。

「お疲れさん!」とご近所の方が優しく声をかけてくださいます。

丸い形の郵便ポストや昔ながらの看板、個人商店など、レトロな見どころがたくさん。古きよき街並みの中に、人々の暮らしが溶け合っているのが魅力的ですね。

情緒あふれる絶景スポットがたくさん! 港町・下津井の魅力を再確認。

「下津井には絶景スポットがたくさんありますよ」。

そう言って、漁港の西側にある『祇園神社』に連れていってくれた矢吹さんと牧さん。『祇園神社』は航海の安全を祈願して造られ、下津井を見守る「祇園さま」として地域の人に親しまれています。

息を切らしながら急な石段を上り、登りきったところで驚くような絶景が広がっていました!

丘の上にある神社の境内からは、瀬戸大橋を一望できます。お参りと合わせて絶景を拝みたいですね。

「海と山の距離が近く、眺めのよい場所があちこちにありますよ。建物や神社以外にも、『まだかな橋跡』や共同井戸、火の見やぐらなど、にぎわっていた港町の名残を見ることができます」(矢吹さん)

人情とロマンあふれる寄港地の情景に思いを馳せつつ、さらなる絶景をもとめて次の場所へ。

矢吹さんおすすめのフォトスポット、『吹上漁港』。背景に瀬戸大橋が見える、下津井らしい眺めです。

迷路のような通りを歩いていると、こんな風景に出合いました。昔ながらの建築と近代的な橋のコントラストが面白い!

下津井は映画やドラマの舞台としても使われています。最後は、映画『罪の声』のロケ地になった橋の下の公園へ。

今回の最終目的地、『田土浦公園』に到着! ちょうど瀬戸大橋のたもとにあるため、橋を下から見上げるダイナミックなロケーションです。

最後に、『kula-n』で買ったボトルジュースを「映え」アイテムにした記念写真を撮影。歩き回って色が混ざってしまいましたが、透明感のあるドリンクが、太陽の光に美しく照らされて、いい感じの写真が撮れました!

今回は下津井のおいしいノリから港町の散策まで、盛りだくさんの内容で下津井の魅力をお届けしました。

漁港周辺は30分~1時間ほどで散策できるほどよい距離で、風景を見ながらのんびりと散策を楽しむにはピッタリです。このほかにも、海の幸を味わえる食事処や下津井駅跡、漁港の朝市などの魅力的なスポットがありますよ。

穏やかな海と飾らない風景に癒され、非日常の旅気分も味わえる下津井エリア。グルメと歴史、絶景でその魅力を感じてみてくださいね。

Information

Information
南條ノリ
住所
倉敷市下津井4-1-4 [MAP]
電話番号
086-479-9125 (問合せは平日13:00~16:00)
※販売・取り扱い店舗は問合せを
HP
http://nanjonori.jp/
下津井 sea village project(シービレッジプロジェクト)
住所
倉敷市下津井1-9-8 [MAP]
電話番号
086-451-8651
HP
https://shimotsui-sv.com/
下津井『蔵』珈琲 kula-n
住所
倉敷市下津井1-9-12 [MAP]
電話番号
090-3636-6868
営業時間
12:00~21:00 ※土・日曜、祝日は11:00~21:00
休み
不定 ※営業日はInstagramで確認を
席数
18席
駐車場
10台
Instagram
@kulan.shimotsui

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