First maps|ファーストマップFirst maps|ファーストマップ First maps|ファーストマップ
  1. Home
  2. ライフ
  3. 《総社市/総社CROSS POINT》鉄道マニアの新たな聖地が誕生。2020年7月、…

編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《総社市/総社CROSS POINT》鉄道マニアの新たな聖地が誕生。2020年7月、総社の街に鉄道ギャラリーがオープン!

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2020.11.14
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_65/貴重な国鉄グッズ3000点以上&鉄道ジオラマを展示。鉄道の歴史をつなぎ、街を盛り上げる仕掛け人を調査せよ。

鉄道好きの間で話題沸騰の、『総社CROSS POINT』を訪問。

今回訪れたのは、『JR総社駅』の前に建つ商業ビル。駅の東口から歩いて1分、走ればきっと30秒くらいで着いちゃうほど抜群の立地ですが、この2階に鉄道ファン必見のスポット『総社CROSS POINT(クロスポイント)』が誕生しました。

なんでも国鉄に関する貴重な写真やアイテムを展示したギャラリーのほか、鉄道模型を走らせることができるジオラマもあるとか。2020年7月にオープンして以来、県内外の鉄道好きの間で話題となり、徐々に客足が伸びているそうです。

鉄道ファンとひと口にいっても、列車に乗って楽しむ「乗り鉄」や模型を楽しむ「模型鉄」、鉄道関連の写真を撮る「撮り鉄」などさまざまなタイプがあり、好みや楽しみ方のポイントも細かく分類されています。

しかしながら、今では滅多にお目にかかれない国鉄関連の資料がそろう上にジオラマでも遊べるとなれば、多くの鉄道ファンにとって外せないスポットになるはず。駅前という場所も「乗り鉄」のツボを押さえていますね。

ちなみに私こと『まかせてちょ~査団』の団長Mは、以前の記事で鉄道ジオラマを取材してから、少しずつですが鉄道への興味がわいてきましたよ。

まさかの鉄道スポット2か所目となる今回、新たな趣味への扉が開きそうな予感。まだ足を運んでいない方のために、私がちらっとご紹介をさせていただきます。早速中へGO、GO! 

ビルの入口からしてノスタルジックな雰囲気でいっぱい。壁には昔の鉄道写真や看板が飾られています。

階段の端に設置されているのは線路…ではなく、階段用の昇降機。足の不自由な人の移動をサポートするための福祉用具ですが、レールのような構造が鉄道ギャラリーの世界観とマッチしています。

ガラス張りの室内の一角には、ショーケースに収められた鉄道グッズがズラりと並んでいました。立体的にディスプレイされた鉄道模型や鉄道の看板、制服なども所狭しと飾られています。

視界360度に昭和感満載の国鉄グッズが広がる光景は、ファンにとってたまらないはず…!

ギャラリーの奥には大きな鉄道ジオラマがスタンバイ。窓の外には駅前の街並みが広がり、模型の風景とリアルな街の風景がリンクするのも魅力的です。自然光が入って明るいので、写真や動画の撮影がしやすいですね。

国鉄グッズ&資料が3000点以上。貴重なお宝に魅せられる。

しかしこれだけの鉄道コレクション、一体どのようにして集められたのでしょうか。

もしやオーナーがかなりの鉄道マニアなのでは? コアな鉄道話についていけるか不安な団長Mですが、『総社CROSS POINT』が一体どんなきっかけでつくられたのか気になるところ。代表の方に、おそるおそる聞いてみたいと思います。

こんにちは、今日はよろしくお願いします。

「いらっしゃいませ。今日は鉄道の世界を楽しんでください!」

さすが代表、制帽姿が似合っていてキュート。意外とお若いんですねえ…

なんて白々しく紹介しちゃいましたが、こちらは『総社CROSS POINT』のスタッフさん。普段から制帽で接客しているわけではなく、私のリクエストで写真撮影用のアイテムを被っていただきました。

お仕事中のところ前振りに使っちゃってスミマセン! 何度も言いますが、制帽とってもお似合いですよ。

「私ですよ私! 今日はようこそ」

そう、こちらのダンディな男性が代表を務める安達勝利さん。安達さんは総社市内でアンティークショップ『SHELTER(シェルター)』を運営するほか、地域の活性化に向けたプロジェクトも行うスゴイ方なんです。手にしているのは『総社CROSS POINT』のオリジナルステッカーだそうですよ。

「私は『合同会社 縁社屋』を立ち上げ、空き家などの遊休不動産を再生活用する取り組みを行っています。『総社CROSS POINT』はそのプロジェクトの一環ですが、人とモノの素晴らしいご縁があったおかげで、こうした鉄道ギャラリーをつくることができました」(安達さん)

安達さんの営む『SHELTER』では、ありとあらゆるアンティーク品や古物を取り扱い、鉄道関連のグッズも自然と集まっていました。とあるお客さんから、旧国鉄グッズのコレクターとして有名な藤山侃司さんの娘さんを紹介されたのが約2年前のこと。それがギャラリー開設の大きなきっかけになったそうです。

「藤山さんの集めたコレクションは3000点ほどあり、国鉄の記録としても素晴らしい資料がそろっていました。その一部をお店で展示し始めてからは、別のお客さんから『うちにも鉄道グッズがあるよ』と声がかかるようになって」と安達さん。

いっそのことギャラリーを設けてファンに見てもらおうと考えた安達さんは、一緒に取り組む仲間3名とともに、クラウドファンディングを利用して開設準備を進めました。クラウドファンディングは目標金額に達成し、何と準備開始から約3カ月という早さでオープン。さすがの行動力ですね! 鉄道ファンからの期待も大きかったのではないでしょうか。

「ええ、何度も来てくださるリピーターもいてうれしい限りです。ギャラリーには記念切手や当時の非売品のノベルティグッズ、切符を切るための『改札ばさみ』といったアイテムもあるんですよ。熱烈な国鉄ファンならではのレアなアイテムですね」(安達さん)

こちらは未使用の記念切符。同じものが複数ある場合は値段を付けて販売しているそうです。国鉄時代のデザインは今見るととっても新鮮。看板の文字もレトロで味わい深いですね。

安達さんは、「岡山県は国鉄の車両が現在も残っている地域なので、国鉄時代からの鉄道ファンにとっては見どころの多い土地です。国鉄の歴史を後世に伝えていきたいという想いもあります」と話します。

ホンモノの駅舎の目の前で、N&HOゲージの模型を思いっきり走らせよう!

鉄道博物館としての機能を持つ『総社CROSS POINT』ですが、鉄道ジオラマでも一目置かれているポイントがありました。それは「HOゲージ」の車両を走らせられること。

…といっても鉄道模型を知らない人には何のことだかさっぱり分からないですよね。「HOゲージ」とは鉄道模型の規格の呼称で、日本で普及している「Nゲージ」と比べてサイズが大きく、細部までより精巧につくられているのが特徴です。

藤山さんがHOゲージをコレクションしていたことで、Nゲージ7レーン&HOゲージ1レーンの鉄道ジオラマが実現しました。

すれ違う瞬間もなかなかの迫力! 走行はもちろん、鑑賞する楽しさも十分に味わえます。じっくり鉄道模型に浸りたい方は予約制の貸し切り利用もおすすめです。

「この山の模型は、模型ワークショップに参加したお客さんの作品なんですよ」(安達さん)

地面の質感や樹々の感じがとってもリアル。プロとの違いはあれど、かなりのクオリティですね。

「鉄道模型に関するワークショップも行っています。ひとりでもお子さん連れでも気軽に参加できますよ」(安達さん)

本物の駅舎や鉄道を目の前にした贅沢なロケーションで、模型を「走らせる、鑑賞する、作る」楽しさがすべて味わえるという中身の濃さ。あっという間に時間が経っちゃいそうですね。

鉄道の歴史をつなげるギャラリーが、街づくりの新たな起爆剤に!?

国鉄コレクターの藤山侃司さんは、地元岡山の方だけあって岡山の鉄道写真やグッズを多く残されています。片上鉄道や西大寺線など、今は廃線になった鉄道資料はかなり貴重なもの。

安達さんが特にスゴイと思うコレクションはどれですか?

「やっぱり片上鉄道の関連アイテムですかねえ。運転士の腕章や沿線案内図なども展示しています。あとは鉄道専門誌『鉄道ファン』の創刊から3号分はかなり貴重なので展示品にしています。それ以外のバックナンバーもそろえていますよ」

本棚を埋める「鉄道ファン」のバックナンバーがこちら。コレクター歴の長さと鉄道への飽くなき情熱を感じますね。断捨離やミニマルとは正反対のスタイルですが、古いものを大事にする精神や、好きなモノへの偏愛は決して無駄なものではありません。

「マニアな趣味と思われがちですが、鉄道ファンの人口って結構多いんですよ」と安達さん。

最後に、特別な場所を案内していただきました。

ビルの屋上から見下ろす『JR総社駅』の風景。普段は開放していない場所ですが、安達さんはここからの眺めがお気に入りだそうです。

「総社市は吉備路の国分寺や井山宝福寺、鬼ノ城などの歴史的な名所が多く、最近はパン屋さんを中心にグルメや人気のお店が増えて盛り上がっています。その一方で、駅前の人出は昔と比べて少し寂しい印象。全国のファンが通ってくれるような特徴のある場をつくることで、駅前に人を呼んで活気を取り戻したいんです」

『総社CROSS POINT』の名前には、線路が交わる交差点と、人の交流が生まれる場という2つの意味が込められています。地元愛からスタートしたこのギャラリーを起爆剤に、駅前を元気にする新たなプロジェクトを進行中の安達さん。「周辺に飲食店やコミュニティスペースをつくる予定です。オープン間もない『総社CROSS POINT』も、まだまだ充実させていくつもりですよ」

電車でお出かけして、ぶらりと総社で途中下車。ギャラリー鑑賞と合わせて街めぐりを楽しむのもいいですね。鉄道ファンならずとも気軽に立ち寄れるスポット、今後にも注目です!

Information

Information
総社CROSS POINT(合同会社 縁社屋)
住所
総社市駅前1-2-1 2階 [MAP]
電話番号
090-6419-1402
営業時間
11:00~19:00
休み
火~木曜
料金
入場無料 ※ジオラマレンタルは平日400円(1時間)、土・日曜、祝日800円(1時間)
駐車場
なし
HP
https://www.facebook.com/ennjaya

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>
※掲載の情報は、掲載開始(取材・原稿作成)時点のものです。状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、利用前には必ずご確認ください
※お出かけの際は、ソーシャルディスタンスの確保や、熱中症に注意をしてのマスクの着用、手洗いや消毒など、新型コロナウイルス感染予防の対策への協力をお願いします

関連記事

SNS