街中にいながら紅葉を楽しみたい。そんなときにおすすめなのが、岡山大学津島キャンパス内にある、世界的に有名な建築ユニット「SANAA（サナア）」が設計した「Jテラスカフェ」。こちらでは、アートな空間の中で秋を感じながら、カフェタイムを過ごせるのです。

赤や黄色に色付いた葉っぱの色のコントラストが建物を美しくみせてくれます。このノスタルジックな雰囲気が私は好きです。全面ガラス張りなので、陽の光や季節の移ろいを感じられるのもこのカフェの魅力だと思います。

店内から黄金色のイチョウ並木を眺めていると、昔よく聴いていた、小沢健二の『いちょう並木のセレナーデ』を聴きたくなります。

お重で出てくる、週替わりの「野菜たっぷりランチBENTO」は1080円。岡大農場で作られた野菜を使い、栄養バランスがよく身体もよろこぶはず。ランチタイムは11:30～14:00。

季節のタルト（430円～）と、Jブレンドコーヒー（430円～）。ガトーショコラやタルトなど、スウィーツもとてもおいしいのです。秋は栗をまるごと使ったタルトがおすすめ。しっとりとした生地の中にごろりと入った栗を口のすると、ほっこりとした気分になります。イッタラのカップや陶作家の金井ゆみさんの皿でいただけるのもうれしいです。

優美な曲線で構成されたガラス張りの空間の中にいると、内と外の境目が消えていくような不思議な感覚になります。不規則に配置された細い柱や照明も美しく、細部に至るまでの「SANAA」のこだわりが感じられます。

秋の午後、デザイン建築の非日常的な空間で過ごしていると、感性を刺激され、何か新しいアイデアが思い浮かぶかもしれませんよ。

有名建築ユニットが手掛けるアート空間。

世界的に有名な建築ユニット「SANAA」が設計したカフェ。「SANAA」とは、『金沢21世紀美術館』や『海の駅なおしま』などの建築物を手掛け、ベネチア国際建築展金獅子賞や米プリツカー賞など様々な賞を受賞している建築家ユニットだ。ガラスとコンクリートが織りなす、周りの風景に溶け込むような美しいフォルムが印象的。運営するのは、岡山市内にある人気カフェ『CAFE Z』とあり、料理やスウィーツの味はお墨付きだ。

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