岡山市内の郊外で「ゆっくりお茶やランチがしたいなあ、さあどこに行く？」となったとき、まず名前があがるエリアが問屋町ではないでしょうか。問屋町にはカフェをはじめとする飲食店やアパレルショップなどが通りに並んでいます。なかでも卸センターの一角にある『maimai』は岡山のカフェの草分け的存在。知っている人も多い店だとは思いますが、今回あらためて原点に戻るという気持ちでこちらの店を紹介させてください。

天井が高く、広々とした店内は、アンティークのイスやテーブルを配した温かみのある雰囲気。雑多な感じでアットホーム過ぎない空間はとても落ち着きます。

「サンドランチ」はドリンクとサラダ付きで950円～。写真のBLTCサンドは、自家製のパンに厚切りベーコン、レタス、トマト、チーズが挟まった『maimai』定番のサンドイッチです。ほか、エビとアボカドサンドやボローニャサンド、パストラミビーフとカマンベールチーズのバゲットサンド（数量限定）など全7種類のサンドメニューがそろいます。

「プリン」200円。見た目は普通のプリンですが、生地の硬さと玉子の濃い感じとキャラメルの甘さが絶妙で、ずっと前から好きなひと品です。プリンって好みはあると思うのですが、硬めのプリンが好きな方にはぜひおすすめしたいです。

ちょっと疲れたなとか、最近野菜食べてないなとか、そう思ったときには、「みどりのジュース」550円をオーダーします。小松菜とパイン、大葉がミックスされ、苦みはなく青葉の香りとパインの酸味で、飲みやすくておいしいです。元気が出そうな一杯ですよ。暑い夏でバテそうになったら飲んでみてください。

ここに来ていっぱいしゃべって食べて笑ったり、ひとりで本を読んだり、仕事を持ち込んだり、打ち合わせに使ったり、使い方は様々ですが、どんなシチュエーションでも自分の生活に溶け込むお気に入りのカフェです。これからもそんな場所であり続けてほしいです。

そして今回で「カフェライターnanの岡山カフェ日和」は最終回となります。2015年8月からスタートし、今まで記事を読んでくださった読者のみなさま、取材撮影でお世話になったカフェの方々、編集・ウェブ制作担当をしていただいた「日刊Webタウン情報おかやま」のスタッフ様、約2年間にわたり、私のカフェ日和にお付き合いいただきありがとうございました。これからも岡山の街にステキなカフェがあり続け、それを愛する人が増えていったらよいなぁと思います。みなさんもお気に入りの店を見つけて、ステキなカフェ時間をお過ごしください。それではまたどこかでお会いしましょう。

問屋町のランドマーク的存在のカフェ。

岡山市問屋町にある人気カフェ。2004年のオープン当初から、若者から子ども連れのお母さん、近所のおじいちゃんやおばあちゃんまで、幅広い世代に愛されている。広い店内にはレトロでどこか味のあるソファやイスなどがゆったりとした配置されている。朝から昼にかけて焼き立ての手作りパンが並び、このパンを使ったサンドのほか、カレーやドリアなどのランチがそろう。ショーケースには手作りケーキも並び、種類豊富なドリンクとともに、ゆっくりとカフェタイムを楽しむことができる。

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