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岡山芸術創造劇場 ハレノワ ~カウントダウン♪ 千日前から

深~い! 新劇場「岡山芸術創造劇場」と千日前の誕生物語vol.15【PR】

変わる 街をウォッチング。岡山芸術創造劇場 ハレノワ ~カウントダウン♪ 千日前から

  • 情報掲載日:2023.02.10
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

新劇場「ハレノワ」グランドオープンまで200日あまり。カウントダウン企画も続々登場♪
みんなで踊って岡山の街を元気にしよう!目玉は大迫力の「100人ダンス」!

2023年を迎えました。今秋の9月1日には、『岡山芸術創造劇場 ハレノワ』がグランドオープンします。すでに建物は完成し、機材の運び込みや劇場事務所の引越しなどをしました。新劇場を拠点にしたプロジェクトが動き出しています。

▲2022年9月4日(日)に開館の1年前を記念して、市内8カ所でダンスを披露した。「劇場へ行こう!」のフィナーレ。表町商店街の南時計台(8番目の会場)で、「吹奏楽団 晴吹」の演奏とともにハレノワダンサーズが『ハレノワタワー』の除幕式を盛り上げた。岡山市の大森市長や来賓の方々、商店街の店主や居合わせた人々も配られたオリジナルうちわを振り、手拍子するなどともに楽しんだ

『ハレノワ』のすぐそばには、表町商店街南端のシンボル・南時計台が立ち、「劇場へ行こう!」で設置された『ハレノワタワー』が。その電光掲示板には数字が刻まれています。そう、『ハレノワ』開館日までのカウントダウンです。

▲岡山駅前から出発したハレノワダンサーズ。『ハレノワ』の太陽をイメージした、シンボルマークのカラーのTシャツが鮮やか。演出・振付担当の北村さん(左から2番目)は「生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンス」がモットー。国内外でソロダンス作品を上演し、表町商店街が舞台のストリートミュージカル(2020年)の振付など、全国各地で市民参加型のダンス作品も手掛ける

「オー!それ見よ!! おかやまのハレノワにつどえよ」。

2022年9月4日朝、抜けるような青空のもと、JR岡山駅東口の駅前広場に、元気に歌い踊りながらさっそうと現れたのは「ハレノワダンサーズ」!

メンバーは、開館1年前カウントダウン企画「劇場へ行こう!」で公募された15~75歳の市民23名と、演出・振付担当のしげやんこと北村成美(きたむら しげみ)さんです。

この日のために7月から2カ月間、「晴れの国岡山」にぴったりのイタリア民謡「オー・ソレ・ミオ」(ナポリ語で「私の太陽」)の曲にのせて、みんなで岡山らしい歌詞と振付をつくるワークショップを重ねてきました。

そして迎えた本番。JR岡山駅前から『イオンモール岡山』、『ハレまち通り』沿いでのパフォーマンスを経て『表町商店街』、『ハレノワタワー』まで、ダンスパレード。

弾むように踊るひとりひとりの笑顔が輝いていました。

▲3番目の会場『両備ホールディングス錦町オフィス駐車場』は、ハレノワダンサーズが岡山発祥のうらじゃ踊りや曲芸的要素も取り入れてダンス。このほか、『イオンモール岡山』では、プロバスケットボールチーム「トライフープ岡山」のチアチーム「フープスターズ」とコラボダンス。『クレド岡山』の広場では親子で楽しめる遊園地をイメージしたダンスを披露

約10回に及ぶワークショップと練習を経て、街なかを移動しながら8カ所でパフォーマンスをする…。

この異次元の挑戦に、ダンス経験の有無にかかわらず不安を感じたメンバーも。

『ハレノワ』のプレ事業を担当する職員は、安全面はもちろん、メンバーの気持ちを聞き出してケアすることにも心を配ったとか。

事業グループの宮嶋泰明さんは、こう振り返ります。

「しげやんは、自分らしく踊ることの素晴らしさを共有させてくれる人。タイトなスケジュールでしたが、『誰も取り残さない』と言い続けて、ひとりひとりに厳しくも温かく向き合っていました。結果的にメンバーがひとりも欠けずに本番に臨むことができました」。

そして、最年少15歳にして車イスでダンスに参加したのは、髙山楓さん。

「本番直前、ダンスの練習中に足をねん挫。さらに学校でもう一度ねん挫して、泣いてしまいました。でも、しげやんから『松葉づえでも車イスでも出られる』と言われ、上半身だけでいつものパフォーマンスをしようと思いました。自分が出したエネルギーをみんながさらに大きいエネルギーで返してくれた。その相乗効果が楽しくてがんばることができました」。

▲『表町商店街』に入り、5番目の会場『岡山天満屋』前のアリスの広場へ。待合せと劇場誕生のソワソワ感を融合させた寸劇の後、パラ陸上競技の生馬知季選手が見せたパフォーマンスに歓声が!「オー・ソレ・ミオ」の曲は片山蘭子さんが会場ごとにアレンジし、ここではキーボードで生演奏。7番目の会場『ありがとうファーム』前で「ザ・グリーンハーツ」がロックに歌い上げた

その場にいる人たちがみるみるイキイキとしてくる様を見ると、ダンスはいつでもどこでも誰とでも、瞬時にコミュニケーションがとれるツールなのだとつくづく感じます。

▲昨年11月の「100人ダンス」プロジェクトのワークショップのひとつ「歩いてつくる born dance ワークショップ」では、街歩きをして見たことや感じたことを身体で表現。表町商店街を通り、目的地の1つである、完成間近の『ハレノワ』のエントランス! 大きな屋根が高~い!

来たる9月初旬には、そんな最強ツールを100人規模で引っさげて、『ハレノワ』開館を祝うダンスイベント「100人ダンス」が開かれます。

その振付・演出を手掛けるのは、北村成美さんと北尾亘(きたおわたる)さん。北尾さんは2022年に、その基礎となるダンスワークショップを4回開催しています。

各人のエピソードや表町商店街周辺を歩いて感じたことなどを身体で表現したり、岡山にまつわるキーワードを集めて動きのヒントにしたり…。

「身体を大切にする」という視点から、家でもできる簡単なストレッチを合間に取り入れつつ、みんなでダンスを愉しみました。

▲昨年の「100人ダンス」プロジェクトのワークショップ4回目は、これまでつくってきたダンスをみんなで踊る日。桃太郎、温羅(鬼)、岡山城など、岡山のイメージをダンスにしてチームごとに発表。後半は北尾さん考案の、歯磨きや手洗いなどの動きを入れた「洗面台盆踊り」も組み合わせて輪になって踊り、まさに新感覚盆踊り!

この「100人ダンス」ワークショップの参加者は合計約40人。対象を小学生以上に広げたので、そのうち約10人が小学生だったとか。

「小学生の自由な発想には刺激を受けました(笑)」。

そう言って目を細めるのは、参加者のひとりで、ひときわ声を出してムードメーカーになっていた市場尚文さん。ハレノワダンサーズ最年長メンバーとしても活躍し、その時と同じ黄色いシャツ&マスク姿で参加していました。

もともとは、ダンスが未経験でも参加できるというので応募したそうです。「一緒に踊ることで多くの人と一体になれて、すぐに仲間になれる。ストレッチで体をほぐせるのもいいですね」と市場さんはますます意欲的です。

▲2021年、北尾さんが率いるダンスカンパニー「Baobab」が『ハレノワ』のプレ事業初の公演として、岡山で公演。カンパニー始動の原点となった異色作『アンバランス』を、10年以上を経てAIが人間を支配するSF作品として作りなおし(Re:born project vol.2 アンバランス)、話題となった

そして、振付の北尾さんからはこんな嬉しいお言葉が。

「何年も踊り継がれる盆踊りのような普遍性を、これまでに見たことのないような新しさを兼ね備えた「born dance」に出来たら良いなと思っています。これまで22都道府県で仕事をしてきて、だいたいは控えめな人やシャイな人をほぐすことから始めるんですが、岡山は最初からトップギアの人が多い! 移住者にも懐が深い地だと感じるし、晴れの日が多くて食べ物もおいしい。今度移住するなら岡山がいいですね(笑)」。

photo by ふじまつたえこ

▲ダンサー、振付家、俳優でもある北尾亘さん。2009年にダンスカンパニー「Baobab」を旗揚げ。全国各地でワークショップ講師やアウトリーチ活動、市民参加型作品の制作を展開。多摩美術大学などの非常勤講師も務める

本番の100人で踊る「born dance」は、今回のワークョップで北尾さんが得たインスピレーションと、参加者に岡山について聞いたアンケートをもとに振付や歌が作られ、考案されるのだとか。晴れて『ハレノワ』が誕生するお祝いに、地元・表町商店街を巻き込んだパワーあふれる祭典になることを願ってやみません。

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