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独断の3選!

《岡山で食べたい味噌・ミソ・みそラーメン》ファン感涙のみそブームが到来?! 岡山県民のハートわしづかみの絶品みそラーメン!【PR】

大盛りアニキ&バリカタ姐さんの岡山ラーメンエクスプローラーズ

  • 情報掲載日:2019.12.05
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

「岡山ラーメン★エクスプローラーズ」が大復活。

ラーメンが大好きな大盛りアニキとバリカタ姐さんがコンビを結成。毎月気になるテーマを掲げ、無理やり独断で3選します! そして再び岡山のラーメン界に参戦!←ダジャレ

アニキがチョイスし、姐さんがお店に突撃取材! 選びますとも、行きますとも、聴きますとも!

店主やスタッフが普段は話さないようなことをインタビューで引き出して、岡山のラーメンのさらなる魅力に迫ります!

《連載第3回》今回のテーマは「岡山で食べたい味噌・ミソ・みそラーメン」

皆さんお元気ですか。大盛りアニキです。

誤解を恐れず言うと「岡山はみそラーメンが根付きにくい土地柄」だと、勝手に思ってました。

古い東京オリンピック時代から昭和40年代にかけて「札幌(みそ)ラーメン」が全国的にブームだったそうで、岡山にもそのころ誕生? でも最近まで専門店などが少なくて。しょうゆ文化圏だから?

ラーメン店の1メニューとしては、多くの店にあるんですよ。しょうゆや、塩とかと並んで、バリエーションのひとつとして。でも長らく主役ではなかったように思います。永遠の3番手というか。

以前、札幌のガッカリ名所的な名前の人気チェーンが岡山進出して、程なく撤退されましたよね。

2017年に実施した『月刊タウン情報おかやま』の企画「岡山ラーメン総選挙」でも、ジャンル別投票だったのに「みそ部門」はなくて「その他」ってどうなん? みそファンに謝ってよ!

今は亡きラーメンの鬼・佐野実さんも、みそメニューに挑まんとするお弟子さんに対し「みそで勝負することの意味が分かってんのか?」とか凄んでたし。全国&業界&技術的にも難しいのか。

本来みそと日本人はDNA的に相性抜群。なのに岡山では何ゆえ、ラーメンでは脇役に甘んずるのかしら? ディープファンは確かに存在するのに。原因はちぢれ? クネクネ麺が嫌なんかい?

ところがここ数年で状況は激変しました。繁盛店出現の影響か、みそラーメンがおいしい老舗が脚光を浴び、みそに注力した新店が出てきて、いくつもの人気店が期間限定でみそに挑戦したり…。これまでマイノリティだった(はず)のみそラーメンファンの大逆襲! 否、大歓喜なわけですよ。

今回のセレクト&掲載には間に合いませんでしたが、さらなる注目店も出現しているようですね。ここからまだ「みその実力店」は増えるかも?!

以前から定番メニューにあるお店の話では「コンスタントに出ます。たまに食べる方が多い」と。なんだ、みんな好きだったんじゃんか?! みそ愛をカミングアウトしようぜ! クネクネ麺愛も!

そういやワタクシもご幼少のみぎり、実家で食べるインスタント麺といえば、あの銘柄の「みそラーメン」でした。

というわけで、今回は「MISO」でよろしく。バリカタ姐さん、行ってらっしゃい!

こんにちは! 現場担当バリカタ姐さんです。大盛りアニキ、実は私も大の「みそファン」なのです。特に寒い冬に食べるみそラーメン、心も体もあったまりますよね~!

さすが、札幌のご当地ラーメン。しょうゆや塩に比べて岡山のお店では見かける機会が少ない「みそ」ですが、あるところにはあるんです! 全ラーメン好きがうなる珠玉の名作が。

みそにこだわる3店のみそラーメン、さっそく食べてきます!

麺場 田所商店 岡山庭瀬店 岡山市北区

みそファンの新たな聖地!? 話題のみそラーメン専門店

2018年11月、みそファン待望の店が岡山市にオープンしました。国内外に約120店舗を展開するみそラーメン専門店「麺場 田所商店」の岡山庭瀬店。

場所は岡山市と倉敷市のちょうど中間、県道2号線沿いというアクセスのよさ。オープンから約1年が経ち、連日客足が途絶えない人気店となっています。

広くてキレイな店内。奥にはお子さん連れでもゆったりくつろげる座敷があります。活気がありつつも落ち着いて食事ができる空間です。

全部食べ比べしたい! 北海道、信州、九州の3種みそ

こちらのウリは何と言っても、みそラーメンのみで展開されるバリエーション豊かなメニューの数々。「北海道味噌」、「信州味噌」、「九州味噌」など全国各地のみその中から、各店の土地や食文化に合わせた3種類を厳選。異なる風味のみそラーメンが楽しめます。

岡山庭瀬店は、「北海道味噌(米みそ・濃口)」、「伊勢味噌(豆みそ・やや濃口)」、「九州味噌(麦みそ・甘口)」の3種。みその産地に合わせたトッピングをプラスし、メニューごとの特色を打ち出しています。

こちらは一番人気の「北海道味噌 味噌漬け炙りチャーシュー麺」1155円。香ばしい風味の肉厚チャーシューが3枚も乗ったボリューム満点の一杯です。

赤色系の「北海道味噌」は、特に濃口で力強い味が特徴。ガツンと濃厚なみその風味をしっかり味わいたい人にはおすすめです。

トッピングのフライドポテトは、「北海道味噌」ならではの一品。お店で揚げたホクホクのじゃかいもとスープの組み合わせは最高です。甘辛い肉みそを混ぜれば、味の変化も楽しめます。

ちなみに「伊勢味噌」はあおさのり、「九州味噌」はさつま揚げをトッピング。そのほか、「味噌チャーハン」や「味噌餃子」などサイドメニューもみそ尽くし。あれもこれも食べたくなってひとつに決められません。これはリピート必須ですね!

「各産地のみそラーメンを食べ比べるのが楽しいです。ぜひ自分好みのメニューを見つけてください」と語るのは、『岡山庭瀬店』の若林店長。『麺場 田所商店』は、みそ屋の息子さんが始めたラーメン店。ラーメンを通して味噌文化のすばらしさを伝えるのがテーマだそうです。

「みそは昔ながらの健康食であり、日本人にとってはなじみ深い味。みその魅力を再発見してもらえたらうれしいです」と店長。岡山のみそラーメンブームをけん引するかもしれない!? 注目のお店です。

中華そば こびき 岡山市北区

並んでも食べたい一杯。計算し尽された技巧派のラーメン

JR岡山駅前の路地裏、小さなビルの1階に店を構える『中華そば こびき』。隠れ家的な立地ながら、ラーメン通の間では名店との呼び声も高い人気店です。

昼時は行列になるほどの盛況ぶり。「並んでも食べたい」と評判を集めるその理由は、味のよさはもちろん、店主・古曳(こびき)さんの真摯なラーメンづくりにもあるようです。

カウンターのみのシンプルな店内。厨房も美しく清潔に整えられています。

「カウンターから厨房内が見えるので、空間も作り方もごまかしが効かなくて」と笑う店長。店の奥にはガラス張りの製麺室も。このお店では、麺もスープも具材もすべて店主の自家製。ひとりで回しているため、入口で食券を買って注文するスタイルです。

左手前には3つの雪平鍋があって、まるで和食店の厨房のよう。これで種類ごとのスープを温め、一度に4杯のラーメンを作るそうです。

スープは、魚介と鶏ガラ、干しシイタケなどを加えたダブルスープ。これに、かえしのしょうゆを加えた「煮干しラーメン」(650円~)と、4種類のみそをブレンドした「濃厚味噌ラーメン」(680円~)の2タイプの味を展開しています。

コク深いみそスープになじむ「レアチャーシュー」

こちらが「濃厚味噌ラーメン」の並盛り680円。

少し濃い色でツヤのあるスープには、香りと風味豊かなガーリックオイルをプラス。最初は濃厚なコクと辛みが際立つものの、味わうほどにすっきりした後口に変化します。北海道産小麦100%の自家製麺は、従来のちぢれ麺よりもストレート。もっちりとした食感でスープによく絡みます。

トッピングにも注目を。煮卵とコーン、もやし、そして鶏&豚のレアチャーシュー! これもお店で手作りされています。

真空状態のまま低温でじっくり加熱するフレンチの技法「真空低温調理法」を駆使したチャーシューは、まるで生ハムのようなしっとりした食感が魅力です。あっさりしたチャーシューが濃厚なみそに不思議と合いますね。個性豊かな逸品、しっかり堪能しました!

これは、どんな料理経験をお持ちなのだろうか?と思い、経歴を伺ってみると、

「若いころは役者を目指して、東京で演劇関係の仕事を続けていました」と意外な答え。開業にあたって10年ほど全国のラーメンを食べ歩き、研究に研究を重ねて、独学で今の味にたどりついたのだそうです。

ということは、この厨房はいわば店主の舞台。計算されつくした丁寧な仕事ぶり、その様式美を見守るのも楽しみのひとつです。丹精こめた完成度の高い一杯、ぜひご賞味あれ!

まる美らーめん 津山市

津山の人気店。美味さのカギは採算度外視の贅沢スープ!

津山市の中心部から少し北にある「まる美」は、2016年にオープンして3年半。津山エリアのラーメンファンに親しまれる名物店になりました。店主の谷口さんは、岡山市のラーメン店で店長を務めるなど飲食経験が豊富。手作りのラーメンの味はもちろん、店主の温かい人柄、地域密着のおもてなしも評判を呼んでいます。

こちらがお店。筆文字で大胆に名前が書かれた赤い軒が目印です。お邪魔したのは、昼営業が終わってひと段落したころ。休憩もそこそこに名物のみそラーメンを作ってくださいました。

手際よく麺を茹で、スープを作り始める谷口さん。高く腕を振り上げてスープを混ぜるのは、強い火力を維持しつつも焦げないようにするため。火加減やスープの状態を見極めながらベストなタイミングを計ります。

真剣にラーメンと向き合う表情はまさにプロフェッショナル。炎を上げながらダイナミックに具材を炒めると、香ばしい香りが店中に広がります。食欲をそそる香りと音がたまりません!

店主の飽くなき努力が生んだ、至福の一杯

こちらが「濃厚みそらーめん」850円。にごりのあるスープと北海道産のちぢれ麺、そこに大きなチャーシュー2枚、メンマにナルト、ネギなどをトッピング。本場札幌の味と作り方にこだわっています。

スープはコクがあるのにとてもまろやか。スイスイと最後の一滴まで飲み干してしまえる後口のよさがあります。

スープのベースは、豚骨や鶏ガラ、サンマ節、カツオ、イリコ、さらに豚ミンチや店主こだわりの隠し味など盛りだくさん。

「だしはとにかく贅沢に。でもここはコストをなかなか削れませんね」と笑う谷口さん。複雑なだしの味とみその風味が凝縮し、優しくまとまりのあるスープに仕上がっています。

チャーシューは2日寝かせて特製ダレで1日煮込む、3日仕込みの手間暇かけた逸品。噛むと肉の風味が広がるジューシーなおいしさです。

『まる美らーめん』は、しょうゆ、とんこつ、みそと、味のラインアップがとても豊富。これだけひとりで手作りするのは大変そうですが、「お客さんの幅広い好みに合わせたい」と、時間に余裕があれば味のリクエストにも対応。日々おいしさをアップデートできるよう努力を重ねています。

「どのラーメンも看板商品。でも本音はみそが一番!」と谷口さん。今日よりもおいしくをモットーにラーメンと向き合う谷口さん自慢のみそラーメン、ファンになること間違いなしです。

まとめ

いかがでしたか? 今回は改めてみそラーメンのおいしさを再認識できました。みそは日本人の心のふるさと。味噌汁の味にほっとするように、しょうゆや塩にはない優しい味わい深さが、みそラーメンの魅力だと思います。より新しい味へと進化を続けるみそラーメン、今後に注目です!

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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