～幸せのおすそ分け～
おいしいものを食べると、どうしてこうも幸せ気分になれるのでしょうか？
この幸福感を少しでもおすそ分けできればと、食いしん坊ライターが出会った岡山のグルメ情報をお届けします♪

[ナビゲーター]つつみん
岡山で生まれ育った、生粋の「おかやまん」つつみんです。「どこかおいしいお店知ってる？」が口ぐせで、評判を聞きつけては西へ東へと車を走らせるうち、通販でしか洋服が買えない、立派な球体フォルムへと進化を遂げたけれど…。おいしいものを食べなくちゃ人生なんてつまらない！！

だからとりあえず今日も、幸せの味を求めていざ出発！！

その6。倉敷市『OTTO』の「ランチ（パスタ/オイルソース）」

花見だ、連休だ、梅雨入りだと慌ただしくしてるうち、気づけばもう6月も半ばに！　時が経つあまりの早さに恐怖すら覚える今日このごろですが、このままボーッと令和元年を終えてしまわぬよう、気合を入れておいしい店探しに励んでいきますよ！　という訳で、今回ご紹介するのは、倉敷市西阿知にある『OTTO』。気負わずに本格的なパスタを楽しめるスタイルが評判を呼び、オープンから丸3年ですっかり地元に定着した人気店です。

国道沿いからチラ見えするこのおシャレな建物。以前はよく「あそこは美容院？ カフェ？」と聞かれたりしたものですが、正解は、名古屋や広島の名店を渡り歩いたオーナーシェフが腕をふるうイタリア料理店。かく言う私も、当初何屋さんか分からず、最初は無難にカフェタイムに訪れたんですけどね（笑）。

で、その時食べてガッツリはまってしまったのが、こちらの「シチリアレモンタルト」200円（安っすっ！！　日本だったよね？　ここは）。ほどよい硬さで食べやすいタルト生地に、シチリアレモンのスッキリとした酸味をきかせたメレンゲクリームを合せた、まさに魅惑のスイーツです。口に含んだ途端にフワッと溶けるクリームの軽い食感が絶妙で、正直、朝イチでもホールで楽々食べられますよ（わ・た・し・は）。持ち帰り販売してないのがホント恨めしい（笑）！

そして、この絶品タルト同様にインパクトを感じたのが「カフェラテ」です。それもそのはず、こちらで使用しているのは、世界中のコーヒー愛好家から支持されているという、イタリア・ナポリの「KIMBO」のコーヒー豆。岡山でこの豆の味を楽しめるのはわずか数店のみなのだとか。それなのに「エスプレッソ（ソロ）」なら250円って驚きでしょ？！

当然ランチメニューもしっかりチェックし、後日、早速訪問しましたよ。ランチメニューは、オイル系、トマト系（各1000円）スペシャル（1200円）の3種のパスタと、肉料理（1200円）などが日替わりで用意されています。パスタには野菜前菜とドリンク、肉料理には、サラダ、パン、ドリンクが付いています。

この日、私がチョイスしたのは、サーモンやズッキーニが入ったオイルソースのパスタ。この彩り豊かな見た目からもおいしさが伝わってきませんか？！　アルデンテに仕上げられた麺に絡まる、ニンニクがきいたオイルソース。塩加減も絶妙なサーモンとみずみずしい夏野菜…。パスタ文化を生み出したイタリアに感謝です。あ、シェフに感謝すべきか（笑）。

そしてこちらがセットの「野菜前菜」。5～6種類の旬の野菜を使い、それぞれのうまみを引き出せるよう調理法を変えて仕上げたというオーナーこだわりの前菜です。大きめにカットされた野菜を食べると、それだけで体にいいことしてる感じがするでしょ？　必ず、豆も入っていて、私は密かに「健康前菜」と命名しています。

セットドリンクはコーヒーや紅茶など8種類のなかから選べます。食後はやっぱり甘いものが欲しいというときには、先に登場した「シチリアレモンタルト」200円や「ティラミス」350円、「ブルーベリーの焼き込みタルト」380円などをプラスしてほしいところですが、『OTTO』ならではの楽しみ方がもうひとつ。「バニラサブレ」や「アマレッティ」など、4種類の焼き菓子がプラス50円～で手軽に楽しめるんです。もちろん1個からオーダー可能なので、少しだけ甘いものが欲しいときや、男性やお子さんにもおすすめですよ。

【OSTERIA E BER　OTTO（オステリア エ バール オット）】

『イオンモール倉敷』から西へ車で少し、『うさぎや倉敷西店』横に建つイタリア料理店。モーニングからディナーまでさまざまなシーンで利用でき、平日でもランチタイムには満席になるほどの人気店だ。終日利用可能だが、モーニングが終了し、ランチの始まる11：30までは、フードメニューのオーダーは不可なのでご注意を。ディナータイム（17：30～）は、肉料理のメインやパスタなど単品メニューも提供される。オーナーの趣味を反映したという内装はシンプルながら、照明やテーブル、さりげなく置かれた小物類など随所に洗練されたこだわりが光る。こだわりのコーヒーを目当てに、まずは比較的空いているカフェタイムに訪れてみては。

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