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大盛りアニキの新・岡山ラーメン☆エクスプローラーズ

《岡山市/三方ラーメンおお田》誰もが安心して食べられる味わいを求めた一杯

第47回/三方ラーメン おお田

  • 情報掲載日:2017.05.28
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

岡山屈指のラーメン激戦区で、異彩を放っている店があります。鶏をベースにした「和食」のようなあしらいは、確実に我々のラーメン店チョイスの幅を広げてくれています。

店主である太田さんと知り合ったのは、前に店長をされていたお店の立ち上げのときでした。気さくで人間味のある人柄もあってか、お店は大成功。そして独立へ。屋号も新たにし、店名に「おお田」の名を冠して再び、しかも激戦区へ出店をされたのです。2009年のことでしたから、もう8年も前のことなんですね。とにかく太田さんが本当によい方で。「ふむ。それは、『うまいラーメン屋の親父は頑固である』というのが幻想に過ぎないことを証明しているな」と、盟友・ブンガクくん。「例えるなら、入学式早々寝坊をしてしまった主人公の美少女が、「遅刻、遅刻!」と食パンをくわえて急いでいると、角でイケメンと衝突。『気をつけろよ!』と言われ、『何こいつ、ムカつくぅ! でも、なんだろう。少しドキドキする…』からのロマンス発生!的ロジックが現実世界ではありえないようなもの。空想の産物だ」。って逆に分かりにくいわ! とにかく、その上品で丁寧な仕事は味わいからもうかがうことができ、ラーメン通の方からは「岡山に新たなジャンルのラーメンを生み出した」と称えられています。その思いとか気になりますね。

店長

約18年くらい前に屋台村で『太田商店』という店を繁盛させた太田さん。当時の裏メニューだった「とりそば」を気に入った社長の元で、それをメインに据え自らの苗字を冠した専門店をオープンさせたのが15年ほど前です。「あのころはまだ若かったですね(笑)」。そしてお店は評判を呼び人気店に。そこからなぜ独立を? 「前の店は鶏メインだったでしょう。豚を入れたかったんですけど、できなかったんです」。まあ、そりゃそうですよね。「それで」。それで独立したんですか? 「あまり深く考えないんですよね(笑)」。いつもそんな感じなんですか? 「自然の流れに身をまかせて」。それでうまく行くのは、腕があるからですよね。和食、洋食、イタリアン、寿司などいろんな料理人を経験されて…。「ラーメンが一番長いんですよ」。昔、「ラーメンは思うようにならないからおもしろい。やっていて飽きない」という名言を残されていますが。「言いましたっけ? でも、今でも同じ思いです」。いまだにコントロールできないと。「時期でガラの質やうまみの出方も違いますから」。それは化学調味料を使ってないからですか?

しょうゆ

「それはあるでしょうね。私は幼稚園のころ、ラーメンが食べられなかったんですよ。体が受けつけなくて。大きくなっても苦手なままだったので、『自分が食べられるラーメンを作ろう』と」。それで化学調味料を使わないラーメンに取り組んだんですね。これはベーシックな「しょうゆ(三方らーめん)」630円ですね。あっさりした昔風ですが、ベースは鶏と…。「ええ、豚骨を少し加えました」。念願を果たしたと! 「鶏は足が速い(いたみやすい)し、扱いが難しいので。豚骨を入れることで安定して状態がよくなったんです」。麺は今は中太のみなんですね。主張し過ぎることがないので、上品なスープの香りを邪魔しないですね。「中華そば独特の風味というか香りってきついでしょう? そうならないように配慮しました」。かん水を使っていないんですね。こだわってますね。「自分で食べられないものを人には出せませんからね」。安心・安全にこそこだわっているということですね。このお店は女性も多いですが、年配の人やファミリーが多いのも納得ですよ。具材はシンプルですが、チャーシューのとろとろ具合が絶妙です。

ねぎ中華らーめん

今度は食べたことのないものを頼んでみましょうか。それでは「ねぎ中華らーめん」850円ください。うわ、これ担担麺みたいですね。肉みそが入っていてすごく辛そうですよ。辛いのは得意では…。あれ? 「そんなに辛くないでしょう?」。ええ、少し辛いんですけどいい感じですね。ワタクシでもちょうどいい。ラー油がたっぷり入っているのになんで辛くなり過ぎないんですか? 「『潮州ラー油』という良質なものだからでしょう。塩漬けしたトウガラシやニンニクを使っているんですよ」。これは好きな人多いでしょうね? 「リピーターの方は多いですね。あとお好みで黒酢を入れてみてください」。かなりさっぱりしましたよ。いけます! 「ではサンショウはどうですか?」。風味が変わります。さらにワタクシ好みの味になりました。抜群に相性がいいですね! 名前の通りたっぷりのネギが入っていますが、ネギのくさみを感じさせないあたりがさすがです。今まで学ばれた色んな料理のエッセンスがつまっていますね。「和食の技術がベースではありますけどね」。でもジャンルの枠にとらわれない型破りな気品があります。

サバ寿し

「料理人としてのルーツを言うならこれでしょうか?」。でました。「サバ寿し」2個140円、3コ210円ですね。これは前のお店でも人気でしたね。「オリジナリティを出すために、この店ではカンピョウを入れています」。本当だ。このバッテラはシャリの詰まり具合が絶妙ですね。「もともと私は、バッテラも食べられなかったんです。それがすし屋で修行をしてた時代に作って食べてみたらおいしくてハマってしまって」。だからこそ自信を持っておすすめできるわけですね。料理人としてのポリシーが徹底していますね。そもそもラーメン店でバッテラを見ること自体が珍しいですけど、そのあたりもジャンルレスな感覚で新しいですよね。「ラーメンも濃いものは食べられないのであっさり目にしてますし。年齢的にも体によいものを求めるようになったんでしょうしね」。なにをおっしゃる。まだまだお若い。「いや、昔はお酒がない生活とか考えられませんでしたが、今はほぼ飲まなくなりましたしね。嗜好も変わっていきますよ」。確かにそれはよく分かります。このお店が人気を集めている理由もなんとなく理解できた気がしました。

多彩な料理を学んだ店主は「ラーメン」という好敵手と出合い、日々格闘を続けられました。こうして「誰でも安心して食べることができる一杯」が生まれたというわけですね。

外観
子どもやお年寄りにも愛される「三方よし」のラーメン。

近江商人の「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の『三方よし』をもじり、「作ってよし」「食べてよし」「みんなよし」の『三方ラーメン』を実現させたのがこの一軒。屋台村の裏メニューが街中で評判となる「鶏そば」に変わり、さらに豚骨を加えて改良を重ねた味わいで多くのファンを魅了している。メニューにはほかに「塩らーめん」630円や、「しそ梅らーめん」850円、「担々麺」850円などそろっているが、化学調味料を使わず、食材にもこだわっているという。いずれも上品な味わいが信条だ。和食系の技術が惜しみなく投入されていることが伺えるが、常にチャレンジに取組んでいる前のめりな姿勢が愛されている秘けつなのかもしれない。「自分が長くラーメンを食べることが好きではなかったので、そういう人を少しでも少なくしたいんです。だから安心して食べることができるラーメンでないとダメなんです」。その熱き思いは多くの人に伝播している。

Information
三方ラーメン おお田
住所
岡山市下石井2-9-54 [MAP]
電話番号
086-232-5558
営業時間
11:00~15:00/18:00~22:00 ※日曜、祝日は11:00~16:00/17:00~20:00 ※スープが無くなり次第終了
休み
月曜
席数
21席
駐車場
なし

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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