岡山中央卸市場のふくふく通りにある、ジェラート専門店『Mercato Centrale（メルカートセントラレ）』。新鮮なフルーツを使った多彩なジェラートが人気の実力店に、気になる一品を発見！　なんと、メロンをまるまる1個使った、その名も「丸ごとメロンソーダ」880円。カチンコチンに凍らせたアンデスメロンにソーダを注ぎ、好みのジェラートを混ぜ合わせて食べたり飲んだりできる、とってもぜいたくな新感覚スウィーツです。食べ方にちょっとしたコツがあるので、今回はおいしく味わうベストな楽しみ方をしっかりレポートしたいと思います！

まずジェラートを10～12種類ある中から好みでひとつセレクト。おすすめは、「濃厚リッチミルク」です。「丸ごとメロンソーダ」の醍醐味を最大限に満喫するには、このシンプルなミルキーテイストがベストな組み合わせ。理由は、食べ進んでいくうちに分かります。すでに中にソーダが注がれたメロンの上にジェラートがトッピングされ、さらにミニカップに注がれたソーダとともにテーブルに運ばれてきます。このソーダは後々活躍するので、そのまま飲まないようにご注意（笑）！

ここからがこのスウィーツのおもしろいところ。トッピングされたジェラートを、メロンの中にイン！します。そのままの量だと中に入ったソーダがあふれてしまうので、ジェラートは3、4口食べてボリューム調整をするのがポイント。ジェラートがしっかり固めなので、上からスプーンでぎゅぎゅっと押さえつけるように入れていきます。

ジェラートが中に入ったら、ソーダと合わせるように混ぜ混ぜ。ソーダの炭酸が弾けて、ジェラートがぷくぷく泡立ってきます。まずはこの状態でひと口。シャリシャリとした食感と、清涼感満点のさっぱりした味わいを楽しみます。

そして、ここからが本番。メロンの内側にある果肉をスプーンで削ぎながら、シャキシャキのジェラートに混ぜ合わせていきます。しっかりフローズンされたメロンは固く、ちょっと手ごわい！　勢いよく上から下に力を入れて掘りたくなりますが、これはNG。下から上へ、右から左へとスプーンを滑らすように削いでいくのがコツです。しっかり果肉とジェラートが混ざってきたら、ここでパクリ！　メロンの香りと風味が口いっぱいにふわっと広がり、なんともぜいたくな味わいです。このアンデスメロンは店主がこだわって仕入れたもので、糖度が13～14度ととっても甘いんです。上質な素材の味わいをストレートに楽しむためにも、トッピングのジェラートはシンプルな「濃厚リッチミルク」がおすすめなのです。混ぜれば混ぜるほどメロンの味わいが増していき、もう食べる手が止まりません～。

メロンとジェラートのコラボを満喫したあとは、いよいよクライマックス。ここでミニカップに入ったソーダを仕上げに注ぎます。メロンの果肉入りジェラートを3分の1ほど残しておきたいところ。ソーダと果肉入りジェラートを、軽く混ぜ合わせます。

これで「丸ごとメロンソーダ」の完成です！　ストローでごくりと飲むと、フレッシュなメロンの香りとともに、シュワシュワと心地よいのどごしが楽しめます。

仕上げのソーダを入れる頃には凍っていたメロンも程よく溶けてくるので、混ぜ合わせやすくなります。キンキンに凍っていたときより甘味もアップ。時間の経過とともにいろいろな味わいが楽しめる、まさに「スウィーツ・エンターテイメント」！　子どもも大喜び間違いなしの「丸ごとメロンソーダ」を、夏の思い出に家族みんなで味わってはいかがでしょう？

ちなみに…ソーダを注ぐ前にジェラートが足りなくなってしまったら、「替え玉」ならぬ「替えジェラート」200円もOK。「2度目は味を変えたいな」という場合、フランスの3大メロンであるシャラント種を使った「メロン」がおすすめ。アンデスメロンとは風味が異なり、よりメロン尽くしのおいしさが堪能できますよ。

メロン好きにはたまらない「丸ごとメロンソーダ」。ひと夏に100個ほどしか仕込まないそうなので、食べたい人はお早目に来店を！　また、凍らせたアンデスメロンにソフトクリームを入れた新商品も登場予定。こちらもお楽しみに。

『Mercato Centrale』では、国内外の旬のフルーツや話題のスーパーフード「チアシード」といった希少な素材を使い、ハンドメイドで作る「プレミアムアイスバー」も人気。写真左から「ブラッドオレンジ」421円、「ブルーベリーライムミント」（7月下旬発売予定）432円、「サンセット」432円、「岡山産マスカットとミュスカルージュマスカット」518円。

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