8月も半ば、暑い日が続くなか今回は、避暑地にいるような気分で過ごせるおすすめのカフェを紹介します。店の前に緑の木々が生い茂る『メレンゲ』は、森の中にあるようなノスタルジックな雰囲気と小粋なメニュー、そしてオーナー・前田笑子さんの人柄が好きで私はここを訪れるんです。
入り口までのアプローチには、樹木や花が植えられ、季節を感じます。期待感を胸に店内へ。
張り出し窓のあるコーナー席は、のんびり過ごすのに最適な特等席。窓ガラスから差し込む光と木々の色に癒されます。無垢の木をふんだんに使った店内は、「夫婦で気に入っていた軽井沢を代表する『万平ホテル』の喫茶室をイメージして、空間全体から細部にいたるまで、自分たちのイメージを形にしてもらったの」と笑子さんは言います。
2日間かけて煮込む「ビーフカレーコンチネンタル」900円は、食べた瞬間はまろやかで、後からスパイスの効いた辛さがくる大人な味わい。カレールウが「ソースポット」という魔法のランプのような形の器に入って出てくるところは、どこかレトロでホテルのような高級な感じがします。
しっとりとした少し厚めの生地に自家製ソースをかけた「クレープ」580円。中には冷たいバニラアイスが入っているんですよ。写真はブルーベリーのソースですが、ほかアプリコット、オレンジのソースから選べます。初めて食べたときは感激しました。暑い夏にはぴったりです。
この夏は、木立の中に佇むこちらのカフェで、窓から差す木漏れ日を眺めたり、BGMのモダンジャズを聞いたりしながら、ゆったりとバカンス気分でくつろいでみてはいかがでしょう。
緑豊かなロッジ風のカフェでリラックス。
国道2号線バイパスを車で走り、茶屋町方面へ南下していると、突如緑の木々に覆われたログハウスが現れる。こちらは、店を構えて35年の老舗カフェ。店内はウッディ感たっぷりで、窓から見える緑の木々に囲まれたクラシカルな雰囲気。料理は欧風のカレーやホットサンド、アイスクレープをはじめ、純喫茶のものとは一線を画してモダンで小粋。店内の奥のスペースには笑子さんセレクトのエスニック雑貨も並んでいる。
Information
メレンゲ
- 住所
- 倉敷市帯高617-58 [MAP]
- 電話番号
- 086-428-6311
- 営業時間
- 11:00~18:00(OS17:00)
- 休み
- 月・火曜
- 席数
- 30席
- 駐車場
- 7台