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大盛りアニキの新・岡山ラーメン☆エクスプローラーズ

《岡山市/麺屋ブーブーモンスター》駅前の激戦区で進化を続ける『怪物』的存在?!のラーメン店

第27回/麺屋ブーブーモンスター

  • 情報掲載日:2016.08.14
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

JR岡山駅周辺は飲食店の激戦区。我らの愛するラーメン店も例外ではありませんよ。近辺の一極集中エリアに負けぬほど、繁華街らしく人気店がしのぎを削ってます。

ご存知の通り、週末夜の駅近辺の飲食店通りは、酔っ払ったサラリーマンやOL、学生、カラオケの呼び込みの兄ちゃんたちなどでにぎわいます。当然「呑んだ後は締めのラーメン!」という方も多いのですが、ここでは「締めにはヘビーにも程がありすぎるだろラーメン」が人気なんです。その名も『ブーブーモンスター』。ワタクシ下戸なくせに飲み会へは常に参加。そんなとき時々寄らせてもらってます。ちなみに断然「まぜそば」派ですけどね(注:そんな派閥は実在しません)。ところで、うまいラーメン店の定義のひとつに「頑固親父的な存在」てのがありますよね。このお店、少しコワモテ風のお兄さんが店長さんなのですが、実際はかなりチャームな方だといううわさをゲットしました。にわかに信じがたい話ですが、「『事実』は時として作為的だが、『うわさ』は本質をのぞかせるものだ」と映画で言ってたのを観ました(しかも昨晩)。店の変化の話も含め調査にGOです!

店長と店内

「いらっしゃいませ」。地から響くようなバリトンな挨拶。頑固親父の素質も十分な店長・安田こうじさんが迎えてくれます。しかし、意外や会話をすると、ソフトな語り口調ですな。まず店名についてですが『ブーブーモンスター』って、およそ店名らしくない。むしろ怪物のキャラ名ですよね? 「元力士だった初代店長の外見的特徴から名づけられたんです」。ああ、初代店長! 覚えてますとも。何とも表現しがたい…いや、何とでも表現できそうな、並外れて個性的な方でした。看板に似顔絵のイラストもあって…。ところで、このお店は倉敷の『食楽』の系列店ですが、2店の大きな違いは? 「『食楽』はふざけているというか(笑)、遊び心が多いじゃないですか?」。はいはい、超大盛りとか激辛とかありますもんね。「『ブーブーモンスター』はジャンクではありますが、激戦区にあるので真面目な路線で進んでて」。ああ、やっぱり土地柄ってあるんですね。でもお店の人の口から『ジャンク』って言葉、初めて聞いた気がします。

まぜそば

まずは一番人気の「まぜそば」700円ですね。特製の極太麺にピリ辛タレを混ぜ込んで食べるスタイルです。モヤシに豚肉、刻みのり、ネギ、魚粉などの具材が載せられていて、卵黄が食欲をかなりそそります。うまく整ったこの状態をぐちゃぐちゃに混ぜるのが醍醐味ですから、ドSの方にはたまらないシチュエーションと言えるでしょう。「ジャンクの先駆者的なお店…最近まで倉敷にも店舗がありましたけど、その味に衝撃を受けたインスパイア系です」。ああ、あっちじゃなくて、そっちのお店のほうですね。「マネてベビースタートッピングとかしたんですが」。あ、それ大好きでした。「岡山の人には合わなかったのか不評でやめたんです」。がっくし。「マヨネーズと生ニンニクを入れるのが超オススメです。声をかけてください」。うわ、かなりガッチョリ入れるんですね。でもメチャうまい! 味が激変するじゃないですか? 「好きな人は、もっと大量にマヨネーズを入れますよ」。

煮干しそば

「最初は『つけ麺』と、『まぜそば』700円の『ジャンクな2大看板』だったんですが、あんまり『つけ麺』が出ないんです。人気がなくて…。そして特に飲んだ帰りの人からは『普通のラーメンが欲しい』という要望もあったので、スタンダードなあっさり系として『ぶたそば』700円を作り、『つけ麺』を削りました。『つけ麺』『まぜそば』『ラーメン』と、スタイルがまったく違うものを同時に3種類も仕込むのは厳しいんですよ」。なるほどそういう経緯が。土地柄やニーズに応えたんですね。「その『ぶたそば』のタレを変えたグレードアップ版が、この『煮干しそば』750円です」。口に入れた瞬間に、煮干しが暴れやがりますね。「香川の伊吹島産の煮干しをぜいたくに使っています」。でも、あっさりというわりには、若干濃くないですか? 「でも、こってりではないでしょう?」。それは確かに。微妙なバランス、さじ加減ですね。「『まぜそば』は太麺で多加水。モチモチの食感ですが、こちらは細麺のストレートで低加水。ちょっと固めのボソボソタイプです」。スープにめちゃくちゃ相性いいですよ! また、乾燥したものを3日間煮たという特製メンマも激ウマですよ!

店長

お話をお聞きしていると店長。失礼ながら、実はメチャいい人ですね。「いい人? ただの鳥羽一郎&阪神ファンですよ」。うわ、渋すぎる。まずはその歌い手さんの具体的にどの曲が…。「『中仙道』です…」。「♪おやじもう一杯冷やでついでくれ!」ですね。「よく、『不機嫌そう』と言われるんですが、酒が切れているだけなんですよ。仕事中飲めないんで」。まさに「冷やでついでくれ」状態であると! 野球の方は? 「高校のときに野球部で、ショートでした」。元高校球児!? 「私は生まれる前からの阪神ファンですから」。まさしく『NATURAL BORN TIGERS FAN』なわけですか! 「お客様が少ないときなら、お声がけいただいて、野球や鳥羽一郎談義をしたいですね」。そっちのイチローなんですな! 基本的に安田店長はテレ屋で真面目、シャイなあんちくしょうなんですね。最後に野望を。「JR岡山駅前で代表的な店にしたいです。あと、看板に阪神のマークを入れたい」。それ球団的に絶対許可出ないヤツですから。

そして帰り間際。ワタクシは聞き逃しませんでした。こっそりと店長がオーナーに「甲子園に行くので休みをください」と懇願しているのを! さらにファンになりましたね。

外観

激戦区でしのぎを削る、『ジャンク』を旗印にしたストロングスタイルの店。

2010年に倉敷の『食楽』姉妹店としてオープン。「ジャンクな2枚看板」として「つけ麺」も提供していたが、激戦区で磨かれていくうちメニューからはずれ、ストロングスタイルなスタンダードラーメンも手がけるように。約2年前、大手ショッピングモール開店を期に、オシャレな外観にリニューアル。オーナーいわく「進化中…といえば聞こえはいいですが、試行錯誤の連続で迷走中」とのこと。しかし「このエリアで一番店に!」の軸に迷いはない。「ラーメンオーダーでキムチ無料」や、「替え玉1つ10円(10個でも100円!)」などサービス精神過剰なのは「食楽イズム」のなせるわざか。「ジャンクブームで『まぜそば』を出したり、煮干しブームみたいな中で『煮干しラーメン』を出してってなってますけど、タイミング的なものであって、実はそれほど流行りは意識していないんです。ニーズを見極め、素材の持ち味を引き出せば、お客様の満足に繋がると信じてますから」。その言葉通り、「怪物」の進化は止まらない。

Information

麺屋 ブーブーモンスター
住所
岡山市北区本町1-14 [MAP]
電話番号
086-223-4884
営業時間
11:30~14:00/18:00~AM3:00
休み
月曜 ※祝日の場合は翌日
席数
12席
駐車場
なし

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