雲南~飯南の1泊2日女子旅
岡山から好アクセスで、旅行気分もたっぷり味わえるのが、島根県の「おくいずも」エリア。
神話に温泉、おいしい食べ物。心も体もキレイになれる場所…。
そんな素敵なエリアだからこそ、思う存分満喫したい! そしてその魅力を余すことなくお伝えしたい! そんな思いから、1泊2日のプランを2コースに分けてご紹介します!
今回は第1弾。雲南~飯南のコースで、最初に向かったのは、今回の旅のメインテーマでもある「桜」のスポットです。いきなり本命から行っちゃいますよ♪
1日目
はじめに訪れた斐伊川堤防桜並木は、「日本さくら名所百選」に認定された中国地方随一の桜の名所! 毎年桜の季節になると、全長約2km、約800本の桜のトンネルが楽しめます。夜はライトアップされて、夜桜も見事だそう。
斐伊川にかかる潜水橋は、その名も「願い橋」。願い橋越しから眺める桜並木は絶景! ステキな写真が撮れそうです。
ここがおすすめ!
「雲南市といえば桜」というほど有名です! 雲南市内にはさまざまな品種の桜が植栽されて、3月初旬から4月中旬まで時期をずらして開花していく桜を楽しむことができます。
※「2020年雲南市桜まつり」はメインイベントが中止となりました。開花期間中は桜の鑑賞はできますので、手洗いや咳エチケットなどに配慮し、感染拡大防止にご協力を
少し歩いてお腹がすいたので、食の杜の中にある『ワイナリー奥出雲葡萄園』へ。ここでは自社栽培したブドウを使って、地元ならではのワインを醸造してるんだって。そしてレストランでは地産地消にこだわったランチがいただけるんです。
約10種類の料理が盛り付けられたプレートランチは、地元の味覚が少しずついろいろ味わえて、SNS映えも抜群! 旬の有機野菜のマリネなど月替わりのメニューが用意されています。
ワイナリーのガーデン内には春から秋にかけて「庭カフェ」がオープンするんだって。本格ピッツァやスキレットパンケーキ、美味しいものがたくさんあって、どれを食べようか迷ちゃう。食いしん坊女子にはたまりませんよ~。
食後には、ワインをはじめ、木次乳業のチーズや牛乳などをお土産に購入しちゃいましょう。そのほか、「杜のパン屋」、「皮工房蕾」、「豆腐工房しろうさぎ」など、併設のショップにも立ち寄りたいところ。
こちらではハンドメイドの革製品、国産にこだわったパンやお豆腐のお買い物を楽しんでみてください。
ここがおすすめ!
ワイナリーながら、お土産、お食事、カフェなどを楽しめちゃいます。インテリアや雰囲気、すべてがおしゃれでとっても素敵です。かわいいロバもいるので、家族連れの姿も! 1カ所でいろんな楽しみ方ができる万能スポットですよ。
そこから、楽しみにしていたロクロ体験に。事前に電話で予約をしておきました。
到着したのは『白磁工房』。2代目の石飛勲さんによってひとつ一つ丁寧に作られる器は、全国にたくさんのファンがいるんだって。
この工房の名前にもなっている「白磁」っていうのは、エレガントな白色が印象的な優美な焼き物のこと。白色の粘土の素地に鉄分の少ない土灰と長石から精製された透明釉薬をかけて、高温の還元焼成で焼きあげて作られています。
趣のある工房の2階には作品がずらりと並んでいて、眺めているだけでも幸せな気分に! 凛とした佇まいでいてシンプル&暖かみのある磁器は、普段の食卓にも使いやすそう。おしゃれな食器はマストアイテムだし、ついついそろえたくなりますね。
工房では茶碗体験に挑戦できます。電動ロクロも用意されていました。ちゃんとできるかな?
はじめての本格的なロクロに、おもわず手も震えてしまいますが、穏やかな石飛さんが丁寧に教えてくれるので安心です。できあがった茶碗は仕上げて送ってもらえるので帰ってからのお楽しみ。自分で作った「世界にひとつだけの茶碗」は、愛着がわきますよね!
ここがおすすめ!
丁寧な装飾が施された白磁の器は、均整がとられつつも温かみのある線が特徴で、力強さと繊細さを合わせ持っています。持ってみると意外と軽く「用の器」であることを実感します。
今回のお泊りは2019年11月にリニューアルオープンしたばかりの『清嵐荘』におじゃましてみました。斐伊川のせせらぎを聞きながら、美肌効果が高いといわれる「出雲湯村温泉」を満喫することができるんです。歴史ある名湯だって聞いちゃったら気になりますよね。
「出雲湯村温泉」は無色無臭、常温43度のアルカリ性単純泉低緩和温泉で、さらりとしたお湯が特徴。「出雲國風土記」に「漆仁の湯」と記されている、1300年の歴史ある薬湯として有名です。家族風呂もあり、日帰り入浴もできるとあって、ファミリーの姿もちらほら。
売店では、たまごかけごはん専用醤油の「おたまはん」など地元の特産品がずらり。温泉のあとにお土産探しも楽しんでくださいね。
ここがおすすめ!
リニューアルオープンしたばかりなので、お部屋も施設も快適、快適! お料理はさまざまなプランから選べますが、四季に応じて地元の食材をふんだんに使っておもてなししてくれますよ!
2日目
お布団が気持ちよくて、2日目の朝をすがすがしい気分で迎えることができました! お天気も抜けるような快晴でなんだかうれしくなっちゃう!
今日も今回のお目当ての桜から。
「張戸のお大師桜」は、推定樹齢200年以上というヤマザクラなんです。こちらは並木桜ではなくて、樹高およそ15メートル、枝幅およそ10メートル、幹周りおよそ4メートルという巨木。
道に覆いかぶさるように枝が伸びていて、樹下に立つとまるで大きな桜に包まれているような錯覚に陥ります。
樹の根元には弘法大師を祀った小祠が安置されています。「お大師桜」と呼ばれているのは、空海こと弘法大師にちなんでいるからなんですって。
ここがおすすめ!
田んぼの水に映る「逆さ桜」に注目してみて。カメラ女子も数多く訪れるようで、田んぼに水が張られる時期には多くの人で賑わうそうです。大万木山を借景に、フォトジェニックな1枚をどうぞ!
ランチタイムは、地元の旬の食材をたっぷり味わえるこだわりの薬膳・野趣料理のレストランへ。
本格的に薬膳を学んだ女性シェフによる料理を求めて、地元はもちろん、遠方からもファンが通うほどの人気ぶりなんです。ヘルシーで美容にもよさそうだし、楽しみ♪
標高が高い飯南町は、野菜作りには最高の立地で、そのほか山菜、きのこ、根菜類、穀物など豊富な食材を手にすることができます。その地元食材を使った、旬の味わいを生かしたメニューが評判なんですね。
国道54号を曲がって丘の上を見上げると、田畑の中に突如現れるのは風見鶏のついた建物。店内は、小物だけでなくワインやお野菜までもがかわいらしく配置されていて、色の落ち着いた照明がより素敵に演出。お料理と、雰囲気とが一度に楽しめるこだわりのレストランです。
「飯南野菜をつかった本日のランチ」1300円(ドリンク付は1500円)など、飯南町の旬の食材を贅沢に使ったメニューは彩りも鮮やかで、「洋服を衣替えするように、身体の中も衣替えしてあげて」と語るシェフの想いとともに、愛情たっぷりご飯を召し上がれ。素材そのものが持つ本来の甘味や酸味などを満喫することができますよ。
ここがおすすめ!
店の出入り口では、地元で獲れた新鮮野菜なども販売していて、お土産に購入している人も多かったです。落ち着いた雰囲気のなか、ゆっくりのんびり身体に優しい時間を過ごしてください。
お腹も満足したので、足を延ばして『加田の湯』へ。
山に囲まれ、田んぼが広がるのどかな場所にあって、聞こえるのは川のせせらぎと鳥のさえずり。静かな空間が広がっています。
ここは、全国的にも珍しい泉質とお湯の効果の高さから、名湯として有名なんです。炭酸成分を保ち、体への効能を高めるために、38℃~40℃の少しぬるめのお湯に設定されていて、源泉掛け流しの黄金色の濁り湯を楽しむことができます。
15分程度入浴すると体の芯までポカポカ。じわじわと発汗し、入浴後2時間程度は体がぬくぬくで、その暖かさが持続するとか。そのまま休憩室で昼寝をしたり、近くを散歩したり。のんびり気分で満喫できちゃいます。
また、館内にはお食事もできる『ごんべえ茶屋』があります。ここで使われる食材の多くは、周辺に住む方達から届けられる朝採れ野菜で、大豆を使った郷土料理「ご汁」を味わうこともできますよ。
ここがおすすめ!
オススメは午前中の入浴。濃厚な温泉成分が凝固した「湯ノ花」の中での入浴ができるかも? お風呂は岩風呂と檜風呂の2種類があって、お湯は黄金の濁り湯。湯船の中はほとんど見えません。
旅のまとめ
まだまだ、いっぱい楽しめる、魅力たっぷりの「おくいずも」の旅。次回は第2弾をお送りします!
今度はどんなスポットが登場するのかお楽しみに。