「海辺のドライブ」と聞くと夏のイメージだけど、空気が澄んで空・海の青が鮮やかさを増す冬こそ絶好のシーズン。『瀬戸内国際芸術祭』期間中は観光客でにぎわうアートの街も、今なら自分時間をのんびり堪能できるはず…。

ということで、2月のドライブ旅はアートな港町・玉野市周辺へ行ってきました！　岡山・倉敷から1時間足らずのロケーションがゆえに「かえって訪れる機会がない」という人も多いけど、瀬戸内海への玄関口となるこのエリアは、誰もを気軽に迎え入れてくれる大らかな土地柄。そのせいか移住者や若手経営者による開業も活発で、訪れる度に新しい発見や出会いがあるのも魅力のひとつなんです。

なかでも今回はイチオシの4スポットをご紹介！　ドライブついでに、冬ごもりにぴったりのアイテムもゲットしちゃいましょう。

海辺の町の片隅で古書を片手に心の旅へ。

本とたいやき　ココカ古書店

本とたい焼きと、店主夫妻による旅の話。日常と非日常が心地よく交錯するこちらは、玉野市のゲストハウス『Ｍachicado』の離れでもある古書カフェバー。店内には30カ国以上を旅した店主夫妻が国内外でセレクトした、小説や旅エッセイ、ビジネス書、絵本など、約2500冊がディスプレイされ、品定めの合間にはパリッ＆もちっ食感の絶品「米粉たいやき」も味わえる。テイクアウトも可能で、注文を受けてから焼くためできれば事前予約を。

窓の外一面に広がる絶景。和洋のランチをお好みで。

海辺の創作レストラン　帆風

素材の持ち味を最大限生かす日本料理の技をベースに、王道の和食からフレンチのエッセンスを織り交ぜた創作メニューまで、多彩な美食でもてなしてくれる海辺のレストラン。色とりどりの料理を詰め合せた松花堂スタイルの「帆風御膳」や、コース仕立ての「創作ランチ」各1980円が二大看板で、魚介や野菜はできるだけ地元産を使用。週末ともなると地元の常連客で満席になることも多いので、なるべく事前に予約して来店を。

地元愛あふれる街角カフェへ密かな「香福」を味わいに。

The Corner

市名の由来にもなった玉地区に「思いの灯を残したい」と、地元出身の店主が2018年にオープン。自慢は地元のコーヒーレジェンド『神崎珈琲焙煎所』の豆を使ったコーヒーで、豆の持ち味や焙煎度合いによって粒度を調整。香りや苦み、酸味、コクのベストバランスを引き出した極上の一杯を楽しませてくれる。定期的に品種・焙煎度合いが変わる「ホットコーヒー」400円のほか、「カフェ・オ・レ」480円や「紅茶」400円なども用意。

ノスタルジックな趣が漂う、センス感じるセレクトショップ。

ドイツ・チェコ雑貨と文房具 krapfen baum

素朴なデザインと鮮やかな色彩にどこかノスタルジックな趣が漂う、東欧雑貨のセレクトショップ。店内にはドイツ・チェコなどで買い付けた生活道具や文具、アパレル雑貨などが所狭しと並び、まるで異国に迷い込んだような不思議な気分を味わわせてくれる。ヴィンテージやデッドストックの一点ものも数多く、お気に入りを見つけたら即入手するのが吉。新店オープンに際し、店内インテリアの相談に訪れるオーナーも多いそう。

モデルコース＆MAP

【モデルコース】

【MAP】

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