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岡山から夢を追うアスリートを応援! 夢人

《徳田日南×エアロビック》艶やかな表現で世界に挑み、エアロビックの集大成を。【PR】

THE VOICE OF ATHLETE

  • 情報掲載日:2021.03.18
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

《徳田日南×エアロビック》艶やかな表現で世界に挑み、エアロビックの集大成を。

幾人も日本トップクラスの選手を輩出している『OSKスポーツクラブ』の「ダンスジム」。その中でも、輝かしい実績を積み上げているのが現在大学4回生の徳田日南選手。ふんわりと柔らかな人柄ながら、演技に入れば凛とした表現力で魅了させる彼女にインタビュー。

夢人
徳田日南 HINAMI TOKUDA
岡山市出身の大学4回生。小学1年生のときにエアロビックに出合い、ユース時代から数々の大会で優勝を果たす。2020年の全日本選手権大会では、シングル、ペア、トリオ部門でいずれも準優勝し、日本代表に選出されている。

壁にぶつかっても、ひたむきに、実直に。見据える先は、世界大会。

エアロビックと聞くと、フィットネスのエアロビクスが思い浮かぶ人も多いだろう。だが、エアロビックは、エアロビックダンスやエクササイズを体系化し、スポーツに発展させたもので、近年では体操競技と同様に表現・採点スポーツとして位置づけられている。この競技において、岡山の『OSKスポーツクラブ』では、これまで幾人もの日本トップクラス、そして世界選手権出場者を輩出。今回は、注目選手のひとりである徳田日南選手を紹介しよう。

徳田選手がエアロビックと出合ったのは、小学校1年生のとき。習い事やスポーツをさせたいという母親のすすめで、バレエやダンスなどの教室の体験に訪れる中、彼女が反応したのがエアロビックだった。当時教室で練習しているお姉さんたちの姿を見て憧れを持ち、こんな風になりたいと思ったそう。3、4歳から始める人が多い中、彼女は小学1年生からのスタートだったが、「踊ることが楽しくて仕方なかった」と夢中になった。選手コースへと移り練習に厳しさが増していっても、楽しい気持ちの方がずっと強かったという。

その後、シングル、ペア、トリオのいずれの部門でも順調に実力を伸ばしていく徳田選手。ついには、11~13歳のカテゴリー「ユース1」において「SUZUKI WORLD CUP 2013」のトリオ部門にて、初優勝を果たす。だが、14~16歳の選手が参加する「ユース2」に移ったとき、壁にぶつかった。4年に一度ルール改正が行われ、点数の付け方が変わるエアロビックだが、ちょうど「ユース2」に上がるときにこのルール改正が適用される。そして「ユース2」において求められる必要な技には、筋力がないと難しいものもあり、それまでの弾けるような演技だけでは通じず、なかなかシングルで結果が出せないまま2年が過ぎていった。しかし、彼女の強みは何度も反復練習に取り組むひたむきさと練習量。「私は何回もやらないとできないタイプだったので、すぐにできちゃう子がうらやましかったです」と苦笑交じりに当時を振り返るが、地道に練習をくり返すことで、「ユース2」の最後の年には、イメージに近い演技ができるようになった。

夢人
演技では、艶やかな大人の表現力を見せるが、インタビューではふわっとした雰囲気のやりとりが印象的だった徳田選手
夢人
日本エアロビック連盟の理事を務める大原光紀子コーチ。「個々の性格やタイプを知りつくした上でアドバイスの仕方を変えているので、すごいなと思います」と徳田選手だが、「私はあまり褒められた記憶がないですけど(笑)」とも

年齢層が広いシニアの世界に進むと、これまでの高難度の技に加え、高い表現力も求められるようになった。だが、「自身の武器は表現力です」と、ペアでもトリオでも好成績を残し、2018年の世界選手権大会には両部門で出場。翌年には全日本選手権大会において準優勝を果たし、念願のシングルでも日本代表に選ばれるまでに成長を遂げた。そんな彼女に、ひたむきに取り組める秘けつについて聞いてみたところ、小学1年生から指導を仰いでいる大原コーチの存在が大きいという。「コーチは選手にも厳しいですけど、自分自身にもとても厳しいんです。そういう姿を見てきたからこそ、私も自分に厳しく取り組んできました」と話す。また、コーチからの「努力しますとか、がんばりますとか言うのは簡単だけど、その中で自分は具体的に何をするのか計画を立てていかないと目標は達成できないよ」という言葉も胸に響き、それ以来日々の練習に対しても取り組む姿勢が変わったのだそう。徳田選手のひたむきさ、実直さは、尊敬するコーチとのこういったやりとりの中で培われていったようだ。

夢人
表情やしなやかさが印象的で、見る人を引きこむ演技が印象的。「結果は大事だけど、見ている人の心を動かせるような作品を作りたい」と話す

今後の目標は、世界選手権大会でメダルを獲ること。だが、残念なことに日本代表に選ばれてから2020年の大会が中止。そして今年2021年も秋以降に延期となっている。本来であれば、昨年の世界選手権大会に出て引退することを考えていたそうだが、コーチのすすめもあって練習を続け、現時点で11月に予定されている「SUZUKI WORLD CUP」に照準を合わせて練習に取り組んでいる。今春、社会人となり両立が難しい面もあるが、彼女はそんな状況下にもかかわらず思い切った決断をした。これまで集大成と位置づけていた曲や演技構成を捨て、新たな曲や振り付けで挑戦することに。「次はラテン系の曲で演技構成を作っている最中です。さらにグレードアップさせて、自分の魅力が詰まった作品になればと思っています」とのこと。果たしてどんな作品でわれわれを感動させてくれるのか、彼女の集大成に期待したい。

(タウン情報おかやま2021年3月号掲載より)

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