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《平林金属×男子ソフトボール》今年、見事日本の頂点をつかみ、さらなる高み5冠制覇へ。【PR】

THE VOICE OF ATHLETE

  • 情報掲載日:2021.01.14
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

《平林金属×男子ソフトボール》今年、見事日本の頂点をつかみ、さらなる高み5冠制覇へ。

コロナの影響から度重なる日程の変更に悩まされた男子ソフトボール。今年唯一の開催となった、一発勝負のトーナメント方式で行われた大会において、見事優勝した平林金属男子ソフトボール部。今大会、チームを引っ張った選手、監督にインタビュー!

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平林金属 HIRABAYASHI KINZOKU
2001年に創部され、2003年より日本男子ソフトボールリーグに加盟。数々のビッグタイトルを獲得し、日本代表選手も多数輩出している、日本トップレベルのチーム。今年唯一開催された「第49回日本男子ソフトボールリーグ代替大会」において頂点に輝いた。

今年唯一となる大会を制覇。チーム内の競争を激化させ、男子ソフト5冠を目指す。

全国に広がり、いまだ落ち着きを見せない新型コロナウイルス感染症。日常生活だけでなく、各スポーツ界にも影響を及ぼしており、男子ソフトボール界でも春先から幾度となく大会予定が変わった。本来であれば、今年4月開幕で各リーグ戦やトーナメント大会が組まれていたが、開幕が6月までずれこむことに。しかしそれも延期となり、9月からの再調整を試みたが、来年オリンピックを控えている女子のみリーグ戦を行い、男子はすべてが中止になることが決定した。そんな中、平林金属男子ソフトボール部では鳥山和也選手が新主将に選ばれた。チームの新たなまとめ役としてひと際強い気持ちで今シーズンに臨んだが「フラストレーションがたまる一年でした。練習してもどこに目標を設定したらいいのか分からなかった」と振り返る。

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さらなるチームの競争激化へ導く吉村啓監督
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今期からチームを引っ張る鳥山和也主将

しかし、11月に「第49回日本男子ソフトボールリーグ代替大会」が岡山で開催決定。地元岡山開催ということもあり、大会直前まで選手たち自身でビラ配りも行い、大会に向けて準備を進めてきた。大会は、トーナメント方式で負けたら終わりの一発勝負。より多くの人に見てもらうためにも最終日の決勝まで残ることはチームにとって必須条件。しかし、今シーズンは公式戦を経験していないため、もし負けてしまったらという不安と気合が入り混じる極限状態。そんな空気感を振り払ったのが、長年チームの、そして日本代表の中心メンバーとして引っ張る主軸かつエースの松田光選手だ。「何がなんでも最終日まで勝ちあがらなければと、いつも以上にひとつひとつ丁寧に進めていきました」と松田選手。吉村啓監督も「本当に初戦の入り方が難しい大会。そんな中、期待通り常時トップギアで最高のピッチングをしてくれた」と、初戦を4対0で完勝。また、2年目の八角光太郎選手が初戦、2回戦と本塁打を放つ活躍をし、順当に最終日まで勝ち上がっていく。迎えた決勝戦の相手は日本エコシステム。初戦をサヨナラ勝ちで決め、続く試合も接戦をものにし、勢いのあるチームだ。地力も実績もある平林金属だが、唯一の誤算は松田選手の4連投。鳥山選手も「リーグ加盟チームはどこも強く、正直抜ける場面がなくて、松田さんに4連投させてしまった」と、松田選手の疲れを心配していた。案の定、初回にいきなり3点を取られ、この大会で初めて先制を許す思わぬ展開に。そんな流れを断ち切ったのが、鳥山選手の気迫あふれるプレー。「本当に流れを変える大きなプレーでした」と吉村監督が振り返る、フェンスに飛びこみながら3アウト目を取るビッグプレーが飛びだす。その勢いのまま、すぐさま1点を取り返すと、追いつき追い越してと、試合前の予想通りであるハイスコアの展開に。そして最終回の攻撃で2点本塁打を放ち、10対6の4点差で相手を突き放し、これで勝ちが決まったかと思えた。しかしその裏、先頭打者の出塁を許し、すぐさま2点本塁打を打たれる。さらにしぶとくヒットでつながれ、ついには1点差に。じりじりと迫られる緊迫したゲーム展開の中、力を振り絞って投じた球は、内野ゴロのダブルプレーとなり、今年唯一開催された大会で見事頂点に輝いた。選手の多くが口をそろえたのが「MVPは八角」。守備でも打撃でも大活躍を見せ、4試合で11打点をたたき出した八角選手は、「上位打線がチャンスで自分につないでくれたので、絶対ここで打ってやろうという気持ちで臨んで、いい結果を残すことができました」とうれしそうに大会を振り返った。

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今大会で勝負強さが光った八角光太郎選手
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2019年WBSC最優秀選手賞受賞 松田光選手

来年もコロナ禍で先が見えない状況が続くが、目下の目標はシーズンの主要となる5つの大会をすべて制覇し、5冠をとること。「難しい目標だけど、来年こそは実現できると思っている」と鳥山選手。その理由は、チームの競争力の向上にある。松田選手と同じく日本代表に入っている投手の加入が決まっており、投打の中心である松田選手でさえ、来シーズンはどうなるか分からないというチーム内競争の激化が待っている。そんな厳しい環境にメンバーを置き、5冠へと歩みを進める平林金属。目標の実現は、確かな手応えとともに、もうすぐそこまで近づいている。

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緊迫したゲーム展開で見事勝利を収め、マウンド上で歓喜の輪を広げる選手たち

ところで、インタビューの最後に、今年新主将となった鳥山選手について、ほかの選手から見てどうなのか聞いてみた。すると微妙な間が空き…。すぐさまツッコミを入れる鳥山選手に、全員が爆笑の渦に包まれた。年上の選手も、年下の選手も分け隔てなくお互いに話ができる。終始流れていたそんな和やかな空気がとても印象的だった。先が見えない中でのモチベーションの保ち方、張り詰めた場面でも勝ち切れる雰囲気作り…。鳥山主将を中心に生まれるこの平林金属の温かさやチーム力こそ、この常勝軍団を支える強さの秘けつなのかもしれない。

(タウン情報おかやま2021年1月号掲載より)

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