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《小倉彩愛×ゴルフ》目標を見据えて、着実に、力強く、一歩ずつ前へ。

THE VOICE OF ATHLETE

  • 情報掲載日:2021.10.20
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

《小倉彩愛×ゴルフ》目標を見据えて、着実に、力強く、一歩ずつ前へ。

夢人
©岡山国際ゴルフ倶楽部(PGM)
小倉彩愛 SAE OGURA
2000年9月3日生まれ、岡山県総社市出身。4歳で初めてゴルフクラブを手にし、父親の指導のもと才能を開花。今年6月に行われたプロテストに合格し、プロ選手としての道を歩み始めた。

プロという狭き門の先には、「QT」という高い壁。ぶれない心で、越えていく。

2019年2月号本誌で紹介した小倉彩愛選手。当時高校生でありながら、目標に向かって必要な取り組みを的確に分析しているクレバーさが印象的だった。そんな彼女が、今年6月に開催されたプロテストに合格。「素直に、よかったと思いました。プロテストに向けて応援してくれる人も多くて、いろんな励ましの声をかけていただいて本当にありがとうございます」と、率直な感想とファンへのメッセージをくれた。晴れてプロゴルファーとしての道を歩み始めた彼女の、プロテスト合格までの軌跡を振り返ろう。

初めてプロテストに挑んだのは、2019年。そのときは故障にも悩まされ、思うようなコンディションで挑むことができず不合格。なかなか復調しないコンディション、さらには同学年が華やかな世界に飛び込んでいく姿を横目に、一時はゴルフを辞めようとまで思ったそう。だが、周囲の友人たちからの励ましの声もあり、再びプロを目指すことを決意。クラブを握ることさえできない日々が続いていたが、なんとかスイングができる状態まで回復。次年度へのテストに向け光明が差し始めたが、2020年度のプロテストが新型コロナウイルス感染症の影響で延期になることが決定。度重なる想定外に見舞われた。しかし、プロを見据えた彼女の歩みは、一切ぶれることがなかった。日程が決まると、しっかりとそこに照準を合わせ、「大丈夫」と戦える感触を得た。そうして迎えたプロテスト。2次予選では、C地区で圧巻のトップ通過を果たすと、最終予選では、4日間安定したプレーを通し、苦しい場面も耐えきる持ち前のぶれないメンタルを発揮した。カットラインの予測が日ごとに変わる難しい状況であったものの、「身体の調子もよく、しっかりとマネジメントできた」と、見事合格を勝ち取った。余談だが、最終予選中これまで二人三脚で歩みを進めてきた父親と電話で連絡をとった際に、「任せといて」と謙虚な彼女から自信をうかがわせる発言もあったのだとか。プロテストに向けて、それだけ練習を積んできた故のひと言だったのだろう。

夢人
はきはきとした、丁寧な受け答えでクレバーな印象の小倉選手。時折見せる、はにかんだ笑顔がすてき

プロとなってからの小倉選手だが、ステップアップツアーの「SkyレディースABC杯」では8位タイ、JLPGAツアーの「大東建託・いい部屋ネットレディス」「ニトリレディスゴルフトーナメント」では、いずれも予選を通過と、順調なプロ生活を歩んでいる。だが、もちろん課題はたくさんある。「レギュラーツアーに出ると毎週試合があるので、そのペースで戦っていける体力が大事だなと感じました」と、これまでとの違いを感じている。さらに、ずれた感覚もシーズンを戦っていく中でアジャストしていくしかない。また、トップランカーの選手たちは、身体も強く、スイングが安定しており、ここぞという場面でのパッティングの勝負強さも抜群のものがある。だが、小倉選手の持ち味は「波」がないこと。「調子が悪くなったとき、ミスしたときにいかにカバーできるか。いいときも悪いときも安定して成績を残せるようにしたい」と、気持ちの切り替えやマネジメント力が実にうまい選手なのだ。「苦しいときにしっかりと成績をコントロールし、ここぞという場面で気持ちを奮い立たせて、ビッグスコアを生み出したい」と、より高い位置でその波を安定させることができれば、きっと向かうところ敵なしの存在になるだろう。

夢人
幼い頃から慣れ親しんだ、PGMグループの『岡山国際ゴルフ倶楽部』を拠点に、練習を行っている

今後の目標として、一番に掲げているのが、ツアー本線へのシード権を得るために参加する予選会「QT(クォリファイングトーナメント)」だ。プロテストよりもさらに過酷と言われている「QT」で上位に入らないと、翌年のツアーの出場資格を得ることができない。賞金を稼ぐためにも、まず突破しなければならない大きな壁だ。「QTまでにさまざまなツアーに出場するので、学ぶこともたくさんあると思います。一日一日、一試合を大事にしていきたいです」と小倉選手。プロになるまでも、プロになってからも過酷なサバイバルが続いていく。目標とするプロ選手像を、「見ている人が元気になるような選手になりたい」と掲げる彼女が、画面越しに最高の笑顔を見せてくれる、そんな日を心待ちにしている。

(タウン情報おかやま2021年10月号掲載より)

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