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岡山から夢を追うアスリートを応援! 夢人

《松岡玲×バイクレース》プロレーサーの頂へ。注目株の高校生ライダー。

THE VOICE OF ATHLETE

  • 情報掲載日:2020.09.17
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

《松岡玲×バイクレース》プロレーサーの頂へ。注目株の高校生ライダー。

高校生ながら日本トップチームである「伊藤レーシング」に今年から所属し、最も参加台数が多く、激しい戦いをくり広げる600㏄クラスに参戦する真庭市の高校生ライダー・松岡玲さん。シーズン開幕目前の彼にインタビュー。

夢人
松岡玲 REI MATSUOKA
真庭市在住の高校3年生。4歳の頃からバイクと触れ合い、中学3年生から本格的にロードレース界に転向。今年から600㏄クラスへ初参戦し、上位入りを目指す。
https://naughty1919.wixsite.com/reimatsuoka/

「平常心で丁寧に走る」。クレバーな高校生ライダーが挑む、プロへの道。

 限られたライダーが競い合う国内最高峰のオートバイレース「全日本ロードレース選手権」。この狭き門をくぐり抜け、トップライダーたちとしのぎを削りながらプロへの道を駆けあがっている注目の高校生ライダーが真庭市にいる。

 松岡玲さんがバイクと触れ合ったのは、趣味でミニバイクのレースに出場していた父親がきっかけだったという。幼稚園の頃から父親と一緒にサーキットを訪れていた彼は、自身の記憶をたどっても、常に生活の中にバイクがあった。そこからポケットバイクで小規模のサーキットを走るようになり、小学・中学生と続けていったそう。小学校時代には、サッカークラブに通う時期もあったそうだが、こちらは途中で行かなくなり、バイクの道へ。「バイクは不思議と飽きなかったんですよね。ポケバイ時代は、父親が厳しくて正直やらされている感じもありましたけど(苦笑)」と振り返る。「全然勝てなかった」と話す小学生から中学生の頃は、それでも西日本でオープンクラスのランキングが2位。だが当時は、優勝することができず、バイクを辞める辞めないという話は、父親との間で何度もくり返されたそう。その悔しさをばねに、空き地で地道にコーナーリングの練習をする日々を実直に続けていった。そして中学3年生のときに、本格的にロードレース界への転向を決意。1年目こそ全然勝てなかったものの、2年目から専属のメカニックを付け、個人の実力とマシンの性能がはまってからはめきめきと頭角を現し、初優勝を果たす。その頃になると、「やらされていた」感覚はなくなり、一番最初にゴール地点に帰ってくる喜びを知ってからは、さらに上のクラスへ挑戦してみたいという目標が出てきたそう。「全日本ロードレース選手権」は、プロたちが競う1000㏄のクラスを頂点に4クラスあり、松岡さんは昨年度までは250㏄のクラスに参戦。全6戦の総合点を若手ライダー約20人と競って1位に輝き、600㏄クラスに出場できるライセンスを獲得した。今年から、日本のトップクラスのチームである「伊藤レーシング」に所属し、いよいよ600㏄クラスに挑む。参加する選手が一番多いこのクラスは、個々のマシンの性能に差が少なく市販のバイクに近いクラスのため、最も激しい戦いがくり広げられるという。しかも参戦するライダーの年齢層は、高校生から50代くらいまでと幅広く、経験の差もある中での戦いとなる。

夢人
昨年250㏄クラスでシリーズチャンピオンを獲得し、『YAMAHA発動機』から育成ライダーとして贈呈されたバイク

 現時点での600㏄の感触を聞いてみると、「思ったより250と600でバイクの操作性に差があり、慣れるまでに時間がかかってますね。本来得意としているところは、ブレーキングなんですけど、今は逆にそのブレーキングが思うようにできていない」と語る。ブレーキングは、本来もっとかけるべきなのだが、現在は甘く、向きの変更やアクセルの踏み込みなど、ひとつひとつの動作が遅れがちになり、直線の加速が思うように伸びていないという。しかし、そのことをネガティブにとらえておらず、経験を積めばいけると手応えを感じているようだ。何よりも、「今年は勉強の年。今年中にはトップ10入り、来シーズンには1位になれるように取り組んでいきたい」と将来へのステップアップを着実に見据え、焦らず冷静に目標を設定するところにクレバーさを感じる。スピードを競う競技では、闘争心が沸き立ちやすそうだが、「平常心でいかに丁寧に走るか」を心がけているあたりが彼の持ち味なのだろう。

夢人
夢人
この日は、『岡山国際サーキット』にて練習走行。練習している選手の中でも頭抜けたスピード、鋭いコーナーリングはさすが

 順調にステップアップをしている彼だが、一方で話題となっているのが資金集め。全日本のトップクラスのチームに所属していても、1000㏄クラスのヤマハなどのメーカーが率いるチームで契約=ファクトリー入りをしない限り、契約金や給料は発生しない世界なのだそう。そのため、昔から父親や祖父のつてをたどってスポンサーを獲得し、600㏄へのステップアップが決まってからは自身でクラウドファンディングで資金を集めたり、日々アルバイトして貯めたお金をバイクに投じたりと、戦うための資金集めに苦労している。今の夢は、「ひとつ上のJSB1000というクラスでファクトリー入りし、真庭から世界で活躍できるレーサーへ」。夢を追いかける彼が、その夢をつかむのを応援したい。

(タウン情報おかやま2020年9月号掲載より)

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