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岡山魅力再発見!!

《知ってるようで知らない!? 岡山県立図書館》2018年度まで、14年連続で来館者日本一を誇った『岡山県立図書館』。その知られざる魅力に迫ります!

  • 情報掲載日:2021.06.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

あたりまえにある身近なあんなものやこんなものに、実はこんな歴史や理由があるのです…。
そんな身近にある何? なぜ?を調べます。

知ってるようで知らない!? 岡山県立図書館

2018年度まで、14年連続で来館者日本一を誇った『岡山県立図書館』。その蔵書についてはもちろん、テーマ展示や施設の活用法など、今回は県立図書館の知られざる魅力に迫ります! 建てられた場所の歴史にまつわるあれこれも。

2004年に現在の場所に移転開館。その後の、変化と進化。

来館者数・貸し出し冊数が14年間日本一!

移転開館を機に、来館者も蔵書も激増。

以前は現在の『天神山文化プラザ』内にあったという『岡山県立図書館』(知ってました?)。2004年に現在の岡山県庁前の場所に移転開館。2018年度までの14年間、全国の都道府県立図書館で来館者数、個人貸し出し冊数とも全国1位を誇る、大人気図書館です。(2019年度は高知に新しくできた図書館に1位を奪われてしまいましたが…!)。移転前は約65万冊だった蔵書が、今では約150万冊もの本を抱えるまでに。本のラインアップが増えたことも来館者にとって大きな魅力ですが、繁華街にも近く、バスをはじめ交通の便のよい立地も、来館者増加の理由のひとつだともいわれています。買い物ついでに行ける、バスで近くまで行けるのは確かに「行ってみようか」という気にさせますね。

実は児童書が充実してるんです。

装飾や小物も手が込んでる!

建物の大きさや立地などぱっと見てわかるもののほかにも、施設の魅力を上げたものが。それは児童図書。つまり、絵本や紙芝居などの子ども向けの本です。以前はほどんどなかったそうですが、移転したあとは県内の子どもに読書の機会を増やそうと国内で販売されている児童図書をほぼすべて、数にすると年に約6000冊を購入するほどの力の入れよう。読書好きのお子さんがテンション爆上がりの充実度なんです。県内の大学の研究者や学生からも頼りにされるほどで、1階の児童図書エリアの奥には小・中学校の教科書までそろえる「児童図書研究室」も設けられています。大人になるとなかなか入らない児童図書エリアですが、こんな特徴があったんですね~。知らなかった!

気になる、テーマ展示。

また、訪れるたびに気になってたのが、エリアごとにテーマに合わせた本を集めて展示している企画棚。季節や時事を意識した、ツボをついた企画をされている印象で個人的に注目してたんです。広報担当の方に話を聞くと、図書館内は人文科学、社会科学、自然科学、郷土資料、児童資料、参考資料の6エリアに分かれていて、それぞれのチームが企画を出し、1、2カ月ごとに入れ替えをしているとか。装飾や展示小物も凝っているので感心します。このコーナーを見ていると、「このテーマでこんなタイトルの本があったんだ」という気付きになり、新たなジャンルの本との出合えるきっかけにもなるので、世界を広げたい人はテーマ展示にも注目してみては?

学びを助けてくれる「レファレンスサービス」。

さらに『岡山県立図書館』の底力が分かるのが「レファレンスサービス」。つまり、探してほしいジャンルを司書に伝えて相談しながら適した本を選んでもらうサービスです。うろ覚えの本のタイトルから探してもらったり、あるジャンルの本をいくつか提案してもらったり、本を探したい人には頼りになるサービスですね。私も仕事柄、岡山の食について関わることが多いので、一例として「岡山の郷土食」について尋ねてみることにしました。対応してくださったのは、郷土資料エリアの司書・隈元さん。相談後すぐに「この辺りの本ですかね…」と本を選び始め、ものの数分で本棚から選び出してくれました。提案してくれたのは7冊の本で、『岡山県の食風俗』『岡山県の食事文化』『岡山たべもの歳時記』など気になるタイトルの本ばかり! 館内の本全体の把握力、セレクト力には恐れ入りました。今後も頼りにして行きたい、利用しない手はないと強く思いました。

司書歴26年、郷土資料担当14年
という司書の隈元さん

ホームページの情報も奥が深い…! 校歌や古地図も。

また、『岡山県立図書館』ホームページ内の電子図書館システム「デジタル岡山大百科」も見逃せません。県内の資料を収集する図書館ならでは情報も掲載されており、そのひとつが「校歌」。県内の学校から寄せられた校歌の音源が公開されています。あなたの母校の校歌が収録されているかも? また、図書館で収蔵している古地図・絵図を見ることもできます。わざわざ図書館まで行かなくても、貴重な資料がネットで見られるなんて、便利な時代になりましたね~。

『岡山県立図書館』の隠れた魅力を捜査!

200万冊を収蔵できる書庫の存在は偉大。

近未来的な「自動化書庫」!

ここまで気軽に利用できる図書館の魅力を紹介してきました。本を借りるために通常出入りできるのは1、2階のみですよね。それ以外の場所にも、『岡山県立図書館』の魅力が隠されています。そのひとつが、その上の3、4階ある、本をたんまりと収められる書庫。確かに外から見ると建物の高さありますもんね。書庫には一般的な「固定書庫」のほか、可動式の棚が密集して並ぶ「密集書庫」、指定の本を自動で取ってきてくれる「自動化書庫」の3種類が設けられています。特にウィィーンという音とともにシステマティックに動く近未来的な「自動化書庫」には、「図書館の仕分けシステムもここまできたか!」と感動するはず。書庫には約200万冊収蔵できるそう。表の1、2階には約30万冊並んでいるので、その7倍の本が入れられるわけで、そりゃー広い場所が必要なわけだ! 通常立ち入り禁止になっている書庫ですが、毎月第4土曜(6月は26日)に「バックヤードツアー」で見学できるので、図書館の裏側を探検してみたい方はぜひどうぞ。

閲覧可能な歴史的な古文書も!

ひとつひとつ木の活字を組んで作られたといわれる約400年前の『太平記』。貸し出しは不可

さまざまな書籍を収集している『岡山県立図書館』。その中には戦前に収蔵した古文書や古地図など博物館級の貴重な本も含まれています。「貴重資料」と呼ばれるそれらは、研究目的や調査などの場合には実物を見せてもらうこともできるのだとか! 今回特別に「一番古い資料を見せてください!」とお願いしてみたところ、古いものでは約400年前の『太平記』があるとのこと。本当に!? これらの「貴重資料」の一部には隠されたストーリーも。実は第2次世界大戦時に『岡山県立図書館』は空襲で全焼してしまったのですが、貴重な資料は疎開させていて、そのおかげで残っている古文書もあるそうです。それが今でも閲覧できるなんてありがたや~。

立地には、岡山城と深い関わりが…。

図書館の立地についても調べてみました、図書館で。古地図を見せてもらいながら検証していくと、もともとこの場所は岡山城本丸の外側の二の丸の敷地だったようです。地上の駐車場側にはその痕跡が。駐車場のコンクリートの中に丸い岩が連なっている場所があるんですが、実はこれは堀の際であったことを表す痕跡なんですって。建物脇には外下馬門であった痕跡ともいえる石垣も残されています。そのあと、この地には私立養忠学校や岡山市立岡山商業学校、岡山女子商業学校、丸之内中学校と、学業の場として歴史を刻み、2004年に『岡山県立図書館』へと生まれ変わりました。学びの地として今でも人が集う場所となっています。岡山城に近いだけあり、城に面した閲覧室の大きな窓からの岡山城を借景とした景色は見応えがあります。特に2階からの眺めは格別! こういったロケーションも県民を引きつけているのかもしれませんね。

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