Mission_34/旬の果実と採れたてミルクの後を引くおいしさ。可愛い動物にも出合える、癒しの牧場ジェラテリアの魅力に密着せよ!
岡山で話題のスポットやイベント、知る人ぞ知るレアな情報など、誰もが気になる地元のモノ、ヒト、コトを『タウン情報おかやま』が徹底調査するこの企画。スタッフが実際に現地を訪れ、体験したとっておきの情報をリポートして、「岡山の魅力を再発見できる、よりディープでフレッシュな街ネタ」をお届けします!
「冷たいスイーツ」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか? アイス、かき氷、プリンにゼリー、わらび餅。最近日本中でブームを巻き起こしたタピオカドリンクも、冷たいスイーツのひとつと言えますよね。
毎度おなじみ、「まかせてちょ~査団」レポーターの団長Mにとっての「ベスト・オブ・ひんやりスイーツ」といえば、ずばりジェラート! 冷たい物が恋しい夏はもちろん、季節を問わず時おり無性に食べたくなります。特に、牧場直営店の手作りジェラートが大のお気に入り。牧場ののどかな風景に癒されながら新鮮なジェラートを味わうひと時は、ちょっとしたご褒美感覚で、夏の暑さや日ごろの疲れも一気に吹き飛びます。毎回「どの味にしようかな?」と悩むのも楽しみのひとつ。団長Mの鉄板は、チョコレート系×旬のフルーツのダブルの組み合わせです。ああ、思い出すだけで無性に食べたい!
というわけで、今回は岡山市南区にある『ミルク工房 ジェラテリアMISAO』の本店におでかけ。バラエティ豊かなメニューから、牧場で密かな人気を集めていると噂の動物たちまで、しっかりチェックしてきました!
『ジェラテリアMISAO本店』があるのは、南区に広がる田園地帯のど真ん中。『岡山県立興陽高校』の東側にある千両街道を南に入り、倉敷川を越えた先の『灘崎野球場』の北にある少し上がった所にあります。古い家並みが建ち並ぶ道沿いにあり、入口には看板もあります。
緑と花々に囲まれた庭のある、ロッジ風の愛らしい外観。建物の前にはウッドデッキのテラス席もあります。
木の温もりに包まれた店内。5人掛けのテーブル席が2つあり、レストランのように落ち着いた空間でジェラートを味わえます。
『ジェラテリアMISAO本店』は、『みさお牧場』のオーナー夫妻が2004年にオープンさせたジェラート専門店。『みさお牧場』でとれたミルクと玉子を使ったホームメイドのジェラートを中心に、スムージーやコーヒーなどのドリンク類、手作りスイーツやランチも提供しています。
オーナーの奥様曰く、アメリカでのジェラートとの出合いがお店を立ち上げるきっかけになったそう。「牛乳の魅力を新しい形で伝えたいと思っていた矢先、旅行先のカナダで食べたジェラートのおいしさに感動して。それ以来、自社牧場のミルクの味にこだわった、新鮮でおいしい手作りジェラートを作り続けています」と奥さま。
「写真撮りますよ~」と声をかけると、「ふたりで会話をしている雰囲気はどう?」といろいろポーズや表情を考えてくれたスタッフさん。照れて思わず笑っちゃった瞬間をこっそり収めました。スタッフさんの接客は丁寧かつフレンドリー。ここのジェラートが大好きで働きはじめたスタッフさんもいるそうです。このほんわかしたアットホームな雰囲気もお店の魅力ですね。
ショーケースには搾りたてミルクやフルーツ、チョコ、抹茶などたくさんのジェラートが並び、とってもカラフル! メニューは時期により異なるものの、常時約16種類のフレーバーがそろいます。今回はおすすめのメニューをいただくことにしました。
「どうぞ♪」キュートな笑顔と共に差し出されたのは、不動の人気No.1「しぼりたてミルク」と、夏の旬フルーツ「ピオーネ」のダブルコーン496円。そこにおまけでイチゴをトッピングした、スぺシャル仕様のジェラートにしてくれました。
まずはイチ押しメニューのミルクをひと口。
…さすがは牧場仕込み、間違いのない旨さ! ミルクの甘さがじゅわっと口の中に広がり、一気に幸せモードに突入。牛乳の自然な風味がしっかりあって、それでいて甘ったるさがなくさっぱりしたあと口。3種類の牛の生乳をブレンドして作ることでコクを出しているそうです。
ピオーネもイチゴも果物そのものの自然さが感じられて、溶けてミルクとなじむごとに風味がまろやかに変わっていきます。濃厚すぎない味のバランスが絶妙で、ずっと食べつづけられるおいしさです!
ふと目にとまった鮮やかな緑のジェラートは、なんと岡山産パクチー味。パクチー特有の風味がさっぱりとしたアクセントになって、嫌味のないおいしさに変化しています。どの食材やフレーバーと組み合わせてもおいしそう!
お店の人気ジェラートをタイプ別に聞いてみると、1位はやっぱり看板メニューの「絞りたてミルク」。そして2位は岡山県産の旬のフルーツ。白桃やイチゴ、ブドウなど種類もいろいろで、岡山産バナナが登場することもあるそうです。3位はちょっと意外だった「きなこもち」や「ほうじ茶」などの和風味がランクインし、年配の方にも人気だとか。そのほか、自家栽培のミントの葉を練り込んだ初夏限定の「チョコミント」などの限定メニューもあります。ジェラートは、シングルがカップ・コーンともに388円、ダブルカップ・コーンは496円。いろいろ食べたい人は、何人かで来てシェアするのがよいかも!
ジェラート以外にも人気メニューがたくさん。こちらは「ベーコンとトマト、パプリカのパニーニ」421円。好みのドリンク&ジェラートとセットでオーダーすれば、贅沢なランチセットが完成!
フルーツ盛り盛りの豪華なこちらは「ジェラートケーキ」3780円。テレビ番組でも紹介されたことがあり、誕生日会などお祝い用スイーツとして買っていくお客さんが多く、ネットでも人気殺到だそう。そのほか、パフェやチーズケーキなど、ジェラートの枠にとどまらない牧場スイーツが目白押し。全制覇するなら通うしかないですね!
お腹と心が満たされたところで、近くにある『みさお牧場』にも足を運んでみました。ここで飼われている動物たちとの出合いを楽しみに訪れる、という親子連れのお客さんも。可愛い牛さんいるかな?
お店から歩いて約5分、牛舎に到着! 出迎えてくれたのは牛ではなく放牧状態の2匹のヤギ。「どうぞこちらへ」といわんばかりにテクテク歩いて再び牛舎の中へ。じ、自由…。
牛舎の中はさらに自由なことに。目を合わせても動じない、堂々たるくつろぎっぷりです。こちらの牧場では、乳牛をはじめヤギやウコッケイ、チャボ、ウサギ、アヒル、エミューなど15種類以上数百頭の動物を飼っているそうです。牛以外の動物がやたらと多く、もはや牧場を越えた動物園状態! 牧場を案内してくれたオーナー夫妻の娘さんいわく、「気が付いたら増えている」のだそう。今後もどんどん仲間が増えるかもしれません。
オーナー夫妻の愛情をたっぷり受けてのびのびと育つ牛さん(と動物たち)。だからおいしいミルクができるんですね。牧場を見学する時はスタッフさんにひと声かけて、牛舎の中には入らず、動物たちをびっくりさせないように見学してください。
夏の週末など、多い時では1日に100人以上ものお客さんが訪れるという『ジェラテリアMISAO』。県南エリアの中心にあるので、各方面からも足を運びやすいお店です。本店のほかに、『Pモール店』『三井アウトレットパーク倉敷店』も展開しています。
岡山は牧場系ジェラートが充実していて、県内の東西南北の各エリアにバランスよく分散しているのが特徴です。いろんな牧場ジェラートをめぐって、各店の味を食べ比べしてみるのもおすすめです!
Information
ミルク工房ジェラテリアMISAO 本店
- 住所
- 岡山市南区北七区628 [MAP]
- 電話番号
- 086-362-5542
- 営業時間
- 10:30~18:00(5月~9月)、10:30~17:00(10月~4月)
- 休み
- なし(5月~9月)、月曜(10月~4月) ※祝日の場合は翌日
- HP
- http://jelato-misao.com/