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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《倉敷市/ぐらすたTOMO》モノづくりの楽しさを気軽に味わえる手作り体験にトライ!ガラス工房『ぐらすたTOMO』で吹きガラスによるマイグラスを製作。【PR】

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2019.07.27
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_33/刻一刻と美しく変化するガラスの魅力に感動! スピード勝負の吹きガラス体験に挑め!

岡山で話題のスポットやイベント、知る人ぞ知るレアな情報など、誰もが気になる地元のモノ、ヒト、コトを『タウン情報おかやま』が徹底調査するこの企画。スタッフが実際に現地を訪れ、体験したとっておきの情報をリポートして、「岡山の魅力を再発見できる、よりディープでフレッシュな街ネタ」をお届けします!

作家や職人さんが作る工芸品や、近年静かなブームとなっているハンドメイドなど、手仕事から生まれるモノには独特の味わいがありますよね。最近はクラフト・ハンドメイド関連のイベントが増えて、自分で手作りに挑戦する人も増えてきました。しかし、「興味はあるけど難しそう」「忙しくて手が出せない」という人も多いのではないでしょうか? そんな人におすすめなのが「手作り体験」。プロに教わりながら短時間で手作りの楽しさを味わえるので、趣味活はもちろん休日のお出かけにもぴったりです。

手芸や陶芸など手作りのジャンルにもいろいろありますが、団長Mが選んだのは「ガラス工芸」。今回は、倉敷のガラス作家・水口智貴さんの工房にお邪魔して、「吹きガラス」の制作体験にチャレンジしました。制作には専用の設備や道具が必要になるため、このような機会を利用するのはいいですよね。色鮮やかで美しいガラスは日用品やインテリアに取り入れやすく本格的なモノづくりの醍醐味も味わえます。

ガラス工芸は初体験の団長M。果たしてちゃんと使える作品ができるのでしょうか?

倉敷を拠点に活動しているガラス作家の水口智貴さん。繊細な色調のガラス作品をはじめ、光と色を漆黒のガラスに閉じ込めた宇宙をイメージさせる作品など、豊かな表現力で独自のガラスアートを追求し続けています。県内外で個展を開催し、近年はい草を溶かして作る優しい緑色が特徴の「い草ガラス」を発表。作家として精力的に活動する一方で、自身の工房『ぐらすたTOMO』で予約制のガラス体験教室を主宰しています。

倉敷市郊外にある『ぐらすたTOMO』。『中国銀行水島東支店』の斜め向かい、商業施設が建ち並ぶ生活道路沿いにあります。

「今日はよろしくお願いします」。ハキハキとした挨拶で迎えてくれたこちらの男性が水口さん。白Tシャツが映える、ワイルドな雰囲気のイケメンです。

工房は水口さんのほかにもスタッフさんが1名常駐し、作品制作のサポートや体験教室の指導を行っています。吹きガラスは体験メニューの中でも特に人気が高く、老若男女問わず気軽に体験できるそうです。まずは水口さんが作り方について説明し、お手本を実演をしてくれました。

吹きガラスとは、熱で溶けたガラスに息を吹きこみ、コップやグラスなどの形を作る伝統的な技法のひとつ。

まずは竿の先を溶解炉と呼ばれる炉の中に入れて、中で水飴状になったガラスを巻き付けます。真っ赤に燃える炉の温度は700~1150℃もあるので、近づくほどに熱気を感じます。

巻き取ったガラスは竿を回しながら遠心力で形を整え、息を吹き入れて膨らませます。次に2番目の炉に竿を入れてガラスを温め直し、後はガラスのボリュームを足して更に形を整えていきながら息を吹き入れてコップの底を整えます。別の竿に移し、ガラスを切り離せばでき上がり。グニャっとしたガラスの塊が、あっという間に透き通ったグラスに変身!

「温度が下がるとガラスが固まるので、吹きガラスは早さと思い切りが大事です。一瞬一瞬の力加減とバランスが重要。形が少々歪んでもスタッフがフォローしますので安心してください。仕上がりに個人差はありますが、作品としての形とクオリティは保証します!」と水口さん。

シャドーボクシングのように、竿をクルクル回す手つきでイメトレする団長M。扱い慣れないガラスに最初は不安でしたが、ガラスの滑らかな美しさにすっかりと引き込まれてしまいました。準備万端、早速吹きガラス体験にトライしてみます。

まずはサンプル写真を参考にしながらグラスの色や形、デザインを決めます。団長Mは鮮やかな青と白のドット柄に決定。この粒状のガラスがどんな風にコップの模様になるのか興味津々です。教えていただいたのは、スタッフの髙倉縁(ゆかり)さん。通称「ケンさん」です。髙倉だけに?

熱されたガラスを取り扱うため、作業前の前には安全対策のアームカバーを身に付けます。まずは、ケンさんが溶解炉で溶かしたガラスを竿に巻きつけ、次に色付きのガラスをくっつけます。見守る団長M。強烈な炉の熱気に思わず汗が…。

ここからはバトンタッチ。竿を受け取り、炉に入れて温めながら色ガラスを溶かします。「色ガラスが馴染んで模様になっていきます。手をとめずに回し続けてくださいね」ケンさんが分かりやすく指導してくださるので心強い。それにしても、ガラスが垂れないように形を整えるのはなかなかの難しさ! 思わず肩に力が入ります。

竿の口から柔らかくなったガラスに息を吹き込みます。風船を膨らます最初のひと吹きのような感じで、勢いよく一気に吹かないとガラスが膨らみません。団長Mは3回目でやっと膨らみました。

グラスの高さと形を整えながら竿を転がします。どの工程もとにかくスピードが命。決して迷わず止まらず、でも丁寧に。

グラスの底を板で押さえて、平らになるよう整えます。

違う竿にグラスを移し、金具でグラスの内側を押さえ広げます。最後は、竿からガラスを切り離す最後の作業。専用の道具でグラスに切れ目を入れると、節目に沿ってパカっとグラスが分かれます。この不思議な感覚は、まるでマジックのよう。外国の方のリアクションもここが一番大きいそうです。

一日冷ましたら完成!涼しげに揺らぐ水玉が美しい、お気に入りのマイグラスができました。作品は後日受け取ることができます。もっと上手にできたらプレゼントにしても喜ばれそう!

吹きガラス体験の感想をひと言でいうと「スピード感のあるおもしろさ」。柔らかくなったり固まったり、熱によって刻々と変化するガラスの状態に合わせて瞬時に形を作っていくので、とてもライブ感があるのです。意外と体を使いますし温まるので、まるでスポーツのような感覚も。吹きガラス体験にかかる時間は15分~20分と短時間なのでお出かけの合間に利用しやすいのもメリットです。「もっとやりたい!」と、この体験をきっかけにガラス工芸にハマる人が多いそうです。

「僕もガラス制作体験がきっかけで、ガラス作家の道に進みました。熱で刻々と変化する色や動きをいかに自分の形に持っていくか。難しいですが奥深い魅力がありますよ」と水口さん。吹きガラスを楽しむコツは、丁寧、素早く、スピーディに、だそうです。一瞬の勝負なので、短気な人やせっかちな人ほど向いているのかも知れません。

工房では、完全予約制で今回の「吹きガラス体験」3240円のほか、手形制作体験3240円~5400円、ガラスに絵を削る「リューター体験」1080円も実施。本格的に習いたい人のガラス教室も対応しています。ぜひ試してみてください!

Information
ぐらすたTOMO
住所
岡山県倉敷市広江2-13-33 [MAP]
電話番号
080-1945-6046
営業時間
10:30~19:00 ※電話受付は9:30~20:00
HP
http://www.glass-minakuchi.com/
備考
完全予約制 ※電話もしくはHPから予約

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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