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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《マンホール蓋》今、静かなブームを巻き起こしている路上のアート、「マンホールの蓋」の世界が想像以上にアツい!

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2019.11.09
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_40/続々と新作登場、「マンホールカード」とは何ぞや? ファン急増中の「デザインマンホール」の魅力を徹底調査せよ!

岡山で話題のスポットやイベント、知る人ぞ知るレアな情報など、誰もが気になる地元のモノ、ヒト、コトを『タウン情報おかやま』が徹底調査するこの企画。スタッフが実際に現地を訪れ、体験したとっておきの情報をリポートして、「岡山の魅力を再発見できる、よりディープでフレッシュな街ネタ」をお届けします!

意外なご当地アイテム「マンホールの蓋」がブーム!?

地下の下水道へ出入りするために設置されているマンホール。路上のあちこちでマンホールの蓋を見かけますよね。普段はなかなか気に留めることのないものですが、地域によっていろんなデザインがあるのを知っていますか?

今、この「マンホールの蓋」がじわじわと人気を集めています。

マンホールは全国各地で趣向を凝らした蓋が作られています。地域の名産品や風景、中には人気キャラクターが描かれたものなど個性あふれるデザインが展開され、グルメや観光スポットと並んで独自性の高い「ご当地アイテム」としても注目されています。

ちなみに、マンホール蓋のマニアのことを「マンホーラー」、女性のマニアは「蓋女(フタジョ)」と呼ぶそうです。

それにしても「○○女(女子)」っていうネーミングの汎用性の高さたるや。いつどこでも、女子は特別な存在なんですね…。

話がそれましたが、マンホーラーの主な活動はマンホールウォッチング。街中の蓋を探しだして、見つけたら写真をパチリ。コレクションをSNSにアップするマンホーラーも増えています。

団長Mも探してみました。こちらは、倉敷に出かけた時に見つけた「倉敷アイビースクエア」のアーチの門が描かれた蓋。こんなのあるって知ってました? こちらは「倉敷アイビースクエア」の敷地内にありました。色鮮やかで可愛いデザインですね!

今回はマンホール蓋の魅力に迫るべく、マンホーラーもそうじゃない人も注目の展覧会を訪問しました。マンホールにまつわる雑学や楽しみ方を学んだ上で、実際にマンホールウォッチングをしてみたいと思います。

マンホール蓋の面白さにズボッとハマるかも?(マンホールだけに)

「蓋女(フタジョ)」に聞いた! 思わずハマる蓋の魅力とは?

訪れたのは、岡山市伊島町にある『人と科学の未来館サイピア』。ここで開催されていたのは、マンホール蓋や下水道に関するパネル、グッズ、資料を展示した『マンホールのふた展』。

総勢100種類以上のマンホールの蓋が解説付きで紹介されていました。実物のマンホール蓋も飾られていましたよ。

入口にあるのは顔ハメパネル。観光地によくあるやつです。パネルに使われているのは岡山市のデザインマンホール。岡山県民にはおなじみの桃太郎が描かれています。

こちらがマンホール展をプロデュースした岡さん。『サイピア』の企画展示やプラネタリウム解説、ショップ管理を担当し、宇宙や科学、社会や自然に関わるイベントを手掛けています。

科学がテーマの『サイピア』ではちょっと珍しい展示ですが、なぜマンホールの蓋を取り上げようと思ったのですか?

「私自身、マンホールの蓋が大好きな『蓋女』なんです! 旅先などで見つけた蓋を写真に撮るようになり、多彩なデザインに魅せられてこの世界にハマりました。この面白さをいろんな人に伝えたいと思って企画を提案したところ、ありがたいことに採用されました!」

好きなことが仕事につながるなんて素晴らしいですね。

「はい! この展示は100%私の好みが詰まった展示です(笑)」

岡さんによると、マンホールの蓋は全国に1万点以上も種類があるのだそう。そ、そんなに?

「市章が描かれた昔からの蓋も含めると、それぐらいの数はあるそうです。次々と新しいデザインの蓋が生産されているのでコレクション要素が高いんです。多彩なデザインと、それを集める楽しさこそがマンホール蓋の魅力。ずっと気軽に続けていける趣味としておすすめですよ!」

蓋女歴3年の岡さん。今までは「マンホールの蓋が好き」と周りの人にいうと、「ハア?」というリアクションが返ってきていたそう。「なんでそんなものが?」と相手が戸惑う気持ちはわかります。マニアックな趣味を持つ人のあるあるです。

しかし、展覧会を開催してからは意外な反応があったとか。

「『私も実は好きなんです』とか、『結構面白いですね』と言ってくださる来場者の方が多くて。自分以外のマンホーラーに出会えるのがうれしいです(笑)マンホールのおかげで人との縁が広がりました!」

目をキラキラ輝かせながらマンホール蓋の話を語る岡さん。本当にうれしそうです。長野県や鹿児島県へマンホールを見に行ったり、貴重なグッズを収集したりと、東奔西走して集めた展示品は見ごたえ抜群。なかなか気合の入った蓋女ですね!

街歩きや旅先で、Let’sマンホールウォッチング

岡山にもいろんなマンホール蓋があります。『ファジアーノ岡山』や『岡山シーガルズ』など、地元スポーツチームの蓋もあります。岡さん、複雑な図柄もちゃんと凹凸が表現されているんですね。

「はい。デザインは自由ですが、蓋の上で滑らないように凹凸をつけたり表面加工を施したりするのが決まりなんです」

「よっこらしょ!」と怪力の岡さんが持ち上げてくれたのは、実物の蓋…ではなく実物大のレプリカ。こうして見ると蓋って意外と大きいですね。

こちらはポケモンのキャラクターを採用した鹿児島県指宿市のマンホール蓋。アニメや漫画、ゲームの人気キャラをモチーフにしたデザインも増えているようです。

例えば鳥取県境港市の「ゲゲゲの鬼太郎」、長野県佐久市の「北斗の拳」などは、作者の出身地にちなんでキャラクターのデザイン蓋が作られたそうです。

そのほか、市町村ごとの個性を生かした蓋や関連グッズがたくさんありました。そこに行かないと見られないというのもコレクター魂をくすぐるポイントです。

「マンホールウォッチングは、街歩きや旅先の楽しさを広げてくれます。私自身、蓋を通していろんなところへ出かける楽しみも増えました」

岡さんは、旅先で撮った蓋の写真を見ると旅の思い出がよみがえってくるそうです。やっぱり筋金入りの蓋女ですね。

年に1度開催されるマンホーラーのためのフェス「マンホールサミット」も話題を集めています。2017年に倉敷市で開催された第7回は、何と約3500人を動員。趣味のジャンルとして確立しているのはもちろん、下水道に対する理解や関心を深めるきっかけにもなっているそうです。

目指せコンプリート。マンホールカード収集に挑戦!

ところで、マンホーラーが必ず集めているという鉄板アイテムがあるそうです。それがこの「マンホールカード」。岡さん、これは?

「全国各地のデザインマンホールをカードにしたもので、『GKP下水道広報プラットホーム』が制作しています。岡山県では2019年10月現在で12種類のマンホールカードが発行され、市町村ごとの指定施設で無料配布されています。定期的に新作が登場するので、常に集める楽しさが味わえる。そんな魅惑のアイテムです!」

裏にはデザインの解説や由来が記載されています。写真のカードは倉敷市のデザインマンホールを掲載したカード。倉敷市の市花である藤の花が描かれた上品なデザインです。

「カードを手に入れたら、その地域のどこかに設置されている同じ絵柄のマンホールを探してみてください!」と岡さん。

百聞は一見に如かず。私もマンホールカードと蓋を探しにお出かけしてみたいと思います!

到着したのは倉敷美観地区。岡さんが教えてくれた藤の花のマンホールカードは、『倉敷物語館』(『倉敷館観光案内所』改修中の配布場所)の入口で手に入れることができました。

『倉敷物語館』の受付の方に、「この近くにも藤の花のマンホールがありますよ」と教えていただきました。見つけたのは本町通り商店街の一角。美観地区からほど近いところにポツポツと点在しています。倉敷の落ち着いた街並みになじむデザインですね。

カードと同じカラーマンホールは、倉敷市船倉町にある『船倉公園』で見つけました。ブルーに藤のパープルが鮮やか。こうしてみるとマンホールもカラフルで美しいですね!

次に訪れたのは都窪郡早島町。ここのご当地マンホールもなかなか面白いデザインです。

こちらのカードは、早島町役場の前にある『ゆるびの舎』で配布されています。マンホールを管轄する早島町役場上下水道課の方から直々にもらうことができました!

実物のカラーマンホールは早島町役場の敷地内にありました。早島の文字と瀬戸大橋がダイナミックにデザインされています。外周には町民が描かれ、輪になって中央の絵をしっかりと支えています。

この地域愛あふれるデザインは公募により選ばれ、1991年から採用されているそうです。蓋女っぽく、自分の足元と一緒に写真をパチリ。うまく撮れました。

マンホールの意外な面白さに気づいた今回。気になった方は、お出かけ先でぜひマンホールを探してみてください。思いがけないデザインに出くわすかもしれませんよ。

マンホールウォッチングはつい足元に夢中になりがちですが、周囲の車両や人には十分注意し、交通の妨げにならないように気を付けてくださいね。

集める楽しさと街歩きの楽しさが気軽に味わえるので、団長Mもじわじわハマりそうな勢い。これから始まるマンホールとの新たな出会いにワクワク。すっかりマンホーラー予備軍です。

今後もマンホールカードを集めながら、面白いご当地マンホールがあれば紹介したいと思います。目指せコンプリート! 続け、第2弾!

Information

Information
マンホールのふた展
会場
人と科学の未来館サイピア 2階企画展示室
会場住所
岡山市北区伊島町3-1-1[MAP]
開館時間
9:00~17:00(入館は~16:30)
期間
2019年10月5日(土)~2019年11月24日(日)
休館
11月11日(月)・18日(月)
開催時間
9:00~17:00
料金
無料
問合せ
人と科学の未来館サイピア
電話番号
086-251-9752
HP
http://www.sci-pia.pref.okayama.jp/
記事で紹介したマンホールカードの問い合せ
問合せ
早島町上下水道課 086-482-0617
倉敷館観光案内所(改修中は倉敷市物語館にて受付)086-422-0542
マンホールカード検索サイト
検索サイト
GKP下水道広報プラットホーム
http://www.gk-p.jp/mhcard/

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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