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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《玉野市/宇野港・東山ビル》 晴れた朝、海街のレトロビルを訪ねて。宇野港『東山ビル』で、ゆるりと特別な時間を過ごす。

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2020.03.28
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_50/フード、ホステル、ショップなどを集約。非日常感あふれる港のランドマーク『東山ビル』を調査せよ!

岡山で話題のスポットやイベント、知る人ぞ知るレアな情報など、誰もが気になる地元のモノ、ヒト、コトを『タウン情報おかやま』が徹底調査するこの企画。スタッフが実際に現地を訪れ、体験したとっておきの情報をリポートして、「岡山の魅力を再発見できる、よりディープでフレッシュな街ネタ」をお届けします!

廃ビルを復活。港に新しい風を吹かせた『東山ビル』とは?

岡山県南に位置する玉野市宇野周辺は、瀬戸内海に面した穏やかな港町。瀬戸内の島々を結ぶ玄関口としてはもちろん、海を感じられる近場のお出かけスポットとしておなじみのエリアですよね。

「瀬戸内国際芸術祭」の開催以降は屋外アートや新店が増え、外国人や旅行客の姿もすっかり定着しました。

開放感あふれる海景色はいつ見ても心満たされますし、港の賑わいと懐かしさ、新しさがほどよく混じり合う街の空気も魅力的。宇野港は海街ならではの味わいがたっぷりと詰まった場所です。

私こと「まかせてちょ~査団」の団長Mも、この景色に何度癒されたことか。
昔は「そうだ、海へ行こう!」って時にはテンション高くビーチではしゃいでましたが、そんな時代はとうに過ぎ去り、今は港町に出かけてひたすらボーっと海を眺めることが、海との付き合い方の鉄板になっています。

港町の渋い魅力が分かるようになった時、人は大人の仲間入りをするのかもしれません…。

それはさておき、団長Mも大好きな宇野港には、昔から気になる場所があります。

一見して廃墟感漂うこの建物の名前は、『東山ビル』。古びた外観が味わい深く、何だか時代に取り残されたような独特の空気感を放っています。

今年で築54年を迎えたこの雑居ビルは、長い間空きビルとして残っていました。

数年前から有志による再生計画が進められ、昔の面影を残したリノベーション空間へと生まれ変わりました。今はフードやホステル、ショップ、イベントスペースなどの複合施設に機能を変え、気軽に立ち寄れるスポットとして親しまれています。

場所は宇野港の西沿い、『玉野魚市場』の隣に位置。ビルの正面には海が広がり、港と同じ目線で船の行き交う様子を眺められます。

宇野港のランドマークとして、港町の新たな過ごし方を提案しているという『東山ビル』。その魅力を探りに、早速宇野港へと出かけました。

潮風を感じたら、『#8 WIRE』の本格バーガーで腹ごしらえ。

『東山ビル』へは、JR宇野線の終着点である「宇野駅」から歩いて10分ほど。1階は2軒の飲食店が並んでいます。

まずは向かって左側のハンバーガー店『#8 WIRE(ナンバーエイト ワイヤー)』に寄ってお腹を満たすことに。

こちらのお店ではホームメイドのハンバーガーを提供しています。メニューはオーストラリア産牛ミンチ100%のパテを使った「牛」680円や「牛+チーズ」780円など5種類あり、シンプルながら食べ応えのある味とボリューム感が人気。

ハンバーガー好きの若者や本場の味を知る外国人、近所のお年寄りまで幅広い層に愛されています。

注文したのは、牛肉のパテとチェダーチーズが2枚ずつ挟まった豪華な「#8」1100円。自家製のバンズはサクっと軽い口当たりで、ジューシーなパテとベーコン、フレッシュな野菜と相性抜群です。

これまた自家製のトマト&マヨソースは甘みとコクがあってクセになる味わい。Wソースの効果で食べるスピードもどんどん加速し、ペロッといけちゃうおいしさです。

海辺でサクッとお腹を満たせるカジュアル感、無性に食べたくなる旨さがリピート必至の「#8 WIRE」。今まで港グルメといえばシーフードでしたが、団長Mの頭の中に「港=ハンバーガー」の新たな方程式が刷り込まれました。次来た時はテイクアウトして海辺で食べてみようっと。

海×コーヒーの贅沢感。『BOLLARD COFFEE』でくつろぎタイム。

コーヒーの香りに誘われ、お隣の『BOLLARD COFFEE(ボラード コーヒー)』へ。

カウンターとテーブル、陽だまりのベンチが並ぶ落ち着いた店内。扉から見える港風景のコントラストが印象的です。朝コーヒーを楽しむおじいちゃん、ご近所マダム、通りすがりの旅人など、誰もがふらりと立ち寄れるオープンな雰囲気。一杯ずつ丁寧にいれるドリップコーヒーの味が、幅広いお客さんを虜にしています。

こちらのコーヒースタンドは、JR宇野駅近くにある生活用品&コーヒーのお店『bollard』の姉妹店として2017年にオープン。東京のロースタリー『OBSCURA COFFEE ROASTERS』が焙煎した豆を使い、ブラジルやインドネシアなど5種類のコーヒーを展開しています。

テイクアウトももちろんOK。コーヒー以外にも豊島産レモンのレモネードやマフィンなどのスイーツもあり、曜日限定の間借りカレー『全感覚スパイス』は、カレーマニアの間で話題となっているそうです。

爽やかな酸味と苦みが利いたコーヒーをひと口飲むと、ほっと心が緩みます。お隣の『玉野魚市場』の朝市に行った後にここに寄ってコーヒーを飲む、なんて流れも最高。

それにしても海辺で飲むコーヒーって、特別においしく感じませんか? あれ何なんでしょう? そんな「海×コーヒー」の贅沢感をあくまでも気軽に、日常のワンシーンとして楽しませてくれる『BOLLARD COFFEE』。港散策の定番スポットになりそうです。

2杯目のコーヒーをテイクアウトして、やっとビルの2階へ。古びた壁やタイル、天井、柱が無骨で懐かしい風合いを醸し出しています。まるで隠れ家のような雰囲気にドキドキ。

階段を上がると、モダンな照明と館内サインが見えました。ビルのヴィンテージ感となじむシンプル&クールなデザインです。

2階のラウンジ。2~4階に設けたホステル『HYM』と、『東山ビル』全体の共有スペースとして使われています。開いている時間は、1階で買ったテイクアウトメニューを食べてもOK。

ブルーの塗り壁、使い込んだ家具や建具がアクセントになり、まるで外国の古アパートのようなラフさ。センスあふれるリノベーションの賜物ですね!

この素敵なラウンジでくつろぎながら、『東山ビル』再生計画のリーダーであり、ビルの管理人を務める西野与吟さんにお話しを伺いました。

「このビルは、宇野港が連絡船でにぎわっていた1966年に建てられました。1970年代は喫茶店やバー、港で働く女性の宿舎に使われていて、このラウンジも元は喫茶店だった場所。港の衰退や建物の老朽化とともにビルの役目も終わり、80年代にはすでに廃墟状態になっていたんです」

実に40年近くも眠ったままだった『東山ビル』の不思議な魅力に魅せられた西野さん。2012年の『岡山芸術回廊』への参加をきっかけに、2013年頃から再生計画をスタートさせました。

「東山ビルのよさは、何といってもロケーションと建物のボロさでしょうか (笑)
? 窓に映る宇野港と行き交う船たちが、錆びたボロボロの建具越しに中庭のように切り取られて、見慣れた場所のはずなのにどこか非日常感を覚えてしまう素敵な絵に変わる。このままなくなるのはもったいない、港に開かれた建物として何とか生かしたいなと思いました」

ビル丸ごと自由な空間。人が交わるプラットホームへ進化中。

西野さんはビルの空間を生かして宿泊施設を整えました。2階から4階はホステル『HYM』のフロア。 部屋はシングルとダブルの2タイプあり、2階でセルフチェックインができます。

アイボリーカラーのシンプルな室内は、清潔感があり使いやすい空間。シャワールームとトイレは共有です。

どの部屋もオーシャンビューなのがうれしいポイント。ちょっと息抜きがてら港に宿泊して、プチトリップ気分を味わってみるのもいいですね。

4階には、西野さんが手掛けるオーダージュエリー『anikulapo(アニクラポ)』の工房兼ショップもあります。日常にも特別な日にも使える、シンプルで繊細なデザインがそろいます。

ビルの屋上も有効活用。ラウンジと同じく開放されていて、一角には屋根付きのソファスペースもあります。写真は夏のビアガーデンの様子。

そのほかにもバーを開催したり、ラウンジの窓際をステージにライブをしたりと多彩なイベントを企画中。音楽、カルチャー、グルメなど、ニューウェーブの発信地としても注目です。

「面白い場所には人が集まり、出会いのエネルギーが生まれる。空間の持つマジックを感じて、日常を忘れて自由に過ごしてほしい」と西野さん。

人と人が行き交うプラットホームとして、今後もいろいろ動きがありそうな予感。港散策のブレイクタイムに立ち寄ってみると、面白い発見や出会いが待っているかもしれません!

Information

Information
東山ビル
住所
玉野市宇野1-7-3[MAP]
HP
http://hym-bldg.com/
HYM Hostel(ヒム ホステル)
営業時間
チェックイン 15:00~、チェックアウト ~10:00
料金
1泊(1名)5500円~6000円
駐車場
なし
HP
http://hym-bldg.com/hym-hostel
※宿泊の予約はHPの予約フォームより
#8 WIRE (ナンバーエイト ワイヤー)
電話番号
070-3771-8353
営業時間
7:00~16:00(2020年4月より土曜は9:00~16:00)※なくなり次第終了
定休日
日、月曜 ※不定休あり
BOLLARD COFFEE (ボラード コーヒー)
電話番号
070-4431-9375
営業時間
8:00~17:00
定休日
 なし
HP
https://bollard.jp/
備考
営業日時の変更、詳細はSNSで告知あり
anikulapo (アニクラポ)
電話番号
080-4109-6969
営業時間
完全予約制
HP
http://anikulapo.jp

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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