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WELCOME TO HALLEWOOD ~ハレウッドへようこそ~

映画『8年越しの花嫁~奇跡の実話~』編

岡山映画ロケの仕掛け人・妹尾真由子の WELCOME TO HALLEWOOD

  • 情報掲載日:2022.09.30
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

降水量1mm未満の日が日本で一番多く、災害も非常に少ないことから、映画やドラマの撮影スポットとして注目されている岡山県。市街地からクルマで30分圏内に、海、山、古い街並みなどがあり、田舎の風景や島、高原など豊富なロケーションがそろっています。

「晴れの国岡山は、日本のハリウッドだね!」

そんな声が高まって、誰が呼んだか「HALLE WOOD(ハレウッド)!」。

「HALLEWOOD」の立役者であり、全国の映像制作会社が頼りにするというすご腕コーディネイターの妹尾真由子さんが、知られざるロケの裏側やさまざまなエピソードを通じて、岡山の魅力を紹介していく連載です。

《連載第18回》映画『8年越しの花嫁~奇跡の実話~』編

みなさん、こんにちは。岡山県フィルムコミッション協議会の妹尾真由子です。

本コラムで複数回にわたりお伝えしてきた映画『とんび』ですが、2022年9月21日にDVD&Blu-rayが発売されました。

この映画『とんび』のメガホンをとった瀬々敬久監督は、2017年に岡山ロケを行い、同年公開となった映画『8年越しの花嫁~奇跡の実話~』の監督でもあります。

ということで今回は、瀬々監督にちなんで、『8年越しの花嫁~奇跡の実話~』をテーマにお話ししたいと思います。

本作は、結婚を間近に控え幸せ絶頂の中、突如原因不明の病に襲われ昏睡状態となった花嫁と結婚の約束だけを糧に8年もの歳月をかけて献身的に支え続けた花婿と家族に訪れた奇跡を描いた作品。

私がフィルムコミッションに携わることになった1年目の時にロケ支援を行いました。ですから初めて経験することも多く、非常に思い出深い作品のひとつです。

制作会社の担当者から、「岡山で起きた奇跡の実話を映画化するにあたり、岡山を舞台に撮影を行いたいと思っています」と初めて相談を受けたのは2016年の夏。撮影は、2017年の1~2月にかけて行いました。

この映画はロケ誘致をしたというよりは、岡山を舞台に起こった実話を岡山で撮影することが決まっていた作品が、たまたまタイミングよく転がり込んできたという感覚でした。

すぐに原作を読み、それ以前にテレビ番組などで取り上げられていましたので、番組の情報を調べて視聴するなどし、作品の概要を頭に叩き込みました。

制作サイドから、脚本を元にイメージに沿ったロケーションの相談を受けましたが、いずれにせよ病院がいくつも出てくるということで、まずは病院探しからスタート。その後、細かいロケーションを、ひとつひとつイメージに合わせて提案していきました。

病院については、岡山市の担当者と相談し、『岡山市立市民病院』を候補の一つとしてあげ、それとは別に、制作側のイメージに該当するあらゆる病院に片っ端から電話をかけていきました。

▲主人公が搬送されたシーンを撮影した『岡山市立市民病院』

「フィルムコミッションと言って、映画やドラマのロケを支援していて…」というふうに、私たちの組織や事業の説明から入り、その後、撮影についての説明をした上で、撮影協力を検討していただけないかと順序だてて相談していきます。

作品の説明まで行かない時もありましたし、立て続けに断られる中で、前向きに検討していただける病院に当たっただけでも、すごく嬉しかったのを今でも覚えています。

最終的には、『岡山市立市民病院』『西大寺病院付属中野分院』『倉敷中央病院』の3院でのロケが決定しました。

『岡山市立市民病院』に至っては、ロケ地としてだけではなく、病気の症状や表現、治療の際に使用する医療機器、リハビリの方法など細かいところまで医療監修のご協力もいただくことができ、完成した映像は「医療関係者から見ても素晴らしい」と評価していただくことができました。

通常通りに診療などをしている病院を使用しての撮影は大変でしたが、病院側の全面協力のおかげで、スムーズに撮影を行うことができました。監督も「病院の協力がなかったらこの作品は完成しなかった」とコメントしてくださいました。

▲主人公がリハビリを行ったシーンを撮影した『倉敷中央病院』

この作品をきっかけに、別の病院から「うちの病院もぜひ使ってください」と情報提供を頂くことも。今では各作品で行っていますが、作品を活用し地域間で連携するプロモーションを行う基盤ができたように思います。

また、地元メディアに取り上げていただく機会も増えたことで、「岡山県フィルムコミッション」という名が少しずつ広がっていったのも、ちょうどこの頃からのように感じています。

私にとっては、経験が少ない中でのロケ支援だったこともあり不慣れで迷惑をかけながらではありましたが、地域や施設の方々に支えられて約一カ月間のロケを乗り切ることができました。

この機会に映画『とんび』と併せて、『8年越しの花嫁~奇跡の実話~』もご覧いただきたいと思います。

作品データ

【タイトル】
『8年越しの花嫁~奇跡の実話~』

【劇場公開日】
2017年12月16日全国ロードショー

【ストーリー】
意識の戻らない恋人を、あなたは何年待てますかー。
結婚を約束したカップル、尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。

いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親(薬師丸ひろ子、杉本哲太)からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。

長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が二人を待ち受けていた。
そして二人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる—。

【キャスト】
佐藤健/土屋太鳳
薬師丸ひろ子/杉本哲太/北村一輝/浜野謙太
中村ゆり/堀部圭亮/古舘寛治

【スタッフ】
監督:瀬々敬久/脚本:岡田惠和/音楽:村松崇継
原作:中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社刊)

【県内撮影時期】
2017年1月~2月

【県内ロケ地】
岡山市立市民病院/岡山西大寺病院付属中野分院/京橋/表町商店街
倉敷中央病院/ポンヌフ/遥照山/鳴滝

【ロケ地紹介特集ページ】
https://www.okayama-kanko.jp/feature/8hana/top

【「8年越しの花嫁~奇跡の実話~」公式ホームページ】
https://movies.shochiku.co.jp/archive/8nengoshi/

岡山県フィルムコミッション協議会の詳細は下記から。

【Profile】

岡山県フィルムコミッション協議会
妹尾真由子

矢掛町出身。2013年に矢掛町入庁。産業観光課での勤務時代には、ご当地キャラ・やかっぴーとともに町の観光PRを担当。2016年より岡山県観光連盟に出向。2018年より岡山県フィルムコミッション協議会の専任スタッフに

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