60♥パンめ 『ベーカリーハウス パンだ』の「リングドーナツ」
朝ごはんに、おやつに、食事に添えて…まいにちのいろんなシーンで登場する「パン」。岡山にもたくさんのパン屋さんがあり、「この店のこのパンが好き!」という自分だけのお気に入りがある人も多いのでは? パンに恋したTJ女性スタッフが、とっておきの「惚れパン」を心ゆくまで語ります!
[ナビゲーター]しょこ
TJスタッフ暦11年目のアラサー女子。パンを買いに行くために遠征し、自分でも家で焼くほどのパン好き。朝ごはんは必ずパンと決めており、なかでも一番好きなのはベーグル! パンシェルジュ1級にめでたく合格し、「マスター」の称号を手に入れる。子どものころの将来の夢は、パン職人の旦那さんと結婚すること。
みんな大好き、移動販売でおなじみのあのお店
パンが大好きで、3食パンでもいいというほどのパン好きの私。
そんな私にも、当然「パンにハマる前」がありました。まだあまり岡山のパン屋さんにも詳しくなかった時期に一番なじみがあったお店、それが本日ご紹介する一軒なのです。
なぜ知っていたのかというと、実は昔から移動販売でお世話になっていたから。「パンだパ~ン♪パンだパ~ン♪」の陽気なメロディが聴こえてくれば、「あぁ、あの!」と共感してくれる方も多いでしょうね。
サイフ片手に駆け出した思い出を持つあなた、必見です。
そして、やってきました南区は福成。
閑静な住宅街にふと表れたるは可愛らしい看板が目印のパン屋さん、その名も『ベーカリーハウス パンだ』です。店名もキャッチーでかわいいですよねぇ。
1987年創業で昔からあるイメージのせいか、菓子パンや調理パンが多いように思っていたんですが、実はハードパンも得意で幅広い商品ラインナップがご自慢なんです。
朝オープンも早めなので、朝食パンやランチ用のサンドウィッチをゲットするのには助かりますよね。
ではでは、中に入ってみましょう! 外にまでパンの焼けるいい香りがしてきて、もうお腹の虫が鳴いちゃってます(笑)。
ドーナツ? いえいえ、「パンドーナツ」です
老若男女、どんな世代の人もハッピーな気持ちになっちゃう「ドーナツ」。私が『パンだ』さんでおすすめしたいのは、こちらの「リングドーナツ」162円です。
「ドーナツ?パンじゃないじゃない!」なんてツッコまないでくださいね。ピザにもクリスピータイプとパンタイプがあるように、ふかふかとしたパンのような「パンドーナツ」があるんです。
特にこちらの「リングドーナツ」にたっぷりかかったチョコは、ノスタルジックな記憶がよみがえってくるカラースプレーのあれ! 細長いチョコチップのプチプチとした食感、やさしい味がたまりません。
子どものころ、母親とパン屋さんに行くといつも買ってもらった思い出の味…。ケーキよりは気軽で、でも子ども心にごほうび的な位置づけ。手をべたべたにしながら、「晩ご飯が食べれなくなるよ」と怒られながらかぶりついていました。懐かしーー!!
360度対応のジャンルレスなふところ
冒頭で「朝食やランチのパンを買いに」と紹介したので、ご期待に応えて食事になるようなおすすめをいくつかピックアップしてみました。
まずは定番の「手作りロースカツサンド」410円を。手仕込みで肉厚、サクサクなロースカツがはさまった人気商品で、がっつり派の男性はもちろん肉食女子にも大好評だそう。
サンド系はほかにもぷりぷりジューシーなエビカツと、甘めに焼いた厚焼き玉子が相性抜群の厚焼き玉子がセットになったものも並びます。
また、こっちもパン屋さんの大定番「全粒粉カレーパン」184円。
生地には全粒粉を使い香ばしさもプラスしながら、コクがあるまろやかなカレーと混じり合います。
暑い夏も寒い冬も、いつでもふと食べたくなるカレーパン。タイミングよく揚げたてに遭遇したらラッキー! 迷わずゲットしちゃいましょう。
次に、「もうひとつほしいな」というときに選んでいただきたいのが「とろとろチーズ」151円。
そそられるネーミングもさることながら、見た目にもわかるチーズのたっぷり感には抵抗できませんね。
ミルキーなモッツァレラチーズ、コクのあるゴーダチーズの2種類がこれでもかとのせられ、さらにはチップベーコンまで。
どうやったってうまいに決まってますよねぇ。ふわっとしたパン生地とあいまって、つまみ食いなんかし始めたら「やめられない止まらない」状態に。ウソだと思ったらお試しください。
ラストは、たくさんある商品のなかでも根強いファンが多いという「コロネ」216円が登場。売り場のトレーにはサクサクの外生地だけが積まれており、これだけでもおいしそうなんだけどちょっとさみしい…。
しかしご安心くださいませ。レジまで持っていくと、なんと新鮮なクリームを「後入れ」してくれるのです。
甘さひかえめのひんやりクリームは、持った手にずっしりと重みを感じるほどたっぷり。ミルフィーユ状のデニッシュ生地が軽いので、ボリュームはあるけどパクパク食べられちゃいます。
パンの域を超えた、ケーキ屋さんもびっくりの高クオリティスウィーツです。
がっつり系から軽いおやつ、ハードパンにスウィーツまで。幅の広さとバラエティ感は岡山屈指かと思われます。
いつどんな気分で行っても、誰と行っても「食べたいパン」がある安心感、それって素晴らしい!
アットホームなニコニコ家族がお出迎え
小さめですがところせましとパンのトレーが並ぶ店内。併設の工房では毎日朝早くから仕込みを始め、40~50種類くらいが焼かれるのだ。
おもに北海道産小麦を使い、香り高くもちもち食感に仕上げた無添加パンが自慢。売り場の多くを占める総菜パンに惹かれ、地域の住民が日々通い詰めています。
もちろん移動販売にもファンは多く、私のように音楽が聴こえると吸い寄せられるようにふらふらと爆買いしてしまう人もいることでしょう。
パンの味も素晴らしいのですが、こちらの最大の魅力は「家族経営ならではのアットホームさ」。店主の中間さんを筆頭に、長男・哲平さんと奥さんの陽子さん、次男・晃平さん、母の育恵さんが一丸となってパンづくり、お店づくりをしているんです。
いつ訪れてもみんなニコニコ、太陽みたいなスマイルで迎えてくれる…。この空気がおいしいパンの味につながり、「また行きたいな」って思える理由なんでしょうね。もちろん、私もまた行きますよ~!
『ベーカリーハウス パンだ』の店舗データ
Information
ベーカリーハウス パンだ
- 住所
- 岡山市南区福成1-166-11 [MAP]
- 電話番号
- 086-264-5422
- 営業時間
- 7:00~18:00 ※日曜は~17:00
- 休み
- 月曜、第3日曜、祝日
- 駐車場
- 5台
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※お出かけの際は、ソーシャルディスタンスの確保や、熱中症に注意をしてのマスクの着用、手洗いや消毒など、新型コロナウイルス感染予防の対策への協力をお願いします