80♥パンめ 『オープンサンドと焼き菓子のお店 Hotsu Hotsu』の「はちみつくるみマフィン」
朝ごはんに、おやつに、食事に添えて…まいにちのいろんなシーンで登場する「パン」。岡山にもたくさんのパン屋さんがあり、「この店のこのパンが好き!」という自分だけのお気に入りがある人も多いのでは? パンに恋したTJ女性スタッフが、とっておきの「惚れパン」を心ゆくまで語ります!
[ナビゲーター]しょこ
TJスタッフ暦14年目のアラサー女子。パンを買いに行くために遠征し、自分でも家で焼くほどのパン好き。朝ごはんは必ずパンと決めており、なかでも一番好きなのはベーグル!パンシェルジュ1級にめでたく合格し、「マスター」の称号を手に入れる。子どものころの将来の夢は、パン職人の旦那さんと結婚すること。
「ほつほつ」食べたい、珠玉のオープンサンド
ここ数年、パン業界に確実にきている「サンドウィッチブーム」の波。フルーツサンド、だし巻きたまごサンド、コッペパンサンドに沼サンド…。
なかでも私が大好きなのが、自分でも手軽に作れておいしい「オープンサンド」! 具材しだいで見ばえもよく、ワンプレートでもさまになるのがお気に入りポイントです。
実は岡山でも専門店が増えつつありまして、アイデア力とビジュアルのインパクトで着実に人気を集めているもよう。
「手軽に作れる」とはいってもプロメイドのオープンサンドはやっぱりひと味ちがいます。
だって、使うパンはトッピングとのバランスを意識して厚さを調整するほどなんですよ! さらに具材は自家製、切り方や並べ方でひと口ひと口すべてがおいしいようにしてある…。
ここまでこだわれば、オープンサンドも至高の領域へたどり着くのだ、と納得です。
と、いうわけで。本日ご紹介するのは、2021年3月に北区大和町にオープンしたばかりのこちら。
ベーカリーで経験を積んだオーナーの松田祥さんと、奥さまの沙妃さん夫妻が開いた『オープンサンドと焼き菓子のお店 Hotsu Hotsu』です。
店名からもわかるとおり、バラエティ豊かなオープンサンドと焼菓子がそろう専門店。
おもにオープンサンドは祥さん、焼菓子は沙妃さんが担当しているとのこと。
店名の「HotsuHotsu」は俳句なんかで用いられる古い言葉「ほつほつ」からきており、のんびり・ゆっくり・ぼつぼつ、といった意味なんだそう。
夫婦ふたりでゆっくりと背のびせず切り盛りしていこう、そしてお客さんにもおなじようにくつろいでほしい、そんな願いがこもっています。
「ほつほつ」という単語の意味するところ、やさしく情緒ある響きも素敵すぎてたまりません。
大輪の花が咲くアートなひと皿
10種類ほどそろう惣菜系オープンサンドからチョイスしたのは、「ジャーマンポテト」462円。
小麦の香りが強い「ハードブレッド」の上にはたっぷりのジャーマンポテトがのっており、かなりお腹にたまるボリューム感です。ベーコンの脂のうまみがジャガイモにしっかりしみて、ジャガイモ好きにはたまりません。
お客さんがどこから食べても具材のおいしさを感じられるよう、トッピングのカットや量にまで気を配っているそう。まるで花びらのようにぐるりと盛り付けられたスライスポテトを見ていると、味だけじゃなく見た目でもトーストを楽しんでほしいという店主さんの気持ちが伝わってきますよね。
ちなみにオープンサンドはすべてサンプルが用意されているので、自分の食欲と相談しながらオーダーしましょう。お腹が減ってるときに見ていると、あれもこれも食べたくなっちゃって困ります~。
バラエティ豊かに、ボリュームも満点
イートインでのランチづかいがおすすめなので、今回は食事系からいくつかピックアップ。
写真左から、まずはイタリア・ナポリの名物「マルゲリータ」418円。もともとピザってオープンサンドみたいなものですし、実にしっくりきますね。
手作りのトマトソースをたっぷりぬった上には、輪切りのプチトマト&モッツアレラチーズで描く水玉模様。あまりの可愛らしさに思わず写真に撮りたくなること間違いなし! このアートさはSNS映え抜群だわ~。
ピザのようにチーズ感が強くなく、あっさりぺろり、気がつくとお皿が空っぽになっている。そんな不思議なひと品です。
こちらも同じく、ビジュアル最優秀賞を贈りたい「明太チーズ」396円をチョイス。
ミックスチーズがたーっぷりとかけられたイエローのキャンバスに、ピンク色のつぶつぶ明太子ソースが絵を描くように往復しています。こういうディテールのかわいさにも、女の子はキュンとしちゃうんですよね。
色あいのコントラストもさることながら、味わいのほうも鉄壁のマリアージュ。だって明太子とチーズですよ?!おいしいに決まってるじゃないですか~。
お次は人気ナンバーワン、フランス・プロヴァンス地方の郷土料理である「ラタトュイユ」がのったトースト462円です。
ズッキーニ、ナス、トマトと3つの夏野菜たちが並び、トーストすることで甘さを存分に引き出す。それぞれの味わいを存分に楽しめるように調理してあるんです。
持ち上げるとずっしり重いのは、パンがソースをがっちり受け止めてしゅんでいるから。ラインナップのなかでも随一の食べごたえなので、腹ぺこさんにはうれしいですね。
ラストはキッズが大好きなコンビ、チキンとマヨネーズ、照り焼き味。
「香る照り焼きチキン」462円は、日本人なら誰もがはまる味わいのオープンサンドです。
ボリューミーなので、男性でもこれ1枚でしっかり大満足できるはず!
彼女とのデートでおしゃれなカフェに行きたいけど、カフェ飯じゃ満たされなくて困る…。そんな人でも大丈夫なので、ぜひともこれを口実に気になる女子を誘ってみてはいかがでしょうか?
焼菓子とスウィーツサンドでカフェタイムにも
木を基調に仕上げたナチュラルな雰囲気の店内。
イートインはもちろんテイクアウトもでき、モーニングからランチ、おやつとさまざまなシーンに対応しています。
というのも、メインのトーストにプラス料金でセットにすると、唐揚げ・ポテトフライ・ミニサラダ、もしくはサラダチキンや生ハム・たっぷり野菜サラダがついてきちゃうんです。
がっつり食べたい男性にも、私みたいな食いしん坊の女子にもばっちりのボリュームがうれしいですね!
また、奥さまが手がける種類豊富な焼菓子たちも必見。
パウンドケーキやスコーン、クッキーなど素朴なものが中心で、手作りならではの温かみはギフトに贈りたくなる愛らしさです。
商品開発にもこだわっており、おすすめのスコーンサンドなら「イチゴと紅茶」や「あんことマスカルポーネ」など、ひとひねり利いたラインナップがそろいます。ちょっと小腹がすいたとき、オープンサンドをいただいたあとのデザートとしてもジャストですね。
あ、もちろんオープンサンドにもスウィーツ系はありますよ!
イチオシはマシュマロ・チョコソース・アクセントのクルミが鉄板タッグを組んだ「マシュマロショコラ」385円。
トーストするとマシュマロがいい感じにとろけて、まるでスプレッドのように変化します。口の中でパンとチョコソースと混じり合えば、至福のひとときが広がる~。冬の寒い朝に、温かいココアなんかと味わいたいひと皿です。
また「みかんのオープンサンド」や「いちごのオープンサンド」各385円をはじめ、新鮮なフルーツを使ったキュートなのもいろいろ。こちらも時季によって種類が異なるそうなので、行くたびに楽しめそうです。
これまたキュートなご夫婦が「ほつほつ」営むお店は、パンだけじゃない魅力にあふれる1軒でした。ほっこり。
『オープンサンドと焼き菓子のお店 Hotsu Hotsu』の店舗データ
Information
オープンサンドと焼き菓子のお店 Hotsu Hotsu
- 住所
- 岡山市北区大和町2-9-18-A [MAP]
- 電話番号
- 086-234-3383
- 営業時間
- 8:30~16:00 ※売切れ次第終了
- 休み
- 火曜、不定日曜
- 席数
- 10席
- 駐車場
- 5台
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