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はじめての岡山グルメ

《笠岡市/しゃこ丼の店》笠岡で40年以上愛され続けている名物料理を初実食!

東京から移住のライターが食す! はじめての岡山グルメ

  • 情報掲載日:2018.11.04
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Season 2 第三話/ しゃこ丼の店(笠岡市)のシャコ丼とシャコラーメン

東京から岡山に移住してきたライターが、まだ食べたことがない、岡山で愛されているグルメを求めて食べ歩き、行きつけにしたいお店を開拓します!

東京ではあまり食べる機会がなくて、岡山では日常的に食べられている魚介類の代表といえば、サワラやママカリがあげられますが、シャコもその仲間に加えるべきでしょう。シャコはばら寿司の具材に使用されるなど、岡山ではよく食されているようですね。ワタクシは、東京に住んでいるときには「一度か二度お寿司で食べたことがあるかな~」程度のおぼろげな記憶と認識しかなく、ほとんどなじみがありませんでした。

岡山のなかでも笠岡市は、市の魚にシャコが定められていることでも分かる通り、「シャコの街」として認知されているようです。そんな笠岡市に名物のシャコ料理があると聞きつけたワタクシ。さっそく笠岡市笠岡にある、その名も『しゃこ丼の店』へと向かいました。

クルマでお店に向かう途中、笠岡港が見えたので立ち寄ってみました。笠岡はかつては広大な干潟が広がっていたそうで、シャコやワタリガニ、エビなどがよく獲れていたそうです。

笠岡港からクルマで5分ほどでお店に到着しました。店内は昔ながらの街の食堂といった佇まいで、ワタクシ好みです。メニューを見ると、シャコ以外の定食メニューや一品料理もありましたが、今日は「シャコ尽くしでいく」と決めていたので、まずは「シャコの酢の物」700円を注文しました。

きれいに剥かれたシャコは、プリプリしていてすごくおいしそうです。まずはレモンをしぼらずにそのまま頂いてみます。見た目からエビのような食感を想像していましたが、柔らかくて、どちらかというとカニに近い感じです。いい感じに酢がきいていて、お酒が飲みたくなってきましたが、クルマなのでグッと我慢。「昔は、シャコは湯がいて手で剥いて食べるか、酢の物ぐらいでしか食べていませんでしたね」とご主人が教えてくれました。

次に注文したのは「シャコラーメン」900円です。笠岡は昔、養鶏が盛んだったらしく、鶏ガラスープと鶏のチャーシューという個性的な笠岡ラーメンがご当地グルメになっているのもそれが理由とか。こちらでは7、8年前くらいから笠岡ラーメンにシャコのフライがたっぷりと乗った「シャコラーメン」を提供しているそうです。笠岡ラーメンは、お店それぞれにスープなどにこだわりがあるようですが、ご主人によると「ウチは鶏ガラをベースに野菜やイリコ、コンブなどで作ったスープです」とのことでした。

スープをすすってみると、確かに鶏ガラのなかに野菜や魚介のうまみを感じます。そのスープがストレート麺によくからみ、鶏チャーシューも実に美味。そして、鶏ガラスープをたっぷり吸ったシャコフライがこれまたおいしい! 食べ進めるとフライの油がスープに溶け出し、味わい深くなっていきます。全体的にあっさりしているので、スープまで飲み干してしまいそうになりましたが、まだ「シャコ丼」を食べていないのを思い出し、泣く泣くスープを残しました。

そして、いよいよ本日のお目当てである「シャコ丼」800円が運ばれてきました。ふわとろの卵に包まれて湯気が立ち上っているシャコがおいしそうです。シャコは注文が入ってから揚げているので、衣はサクサクしていますが、中身のシャコはふんわりとした口当たりで、噛むと魚介のうまみが感じられます。一見カツ丼のようですが、肉に比べるとあっさりしていますし、丼のダシも優しい味なので、ドンドン食べ進めることができました。

「シャコ丼のダシは、ほかの丼のダシより甘めにしています。普通のダシだとフライに味が染みすぎてしまい辛くなってしまうので、コンブとイリコでとった甘めのダシを使っているんです」とご主人。

シャコの漁獲量は、30年前に比べると1/10ほどになったそうで、最近では価格も高騰しているようです。ご主人は、漁獲量が減った今でも天然のシャコにこだわり、周辺の漁港から新鮮なものを毎日仕入れているそうです。1つ1つを手作業で剥いて下ごしらえしているそうで、希少で手間がかかる食べ物だということを実感。ありがたみを感じながら完食しました。

人生初めてのシャコ尽くしで大満足したところで、ご主人の斉藤路博さんにお話を伺いました。「お店は、以前は別の場所で父親がやっていたのですが、この場所に移転してから私が引き継ぎ、36年間営業しています。以前のお店は、色々なメニューがある食堂だったのですが、両親が試行錯誤してシャコ丼を考案し、提供するようになりました」。

お店を移転したのを契機に、屋号を分かりやすく「しゃこ丼の店」としたご主人は、シャコ丼以外にもシャコ料理のメニューを増やして、地元のお客さんを中心に愛されてきました。数年前に全国ネットのテレビ番組で取り上げられてからは、お店ではここでしか食べられないというシャコ料理を目当てに、県内外からもたくさんのお客さんが訪れるようになったそうです。

週末や祝日には100食が品切れするほど人気の笠岡名物の店。

『しゃこ丼の店』には、週末や祝日ともなると、たくさんのお客さんが来店し、100食用意したシャコが早々に品切れになることも珍しくないそうです。ご主人に今後の目標を伺うと、「体が元気なうちはできるだけ続けていきたいですね」と答えてくださいました。ごちそうさまでした! またおいしいシャコ料理を食べに来ます!(ライター:カタオカキヨシ)

Information

しゃこ丼の店
住所
笠岡市笠岡5914-5 [MAP]
電話番号
0865-63-4506
営業時間
11:00~19:00 (日曜は11:00~14:00) ※シャコが無くなり次第終了
休み
水曜
席数
26席
駐車場
8台

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