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はじめての岡山グルメ

《岡山市/レストハウス オリアン》名物は総重量1kgオーバーのカツカレー。老舗洋食店の愛情たっぷりの料理は、ボリュームも満点!【PR】

東京から移住のライターが食す! はじめての岡山グルメ

  • 情報掲載日:2018.09.16
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Season1 第十二話/レストハウス オリアン(岡山市)のカツカレーとサービスランチ

東京から岡山に移住してきたライターが、まだ食べたことがない、岡山で愛されているグルメを求めて食べ歩き、行きつけにしたいお店を開拓します!

「日本人の国民食」といっても過言ではない「カレー」のトッピングといえば、すぐに思い浮かぶのがワタクシにとっては「トンカツ」です。現在では、カレーライスにさまざまなトッピングをすることは定番になっていますが、トンカツにカレーをかけた「カツカレー」が、カレーにトッピングをした最初の例と言われており、その発祥には諸説あるようです。

カレーとトンカツという、日本人が好きなメニューを組み合わせた「カツカレー」は日本独自の洋食として発展。盛り付けなどのバリエーションも豊かで、全国的に愛されています。ワタクシも東京に住んでいるころは、たまに無性にカツカレーが食べたくなり、数カ月に一度はカツカレーで有名なお店に通っていました。

まだ岡山のお店で一度もカツカレーを食べていなかったワタクシに、この連載を始めるにあたって知り合った「大盛りアニキ」から「カツカレーが名物のお店がある」という連絡が入りました。続けて言うには、「大変おいしいが、ボリュームが半端じゃない」とのこと。その言葉に怖じ気付いたワタクシは、仕事が休みだった奥さんを伴って、岡山市北区中山下にある洋食店『レストハウス オリアン』を訪れました。

お店は『クレド岡山』の隣、『百十四銀行』が入ったビルの地下1階にありました。店内は、落ち着いた雰囲気で、きちんと敷かれたテーブルクロスが老舗洋食店の風格を感じさせます。ワタクシの脳内やお腹は、すっかりカツカレーモードになっていたので、迷わず「カツカレー」1200円を注文。奥さんはさんざん迷っていましたが、「レディースセット」810円を注文しました。

オープンキッチンから見えるご主人たちの手際のいい仕事ぶりを眺めていると、揚げたてのフライやソースのおいしそうな匂いが漂ってきて、ペコペコのお腹を刺激します。

しばらくして、お待ちかねの「カツカレー」が運ばれてきました。テーブルの上に置かれた「カツカレー」は予想以上のボリュームで、思わず奥さんと顔を見合わせ、「すごい量だね~」と言いつつ笑ってしまいました。ご主人によると「ご飯は約800gで、トンカツは約200gあります」とのこと。グレービーボードに並々と注がれたカレールーを加えると、軽く1kgオーバーの規格外のボリュームです。

かつて「人間山脈」と言われたプロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントに数人で立ち向かう若手レスラーのような心境になったワタクシですが、気を取り直して、まずはトンカツから頂いてみました。サックりと揚がったトンカツは、衣とロース肉のバランスもちょうどよく、柔らかくて非常においしいです。ビーフやタマネギがたっぷり入ったカレールーは、野菜の旨みが感じられて優しくも奥深い味。トンカツとライスにかけて一心不乱に食べ進めましたが、途中でお腹がはち切れんばかりになってきたので、奥さんにも食べてもらって何とか完食しました。

こちらが奥さんが注文した「レディースセット」です。「レディースセット」は週替わりで内容が変わるそうで、この日はオムライスとイカフライ、サラダ、デザート、スープにデミタスコーヒーもついています。これで810円はかなりリーズナブルです。

「デミグラスソースやトマトソースなどのソース類はもちろん、デザートも手作りです」とご主人。オムライスをひと口食べましたが、ベーコンが入ったケチャップライスとふわとろの卵が絶妙なハーモニーを奏でており、めちゃウマでした。デザートの手作りプリンも絶品で、奥さんも何度も「おいしい!」と連呼しておりました。ちなみに「レディースセット」は、男性も注文できるそうで、デザートを目当てに注文する男性のお客さんも多いそうです。

『レストハウス オリアン』は、ご主人の高山悟一さんと奥さんの増子さん、創業以来一緒に働いている藤原亘輝さんの3人が中心になって切り盛りしています。ご主人に創業当時のことなどをお伺いしました。「私はもともと岡山の有名洋食店で修行していたのですが、独立して1976年に『レストハウス オリアン』を創業しました。最初は『天満屋バスステーション』の隣にあったビルの地下1階に店を構えていたのですが、今から13年前に現在の場所に移転しました」。

名物のカツカレーは、創業当時からあったメニューなのでしょうか? 「創業当時はなかったんですが、「トンカツとカレーを一緒に食べたい」というお客さんの要望に応えて出したのが始まりで、いつごろから正式メニューに入れたのかは忘れました(笑)」。なぜ、あれほどのボリュームがあるカツカレーにしたのですか? 「料理は、おいしいことも値段も大事ですが、インパクトがないと。印象に残ったほうが話題になりますしね」と茶目っ気たっぷりに話すご主人。この日食べた以外の人気メニューについて聞くと、「『サービスランチ』も人気がありますね。いろいろな味が楽しめてボリュームがありますし、『ランチ』と名前は付いていますが、どの時間帯でもオーダーできますよ」とのこと。

それを聞いて食べてみたくなったワタクシは、翌週に再訪。「サービスランチ」1010円を注文しました。

「サービスランチ」も週替わりで内容が変わるそうで、この日はハンバーグ、目玉焼き、エビフライに千切りキャベツのサラダ、スープとデミタスコーヒーというセットでした。ハンバーグをひと口食べると肉の旨みが口いっぱいに広がりますが、シャキシャキとしたタマネギの歯ごたえも感じられます。

「創業当時からハンバーグは、みじん切りした生のままのタマネギとミンチのタネを一緒に伸ばして作っています。そうすることでタマネギの食感が残るんです」とご主人。ハンバーグにはステーキソースとデミグラスソースがかかっており、ひとつひとつの料理に手間がかかっていることが分かります。タルタルソースをたっぷりつけて食べるエビフライも抜群のおいしさ。ボリューム満点の「サービスランチ」を食べ終わると、この日もお腹がパンパンになりました。


創業から長い間、多くのお客さんに愛されている手間暇をかけて作ったボリュームたっぷりの料理!

今年で創業43年目を迎えた『レストハウス オリアン』には、平日はサラリーマンやOL、土日は買い物客など多くのお客さんが訪れます。営業時間中に休憩時間をとらないのは、混雑する時間を避けて訪れるお客さんがいるからだそうで、このようなところにも長い間、お客さんから愛されている理由があるように感じました。ご主人にお店の今後の目標や展望について尋ねると、「健康で長生きして、自分たちの手作りの料理でお客さんが喜んでくれたら。それが一番ですね」と語ってくださいました。愛情たっぷりに手間暇をかけて作られたボリュームたっぷりの料理は、これからもお客さんのお腹を満たしてくれることでしょう。ごちそうさまでした! 次回は息子も一緒に家族3人でお伺いしたいと思います!(ライター:カタオカキヨシ)

Information
レストハウス オリアン
住所
岡山市北区中山下1-9-40 新岡山ビル B1F [MAP]
電話番号
086-223-1273
営業時間
11:30~20:30
休み
火曜
席数
44席
駐車場
なし

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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