その52。岡山市『太陽の時代 青江総本店』の「食べ放題コース レギュラー」1980円。
~幸せのおすそ分け~
おいしいものを食べると、どうしてこうも幸せ気分になれるのでしょうか?
この幸福感を少しでもおすそ分けできればと、食いしん坊ライターが出会った岡山のグルメ情報をお届けします♪
[ナビゲーター]つつみん
岡山で生まれ育った、生粋の「おかやまん」つつみんです。「どこかおいしいお店知ってる?」が口ぐせで、評判を聞きつけては西へ東へと車を走らせるうち、通販でしか洋服が買えない、立派な球体フォルムへと進化を遂げたけれど…。
おいしいものを食べなくちゃ人生なんてつまらない!! だからとりあえず今日も、幸せの味を求めていざ出発!!
岡山市の『太陽の時代 青江総本店』
暑いときこそしっかり食べて元気をつけなければ! ということで、今回は久々に「食べ放題シリーズ」をお届けです。
ご紹介するのは岡山市北区にある『太陽の時代 青江総本店』。こちら、オープンから22年めを迎えたもんじゃ専門店で、表町や中庄にも店舗を展開している人気店なんですよ。
人気の秘密は、もんじゃの本場、東京下町の味を追求したこだわりの味。しかも、そのこだわりのもんじゃが食べ放題で堪能できるんです! 人気のはずですよね。
お得なもんじゃ食べ放題
こちら、味はもちろんながら、バラエティ豊かなメニューも人気のひとつなんです。
定番の「クラシックもんじゃ」や「ベビースターもんじゃ」から、「すき焼きもんじゃ」「チキンドリアもんじゃ」「ティッカマサラカレーもんじゃ」「チゲ鍋もんじゃ」などなど。なんじゃそれ! と思わず口に出てしまうようなものまで、30種類を超すもんじゃがラインナップ。
そのうえ、デザート系のもんじゃまであるんですよ。価格はどれも917円。デザート系は714円で楽しめます。
もちろん、どれも単品でオーダーできますが、来店客のほとんどが、これらすべてを心ゆくまで楽しめる「食べ放題コース」を注文するんですって。
2種類の「食べ放題コース」が用意されていて、フードのみの「レギュラーコース」1980円と、ソフトドリンク1杯付きコース2198円がありますよ。
通常この「食べ放題コース」は2名からの利用になっているんですが、うれしいことに、土・日曜、祝日のランチ営業に限っては、おひとり様でもオーダー可能なんです。
私も迷わず「食べ放題コース(レギュラー)」をお願いして、使い込まれた鉄板を前にスタンバイ完了です。
ちなみに、もんじゃを作るのが初めての人でもおいしく焼けるように、卓上に作り方ガイドが置かれてありますのでご安心を!
うまい、楽しい絶品もんじゃ!
さて。こうもたくさんメニューがあると、全制覇を狙いたいところですが、いかんせん今回は「おひとり様」。さすがに4つも5つもは食べれそうにないので、じっくりメニューと格闘です。
迷いに迷った末、まだ食べたことがない2品「明太子とチーズもんじゃ」と、「とり梅さっぱりもんじゃ」をオーダーです。
こんもりとした盛り付けもかわいいですね。ここでついつい、お好み焼き感覚で先に器の中でかき混ぜたりしないようご注意を!
では、早速「明太子とチーズもんじゃ」から!
ここから少し、もんじゃ未体験という方に向けて、焼き方のポイントを説明しておきますね。
鉄板に油を広げたら、具材だけを鉄板に乗せます。具材だけを鉄板にというのが案外難しいですが、コツは「器を傾けず、ヘラを手前から前方に押し出すように掻き出す感じにする」ことだそうですよ。
具材のキャベツとチーズと明太子を、全体的に混ぜ合わせながら、鉄板の上で具材をトントコトントコ。キャベツを刻んでいきます。
キャベツが小さくなって、全体的に馴染んできたら、中心に輪を作るイメージでドーナツ状に具材を広げます。器に残しておいたダシをヘラでよくかき混ぜたら、中央の「穴」の部分へジャー。
具材とダシの境界付近にプクプク泡ができて、ややトロミがついてきたら、輪にしていた具材を中央に向けて馴染ませ、トントコを再開。ダシが全体に行きわれば完成です。
それにしても、何なんでしょうね、無心にトントコすることで呼び覚まされるこの感覚は。童心かしら? 出来上がりまでの過程も楽しめるのが、もんじゃのいいところですよね。
いよいよ実食! うわ、こうきたか!
ソースの風味の奥にしっかりとダシのうまみが主張していてやさしい味。またね、明太子のプチプチ、チーズのコク、焦げの香ばしさの余韻がたまらないのですよ。あまりの総攻撃にすぐに次のひと口を求めてしまうじゃないですか!
具材はシンプルなのに、この奥深い味わいは、やはりダシに由来してるんでしょうね。味の要であるこのダシ。材料も配合もすべてトップシークレット、秘伝中の秘伝だそうです。
私の極めて普通の舌では、ダシとソースが入っているであろうことしか追求できませんでした(笑)。
一方、「とり梅さっぱりもんじゃ」の方はといいますと、具材はキャベツ、シソ、鶏肉、天かす、タマネギ、豆腐…。豆腐って珍しくないですか? どんな感じに仕上がるのかワクワクです。
う~ん。ウメが入るとこんなにも違うものなのか?! と驚くほど、同じもんじゃでありながら、まったく別の味わいです。
ウメの酸味と香りがふわ~と広がって、さっぱりさわやか。これは、万一食欲がない場合でもペロリとイケちゃいますよ、きっと。
生クリームを焼く?! 仰天デザートもんじゃ
さて、次は「えびタルもんじゃ」でも…。と再びメニューに手を伸ばして、ハッと思い出しました。未体験の「デザートもんじゃ」に挑戦しなくては!
「もんじゃ」というからには、トントコあり? ある意味「見た目が9割」でもあるデザートをこのビジュアルに…? 抑えきれない興味が爆発です。
「ぜんざいもんじゃ」「カスタードプリンもんじゃ」「カフェオレもんじゃ」などなど、デザート系も盛りだくさんななか、「チョコバナナもんじゃ」を選択しました。運ばれてきたのがこちら!
焼くのか、これを?! いやこれ、絶対このまま食べた方がおいしいでしょ。だって生クリームですよ。
・・・・・・焼きました。
もちろん、しっかりトントコもしてあっという間に完成です。完成形だけ見たら「明太子チーズもんじゃ」とほぼ同じですけども(笑)。
香りは完全にデザート。抜群です! 例えるなら、お祭りの「ベビーカステラ」屋さんの前を通ったようなときのような香りです。
おぉ~、これはおいしい! 焦げた部分が、ジェラートのコーンをさらに香ばしくしたような味わいで、トロンと甘い本体部分(?)を引き立たせているんですよ。
これ、もしクレープみたいにテイクアウトできたら、帰宅途中の学生さんたちがこぞって列作りそうですね。
お初の味のオンパレードにお腹も心も大満足。記念のステッカーをもらって店を後にしました。
『太陽の時代 青江総本店』店舗情報
東京で修業を積んだ先代オーナーが1999年に北区表町に1号店をオープン。門外不出の秘伝のダシで作る、バラエティ豊かなもんじゃが人気を集め、現在は県下3店舗を構える人気店に。
3店舗とも今回紹介した「食べ放題コース」が用意されているが、ひとりでも注文できるのは、土・日曜、祝日のランチタイムのみなのでご注意を。
もんじゃのほか、関西風お好み焼きや焼きそば、ご飯もの、ドリンクの飲み放題なども用意されている。
Information
- 住所
- 岡山市北区青江1-17-2 [MAP]
- 電話番号
- 086-803-2288
- 営業時間
- 17:00~24:00(OS23:00)※土、日曜、祝日は12:00~24:00(OS23:00)
- 休み
- 不定
- 席数
- 60席
- 駐車場
- 20台
<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>
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