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大盛りアニキの新・岡山ラーメン☆エクスプローラーズ

《岡山市/ダントツラーメン》行列のできる『二郎』インスパイア店が、岡山で愛される理由とは?

第42回/ダントツラーメン 岡山一番店

  • 情報掲載日:2017.03.12
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
大盛りアニキの新・岡山ラーメン☆エクスプローラーズ

岡山市に「二郎系(インスパイア含む)」が誕生したのは2008年というのが一般的な認識のようです。全国各地へ爆発的に広がりましたが、早かった方なのでしょうか?

『二郎』については、「学校の目の前にあった『本店』が区画整理で移転の際、学食として誘致する署名運動が起こった」という名門大学に通っていた敬愛する方に色々と教わりました。「リミッターカットなボリューム感」、「自由過ぎるトッピングの懐深さ」、「『呪文(コール)』と呼ばれる独自の注文方法」など、あくなき食欲とマニア心を満たす量&システムに驚愕したものです。 今回ご紹介するのは岡山の『二郎』インスパイア系のパイオニア、「行列ができるラーメン店」としておなじみ『ダントツラーメン』さんです。開店は2008年。東京で有名店を数件巡りましたが、改めてこのお店が岡山で示す「ダントツ」なパワーを痛感したものです。単なる「インスパイア」ではないんですね。今回、詳しくそのあたりも聞いています。訪問にあたっては、東京の『二郎系』のことについてさらに勉強を重ねました。席に着くなり「ジ○リアン」に囲まれ、勝手に「視線で店主に『ロットマスター』を託された」とか思いこんだ変な人に、「ロット乱しでギルティ!」って冤罪を被せられたりするんですよね? 「ロット」とは一度にまとめて茹でることができる麺の数を表す工程のことで、「ギルティ」とは客側の過失で回りに迷惑をかけること…って、意味分からんし。とりあえず対策として、「カネシ」「神豚」「フィニッシュ・ムーブ」などの「81の二郎用語」を丸暗記しました。これで完璧?

小野店長

当連載での紹介を多くの方から熱望されていたこのお店。気合を入れて、弊衣破帽な山崎銀次郎スタイルで入ったところ、店長の小野悠二さん登場。「『ギルティ!』とか完全なネタじゃないですか(笑)。真に受けちゃダメですよ。そんなウワサばかりが先行してるんですよ」。じゃあ「ゼンマシマシチョモランマ」などの呪文は、言わなくていいんですか? 「意図が伝われば大丈夫ですよ」。安心しました。「あと、ウチは『○食分一度に作る』といった『ロット』はあまり意識してません。お客様の状況に合わせたほうが早いですしね。東京は分かりませんが、岡山はそんな殺伐としていなくて平和ですよ」。納得。9年前の初来店時は衝撃でしたよ。「私もそうでした」。どういうことですか? 「オープン時は客だったんです」。どういう経緯でこの道に? 「高梁市出身で、進学で岡山に来たのがオープン年で。驚いたんです、高梁にはこんな店はないって!」。岡山市にもなかったですけどね(笑)。「当時『ダントツラーメン』ってネーミングの挑戦メニューがあり、完食して名前が壁に貼られて。で、当時の店長が『YOU。そんな好きなら、ここで働いちゃいなよ!』と誘ってくれて」。

ラーメン

アルバイトで入って店長になっちゃったんですね。「では、作りましょうか? サイズはどうします?」。今回3種のラーメンと対峙するつもりなので、小(570円)でお願いします。さあ、ラーメンとの対面です。ここには昨日の自分はいません。死線を越える闘いを制する覚悟のある男の姿があるのみ! はい、出ました。小でこのボリュームですか。ベースは豚骨のみですよね? 「豚骨と野菜だけを15時間くらい煮込みます。チャーシューも一緒に投入するので、スープとチャーシューの相性はいいですよ」。『ブタ』ですね(覚えた用語を活用)。ホロホロでうまい。脂や野菜、濃さに量と選べますけど(後述)、黄金率ってあるんですか? 「それが人によって違うから、選べるようにしてるんですよ!」。おっしゃる通り。世の中、杓子定規なマニュアルや統計では渡っていけないと! 麺は自家製麺ですね。粉はこの系統で一般的な「オーション」なんですね。「岡山県民の好みに合わせ、ある程度上品にしていますが、過ぎてもいけないので、小麦感の強いこの粉を使っています」。岡山風アレンジを加えてるんですか? 「なにせ岡山人が作ってますから」。

混ぜ

そういうのは味わいに出るんですか? 「当然作リ手によって味は変わると思います。私は『豚骨しょうゆ』で育ちましたから、濃くも品よく甘めで。その方向性は岡山で受け入れられると思い、工夫しながら作っていますね」。単なる模倣の「インスパイア」ではないんですね。確かに東京のものとは違います。これは「混ぜ小」680円ですね。オーダー比率はどうですか? 「ラーメン7割、混ぜが2割、つけ麺1割…。季節によって変わりますけど」。意外です。ワタクシはいつもコレですよ! 「ハマる方はハマるようですね。固定客の多いメニューです。最初は少し濃く感じるんですが、食べ進めるとちょうどよく感じるようになっています」。しっかり混ぜているのに。味覚って不思議ですね。「ラーメンもつけ麺も同じですが、『濃さ』『脂』『野菜』は、2倍、4倍、8倍と無料で増量可能です」。本当に自分好みに調節できるんですよね。サイズも小、並、中、大と別の値段設定で用意されてますし。並より中のほうが多いんですね(笑)。「『混ぜ』には、チーズや卵黄が入っているので、しっかりとよく混ぜてお召しあがりくださいね」。

つけ麺

最後は「つけ麺小」680円ですか。小皿に入っているのは、魚粉とニンニクですね。「ウチのメニューはすべてニンニクを入れたほうがおいしいんですが、匂いを気にされる方もおられるので、金曜の夜がすごくにぎわうんですよ」。ああ、次の日休みの人が多いから! つけダレはどのようなタイプですか? 「やはり濃い目の味付けですね。麺が太くてモヤシも多いので、すぐに薄くなってしまうんです。『混ぜ』にも同じタレを使用しています」。なるほど。やはり夏の方が出るんですかね。「もちろんそうなんですが、『年中これしか食べない!』という方もおられますね」。夏の暑さと熱狂的なファンに支えられているわけですね。「隠し味でもないですけど、酢が入っているんですよ」。さっぱり感がありますもんね。女性が好みそうな感じです。「そういえば最近、女性のおひとり様が増えてきましたね」。客層は若い男性ばかりではないんですね。「意外と幅広いですよ。年配の方が多い量をペロッと召しあがったり。東京のお店などに比べ、クセをなくして食べやすくしているのが受け入れられているんでしょう」。なるほど。

岡山での「二郎インスパイア系」の草分けであるこの店は、インスパイアから新しい岡山ラーメンのカタチに変貌し多くの人に愛されています。そしてきっと今日も行列が…。

外観

「岡山で一番の店」を目指して。ファンに愛される「ダントツ」な一軒。

『ダントツ』という勢いある店名はもちろん、『岡山一番店』にも「1号店」の意味ではなく、「岡山で一番の店に」という想いが込められているという、「風雲昇り龍」的な一軒。「『二郎インスパイア系』にしては少し上品」といわれるその味は、岡山の人の舌にベストマッチ。この味やボリューム、サービスに惚れぬいた、多くのファンでいつもにぎわっている。行列が日常茶飯事だが「麺を茹でるのに時間がかかるので、食券機と厨房を連動させて事前に注文を把握し、準備しています」と、少しでも待たせない工夫も。「私が客だった立場なので、自分が経験した感動を提供したいと思ってるんです」と店長は力説。「『この金額で、この味、このボリューム』というのを、特に若い人たちに存分に味わって欲しい」という言葉も、自らが学生だったころの想いがあればこそだろう。今年で9年目を迎える「二郎インスパイアの発展系」のこの店は、10周年に向けてさらなる進化を模索している。「守るべきものは大切にしつつも、新しいメニューを手がけたりと、今までにない世界に足を踏み入れたいです」と力強く約束してくれた。最後に「駐車場がないので、必ず周辺のコインパークをご利用くださいね」とのこと。

Information

ダントツラーメン 岡山一番店
住所
岡山市北区岩田町7-12 [MAP]
電話番号
086-222-2202
営業時間
11:30~14:00/17:00~23:00 ※土・日曜、祝日は11:30~15:00/17:00~20:00
休み
なし
席数
13席
駐車場
なし

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