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大盛りアニキの新・岡山ラーメン☆エクスプローラーズ

《岡山市/ぼっけゑラーメン》湯切り、キムチ、ぼっけゑシャウト…。大将不在でスタッフ大暴露?!【PR】

第41回/ぼっけゑラーメン

  • 情報掲載日:2017.02.26
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

カツののっていない「カツカレー」は「カツカレー」ではありません。卵の入っていない「親子丼」は「親丼」…いや、単なる「鶏肉丼」です。では、この場合はどうでしょうか?

オープンは1999年。当時は店舗もまばらだった下石井エリアにオープンし、開店直後はお客もまばらだったそうです。しかし口コミが口コミを呼び、個性的なラーメンと、元気過ぎる接客で一気に評判に! この一帯が「ラーメンストリート」と呼ばれる激戦区になったころには、エリアをけん引する存在になりました。そういえば、この連載の前身のブログ「ラーメン★エクスプローラーズ奮闘記」2006年9月6日付分…。つまりは約10年半前に掲載された最初の1軒はこのお店でした。その名も『ぼっけゑラーメン』。パンチのきいた濃い目の味付けと、同じく濃い目の大将(マスター)のキャラクターで人気を博し、どんなメディア紹介でも「元気よい接客」「店主のかけ声が響きわたる」などの言葉が散見されております。今までこんなに「接客」や「店主」の部分がフィーチャーされたラーメン店があったでしょうか? 否、きっとない!(←反語ね) 今回はあえてこの店の顔である大原マスターへのインタビューはご遠慮し、お店をともに支える社員スタッフ2名の方にお話をうかがって、「マスターの出ない『ぼっけゑラーメン』の記事」が成立するかを検証してみます! なにゆえに? おもしろそうだから!

原田さん

厨房スタッフの原田さんです。マスターとは同級生ですよね? 「小学1年から40年の付き合いです」。本人がいないから聞きますけど、やりにくいですよね。「いえ、別に…」。ウソだぁ! 前にやりにくいっておっしゃってましたよ! 「言いましたっけ?(笑) その頃はまだ気を遣ってたんでしょう。今はもう慣れたので」。マスターは昔から…。「あのままですね。小学6年生のとき、教室でコンサートをしたんです。チェッカーズだったかな。単独ライブで…」。まさにジャイアンリサイタル状態ですね(笑)。マスターは当時と今とでは…。「一緒です(キッパリ)」。納得しました! そういえばマスターのシャウト(かけ声)も名物ですね。かけ声が何とおっしゃっているのか分からないという話もよく聞きます。美輪○宏さんもおっしゃってました(笑・後述)。「私は全部聞き取れますよ」。さすが40年の付き合いです。通訳できるんですね。前に女性の方が店に入った瞬間、マスターに「アウトォー!」と叫ばれ泣きそうになったとか。「それ『アリガトォー!』の聞き間違いです。その時お会計されてた方への」。女性の自意識過剰と!

ぼっけゑラーメン

一番人気は? 「『ぼっけゑラーメン』680円です。僅差で2位が『コマ切れチャーシューメン』680円でしょうか」。同じ値段なんですね。「ベースは同じで、スライスかコマ切れかの『チャーシュー状態の違い』だけなんですよ」。食べた感じはかなり違いますよ。「コマ切れのほうがスープになじむので濃く感じられるかもしれないですね」。基本的に濃い目だといわれますけど。「濃くてもしつこくならないように工夫をしてます。特にスープをとる際は、慎重に作業を行なってます」。原田さんはスープ担当ですもんね。「時間をかけるとともに、手間もかかってますから」。あと、麺もおいしいんですが、有名なのはマスター独特の湯切りアクションですね。『ブルドック湯切り』って全国放送されて。美○さんもベ○キーもガン見してましたよ。「あのフォームには最初驚きましたけど…。慣れましたね」。慣れますよね(笑)。この通りは「ラーメンストリート」などと呼ばれていますが。「通りのお店が集まって『一緒に盛り上げて行こう!』という動きもあってうれしいんですが、同時に『ほかの店には負けたくない!』って思いもありますね」。

田尻さん

フロア担当の田尻さん登場。マスターがいないから聞きますけど、あの人はどんな方ですか? 実はわれわれの知らない闇の部分があったりして…。「あのまんまですよ(笑)。もちろん仕事に厳しい部分はありますが…。あ、豪快なように見えますけど、実はマスターはお酒が呑めないんですよね。甘いものが好きです。僕も酒はダメなんですが、原田さんだけは毎日のように呑んでます(笑)」。マスターは豊満なスタイルですから、甘いものが好きなのは理解でき過ぎる気がしますね(笑)。「それからスープの状態には常にナイーブになっています」。確かにワタクシも「今日のスープはどうだった?」ってよく聞かれますよ。「豚骨など、自然のもの相手なので個体差やその日の天気や温度、湿度によって仕上がりが変わります。なのでお客さんの反応をよく見てますね」。ごまかしがきかないからこそ真剣なんでしょうね。そういえば、ひとつ疑問なんですが「ぼっけゑラーメンBig」880円と「替玉」100円増しの違いは? 「『Big』は器もスープも具も多いんです。バランス的には『替玉』より『Big』の方がいいですね」。

ぼっけゑ味噌コマ切れチャーシュー

続いて田尻さん、もう一品オススメを紹介してください。「ウチでおそらく一番濃い『ぼっけゑ味噌コマ切れチャーシューメン』680円です」。これも680円なんですね。ああ、これは濃いですね。「しょうゆじゃなくてミソだからっていうのもあるでしょうが、コマ切れチャーシューとスープの合わせ技なので」。なるほど。普段あまり「ミソ」は頼みませんけど、とてもおいしいです。「常連さんが一度、気分でミソをオーダーされるとハマるんでしょうか。こればっかりのオーダーになります」。上級者向けなんですか? 「そんなことはないですよ。どなたにでも召し上がっていただけますね」。そういえばキムチの話をお聞きしてなかったです。このお店の大きな売りじゃないですか。「皆さんにたくさん召し上がって欲しいんですよね。以前、深めのタッパにいっぱいの量をすべて完食された方がいて驚きました」。みなさん、節度を持って程ほどにねっ! でもそれほどおいしいということですよ。持ち帰りを買われる方もよく見ますし。「大阪直送の味ですから。ラーメンは『キムチと一緒にどうぞ~!』」。定番のフレーズ、出ました~!

今回の、「マスターがいっさい登場しない『ぼっけゑラーメン』」いかがだったでしょうか? 「検証は成功した!」と断言できないような気もしますが、いつもとは違ったアングルでこのお店をご紹介することはできたように思います。よかった!(のかな?) 検証結果の判定はあなたにおまかせしますが、皆さんの力あってのお店なんですね。

外観
「うまくて元気が出る店!」がモットーの、過剰に元気な繁盛店!

岡山弁を店名に掲げた「ものすごいラーメン」を売り物にする人気店。この通りが「ラーメンストリート」と呼ばれるきっかけを作り、17年間以上その存在感を見せつけている。ほかにはないインパクトのある濃い目のラーメンと元気な接客が評判になり、「店名が岡山弁でかなり個性的な味なので、県外から友人が来ると連れてきます」という人も多いとか。ラーメンはしょうゆとミソの2種類がベースで、コマ切れや大盛りなどのアレンジメニューが各種。サイドメニューは「スモール餃子」350円、「ゲソからあげ」350円、「からあげ」4個250円、10個600円の3種類。そのほか、丼物が2種類用意されている。店主やスタッフの人柄も愛されていて、気軽に声をかけてくれるのもこの店ならではだ。タッパに入ったキムチは無料。小皿に移してそのまま食べるのもいいが、相性抜群のラーメンに入れて食べるとうまみが倍増する。『キムチと一緒にどうぞ~!』。

Information
ぼっけゑラーメン
住所
岡山市北区下石井2-9-46 [MAP]
電話番号
086-227-0185
営業時間
11:00~14:30/17:00~23:00
休み
木曜 ※祝日の場合は営業
席数
31席
駐車場
4台

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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