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大盛りアニキの新・岡山ラーメン☆エクスプローラーズ

《赤磐市/ら~めん道場》圧巻。チャーシュー15枚以上ラーメンの衝撃。【PR】

第35回/ら~めん道場

  • 情報掲載日:2016.12.11
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

ある朝ワタクシが飼育している伝書鳩が、手紙を結わえて戻ってきました。開封すると「アニキに行って欲しい店がある」と。差出人欄には「熱烈ファンHより」。こ、これは!

というわけで探偵事務所のごとく依頼が舞い込むようになったワタクシ。依頼主H様からのミッションは、「赤磐市にある『ら~めん道場』への訪問」です。早速H様にコンタクトを取り詳しく話を聞くと、「倉敷市で妻と2人で暮らしています。夫婦で『女子サッカーチーム』の応援帰りに寄って食べ、持ち帰りチャーシューを購入してます」と。少し前、倉敷川で流された経験があるという非常~に興味深いこの若いご夫婦。ご主人は飲食店を経営されているそうで、チャーシューは自宅で軽く炙ってワインのつまみにされているとか。このお店は『月刊タウン情報おかやま』連載の最終回で紹介済ですが、当時の相棒(コーナー終了後、京橋の欄干から鳥人・幸吉のように飛び立ち「旭川の風」になった伝説の女性)の思い出の店で彼女メインの取材でした。今度はアニキ視点で切り込んで欲しいということデスか!? よーし、その気で来るなら受けてやるぜー(アントン調)!

チャーシュー麺

というわけでやってきました。依頼主のH様がいつも食べるのが…。「『チャーシュー麺』770円ですね。若い人の一番人気ですよ」と対応してくださったのは店主の藤本純一郎さん。それほど若くないワタクシもいつもこれですけどね。麺が見えないほど敷き詰められたチャーシュー! 「大きさにもよりますが、15~20枚は入っています」。コスパ最強ですね。「通常の『ら~めん』550円でも4枚入ってますからね。ボリュームあると思いますよ」。ベースは豚骨のみですか? 「鶏ガラと、野菜も加えて丸1日は煮込んでますね」。チャーシューのタレを使うんですよね? 「タレもそうですが、スープ表面の上積みがあるでしょう? これはチャーシューから出た脂。ラードは使ってないんです。だから丼の中での相性が抜群にいいんですよね」。味に変化は? 「時代とともに若干食べやすい濃さにしています。物足りなければ、卓上の『ら~めんのタレ』を投入してください」。H様! 強いこだわりと時代のニーズに合わせる柔軟さがポイントのようです!

チャーシューブロック

それから、H様が必ず買って帰られるのが…。「持帰りのチャーシューブロックですね。これは1本ごとにサイズが違うので価格もまちまちですが、だいたい1本1000円くらいからですね」。自宅ではどのように食べるのがオススメですか? 「普通にご飯のおかずにするのはもちろんですが、スライスして『チャーシュー丼』にするのもおすすめですね。あと、市販のインスタントラーメンに入れたり、細かく刻んでチャーハンに入れる方も多いそうです」。依頼主は炙っておつまみにされるそうです。「それもいいですね。お酒がすすむでしょう」。どうしたらこんなに味わい深く、食べやすくなるんですか? 「しょうゆに酒、ニンニク、ショウガなどを入れて煮込む際にフタをして蒸すんですね。そうすると具材は柔らかくなるんです」。なるほど、「蒸豚」なわけですね。「それで味も染みこむのです」。さっきお客さんが当たり前のような顔で買って帰られましたよ。各家庭で活躍してるんですね。H様! 今度は袋麺を買ってきて「H家オリジナル・倉敷チャーシューメン」を作ってみてください。

豚トロら~めん

ほかにオススメはありますか? 「『豚トロら~めん』770円とかどうですか?」。食べたことないです。「どうぞ」。あの…。読者の方には伝わりませんが、ただの素ラーメンなんですけど…。「下からつまんでください」。あ、かなり大きめな豚トロが2枚出現!これで写真の状態になるわけですね!(撮影用に盛付け直しをしております) 「メニュー入りして5年以上です。とても人気で数量限定なので、すぐになくなることも多いんですよ」。この豚トロ、チャーシューとは違った食感ですね。脂身はもちろん、赤みのほうもタテの繊維ごとにホロホロほぐれるような柔らかさです。あと、メンマがおいしい! 「でしょう!(うれしそうに) ここまで味のついたメンマはなかなかないと思います。前日から塩抜きして、手間をかけて…」。1時間くらいかけて甘辛く煮込むんですね。あ、すみません、もうスペースがありません。H様! 大切なものは目に見えないもの。奥様の心の奥底にも何か重要なものが潜んでるかも。大事にしてください!

ご主人

依頼主の質問です。「以前のご主人はどうされてるんですか?」。あ、店主は2代目なんですね。「親父のことですね。健在ですよ。でも私が引継いで23年。店が創業約30年ですから、私のほうが全然長いんですよ」。いつこの道に? 「大学を卒業して、入れ替わりでこの店を継いだんです」。それは大変だったでしょうね。「ひとつ自慢…でもないですけど、今まで一度も定休日以外の臨時休業を取ったことがないんです」。え? 23年間皆勤賞ですか? 病欠や忌引きなどもなくて? 「ないですね。昔は前の道がメイン道路でしたが、別に大きな道ができて1本奥の道になってしまい、通りがかりの方が減ったんです。だから、わざわざ足を運んでくださる方をガッカリさせたくなくて」。逆の立場として分かります。「あと、ラーメンはバランスだと思います。スープだけ、麺だけ、具だけではダメ。それぞれが高レベルで調和しないと」。三位一体ですね。H様! 大切なのはバランス感覚。女子サッカーだけでなく、男子クラブも、バレーボールチームも応援してくださいね!

というわけで、男子目線でこのお店をご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか? 好評でしたらこういうリクエスト企画続けてみます。H様ありがとうございました。

外観
「ラーメンはバランス」がモットーの、コストパフォーマンスが人気の店。

赤磐市の中でも長年営業している評判店。普通の「ら~めん」が550円、手間ひまかかったたっぷりのチャーシュー入り「チャーシュー麺」が770円などが人気を呼び、「安くておいしい店!」だと評価が高い。店名の名付け親は先代が親交のあった、戦後歌謡界の代表的作曲家である故・遠藤実氏。カラオケボックスが併設されており、先代の飽くなき歌謡曲好きがうかがい知れる。ラーメン店の奥には、団体用の部屋も用意されていて、15名くらいは収容が可能だ。実直な藤本店主の心がけは、「安くておいしいものを手早く提供する」ということ。バランス感覚に長けたラーメンを、いかにして一番おいしい状態で食べてもらうかに神経を尖らせているという。「回転率が上がれば、多くの方に早く味わっていただけますから、お顔を見た瞬間、オーダーが入った瞬間に麺を投入するくらいの気持ちでやっています」。23年経営の経験は伊達でない。

Information
ら~めん道場
住所
赤磐市河本332 [MAP]
電話番号
086-955-0161
営業時間
11:00~22:00
休み
月曜
席数
30席
駐車場
10台

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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