体重83kg、ウエスト約100㎝。
外食率ランチは10割、ディナーは8割を誇る強食者。
ハイコストパフォーマンスなランチを探して、日々さまよい歩くサラリーマン・ハマチャンがお気に入りのランチスポットを紹介します。
皆さんは「無性に肉が食べたい!」と思ったとき、何を食べますか。私が真っ先に思い浮かべるのはステーキです。焼肉も捨てがたいですが、量といい手軽さといい「がっつり肉」と言うときのランチに、ステーキは最適なのです。ということで今回は、国内はもとより海外からも客が来店するという、とんかつ専門店『かつ平』の「ヒレ サイコロステーキ」をご紹介します。
店があるのは、備前市日生町日生。海を右手に見ながら赤穂方面に向け、国道250号をひた走ると道路の右に小高い丘が見えてきます。その頂上にあるのが「みなとが見える丘公園」で、この丘を過ぎたら港の手前で交差点を左折。水路に沿って北上すると、すぐ左手に看板が見えてきます。ライトブルーの外観の、日生市民会館を通り過ぎたら行き過ぎなので、戻ってくださいね。
ここで、いつも私が食べるのが「ヒレ サイコロステーキ」1250円。パッと見、牛肉かと思いきや実はコレ豚肉でして、ブランド豚として知られる「四万十ポーク」の希少な部位を、惜しげもなく使っています。絶妙な焼き加減で提供されるその肉は、豚とは思えないほどキメが細かく、ジューシー。こんなにボリューミーなのに、さらっと食べられるのは塩コショーでシンプルに味付けし、肉本来のうまみを引き出しているから。この際だから言いますが、実は私、この前までこのステーキは牛のヒレだと思っていました。それほど、おいしい肉なのです。
とんかつ専門店なので「とんかつ」1080円もぜひ味わってください。使用するのは、四万十ポークのロース肉。それを、菜種油と大豆油をブレンドした白絞油(しらしめゆ)でカラッと揚げ、仕上げにオリジナルソースをかければ完成です。なんでもこのソース、2日間煮込んで作った和牛スープをベースにしているそうで、よくあるとんかつソースとは一線を画する味。和風デミグラスとでも言いましょうか。甘過ぎないので、はしがどんどん進みます。
言い忘れておりましたが、どのメニューもプラス200円でご飯、みそ汁、付合せ付きの定食にできるうえ、プラス300円でご飯などを2人前にもできるんです。つまり、それはシェアして食べられるほど肉の量が多いということ。店主の影山さんいわく「最初は200g換算で値段を付けたけど、どんどん大きくなっちゃって。300g近いのもたまにあるかな」。どうりで…このとんかつ、どう見ても200gには見えませんよね。
15年ほど前に日生に移住し、何か商売をやりたいと考えたとき、ふと思い付いたのがとんかつ専門店。15人で満席になるほどこじんまりとした店舗は、事務所だった建物を改装したもので、夫婦2人で営むにはこれぐらいがちょうどいいのだとか。「実家がテイクアウト専門の弁当店だったぐらいで…」と、奥さまが言うように、店をはじめた当初は二人とも素人だったと言うから驚きです。それが、今では近県は元より四国や東北、果てはオーストラリアといった海外からも、こちらのとんかつ目当てに客が訪れる、知る人ぞ知る店に。
常連やご近所さんに人気なのが、各メニューのテイクアウト。しかし、これだけボリュームがあると、何人前頼むか悩んじゃうだろうなぁ。
Information
とんかつ専門店 かつ平
- 住所
- 備前市日生町日生246-40 [MAP]
- 電話番号
- 0869-72-1718
- 営業時間
- 11:00~14:00(OS)/17:00~19:00(OS18:30)
- 休み
- 月曜、2016年10月4日(火)~7日(金)
- 席数
- 15席
- 駐車場
- 3台