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大盛りアニキの新・岡山ラーメン☆エクスプローラーズ

《岡山市/ちゃあしゅうや亀王(きおう)》人気の理由はチャーシューだけにあらず。【PR】

第31回/ちゃあしゅうや 亀王

  • 情報掲載日:2016.10.09
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

ラーメンが好きです。だけどトマトも大好き。少年時代のあの夏の日。家の畑から勝手にちぎって水道で冷やして食べた、熟したトマトは格別でした。でもラーメンとの相性はどうなん?

トマトを使ったラーメンが数年前から人気なのは知っていました。しかし個人的にアンデス原産の作物と、日本の国民食的なラーメンが結びつきません。トマトと麺といえば冷やし中華の付け合せくらいで、どちらかというとパスタのイメージですよね。柑橘ならラーメンに相性がよいのは分かるんですが。「ふむ。大安寺にある『亀王』には、岡山市では希少なトマトラーメンがあるそうだ」。出たな、ブンガク! 『亀王』なら店名の冠にもついてるチャーシュー1択だって! 「いや、トマト版つけ麺もあるぞ。つけ麺自体もチェーン店だからか、結構前から取組んでいるな」。つけ麺文化の歩みが遅い岡山では早かったほうなんですね。「しかもつけ麺にも変わったものが多い!」。普通は魚介メインだものね。女子ウケもよさそうだし、男子にはチャーシューがあるし。これは行かねばだな。ブンガクくんも行く? 「私はニュートリノの専門書を読まねば」。あのね…。あーた何者?

スペシャルちゃーしゅーめん

「何にします?」。店長の江川貴則さん登場! まずはチャーシューでしょう! 「スペシャルちゃーしゅーめん」990円ください! うわ、3種類の肉ですか。「骨付きのスペアリブ、厚切りのバラ肉、炭火焼のロースです」。全部肉の種類が違うんですね。「スペシャルは全種載せですが、それぞれ1種類ずつのメニューは890円からあります」。ベースは塩豚骨ですか。「こってり濃厚な『昔味』や、汁なしの『油ソバ』にも同じ値段で変更可能なんですよ」。おお、油ソバがあるんですね! 「当店はもう14年目ですが、当時油ソバは珍しかったですね。全国チェーンのFCなので、岡山では珍しいメニューも早く入ってくるんですよ」。味わいはもう、間違いないヤツですわ。骨付きはキレイに肉がはがれて食べ応えありますし、厚切りはジューシー。炭火焼はしっかりとBBQみたいに香ってます。まさに看板に偽りなし! 「ちゃあしゅうや」だからこそのコダワリを強く感じます。

チーズトマトらーめん

では、登場していただきましょう! 「『チーズトマトらーめん』880円です」。迫力のヴィジュアルです! えっ? 中央のグリーンな物体は生ワサビ? 「バジルです。食べてみてください」。ちょっと疑いながら、あえて麺からアタック。しかもチーズあたりからつまんでみました。なんじゃこりゃぁぁぁ。これはウマイ! パスタかピザみたいな外見なのに、紛れもなくラーメンとして高いレベルで成立しています。「でしょう?(ニヤリ) チーズをバーナーで炙って香ばしくしたり、豚のバラ肉を入れたりと工夫をしてますから。野菜はホウレンソウにタマネギ。そしてフレッシュトマトは、現在は『食べて応援しよう』と熊本産を使用しています」。トマトと麺の相性がよすぎますね。「みなさん、そうおっしゃいますね。麺自体の味わいも評価が高いんです」。いや、正直「変わりダネラーメン」だと侮っておりましたわ。「スープは濃い豚骨ベースをマイルドにし、トマトを加え独自の味にしてるんです」。

トマトつけ麺

「つけ麺は岡山では早期から手がけていますが、今は全部で4種類あります。これは近年人気の『トマトつけ麺』790円ですね」。ほかのラインナップは? 「『肉黒醤油つけ麺』850円、『特ねぎつけ麺』790円、『黒ごま担担つけ麺』850円です。つけ麺といえば、豚骨しょうゆに魚介系が主流ですが、ウチにはないんです」。確かに変わってますが…。あ、これもうまいわ。麺の上にかかっているのは? 「粒コショウです」。味のアクセントですか。「好みでタバスコもどうぞ」。イ○キが日本に普及させたと言われるアレね。 「つけ麺は1玉、1.5玉、2玉が値段が同じなんですよ。つけ麺が一般的な関東の文化のようですよ」。なんてよい文化! 関東が大好きになりましたよ、今! 「つけ麺だけで4種類でしょう。チャーシューが全部で3種類、ほかにも多彩なメニューがあるので、とにかく仕込みが大変なんですよ」。さもありなん。厨房のハードさが伝わります。

江川店長とスタッフ本岡さん

江川店長と、オープニングからのスタッフ本岡さんです。店長、そもそも開店のいきさつは? 「以前もここはラーメン店で」。えぇ。黄色い看板の岡山発のチェーン店でしたね。「私と父とで権利を買い取って…」。当時は店長20代半ばくらいですよね? 「チェーン店を色々と探して、当時大阪で爆発的に人気を博していた『亀王』と出合ったんです。私はチャーシューに惚れ、父はスープに惹かれて…」。ここのチェーン本部はどうですか。縛りが厳しかったり? 「いえ、自由度はかなり高いですよ。全国共通の新メニューも、土地柄などちゃんとした理由があれば導入しなくてよいですし」。柔軟ですね。「接客の部分で、もっとコミュニケーションが取りたいって伝えたら、『いいことですから、ぜひやってください』って(笑)」。ダハハ、接客マニュアル無視! 「皆さん飲食店には行きつけがあり、その理由としては『楽しさ』があると思うんです。ぜひ行きつけの1軒にしてほしいですね」。

トマトきっかけで訪れ、麺との相性のよさに度肝を抜かれた今回。『亀王』とは「亀のようにコツコツ歩みながら、その世界の王に俺はなる!」の意とか。目指せ亀キング!

外観
幅広いメニューで3世代が楽しめる、魅惑の一軒!

大阪を中心に、海外にも店舗を広げる人気チェーンの岡山唯一の店舗。「14年前は周りは田んぼばかりで。急に拓けて交通量が多くなり、ラーメン激戦区になりました」という岡山西署前の通りの先駆け的存在で、世代を問わず間口が広いユニークなメニューなどがメガヒット。幅広い層でにぎわっている。「アットホームな店を作りたい」という強い思いがあってか、元気がよいだけでなく目配り心配りの行き届いた居心地のよい空間に。店長が父と共にはじめたこの店も、約1年前からひとりで切り盛りするようになり、さらに力が入っているという。サラリーマンにはランチタイム(月~金曜11:00~15:00)が人気で、ラーメン+200円の「あごごはん(トビウオの魚粉を振りかけたライス)や、「食べてほしいのにあまり出ない。地味だから」というラーメン+200円の「豚みそごはん」、そして人気のラーメン+200円の「ハーフじゃんじゃん丼」などあり。

Information
ちゃあしゅうや 亀王 岡山大安寺店
住所
岡山市北区大安寺南町2-3-34 map
電話番号
086-255-7757
営業時間
11:00~22:30(OS22:00)
休み
なし
席数
37席
駐車場
23台

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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