

岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
遥かな町へ
「孤独のグルメ」「神々の山嶺」などの漫画家・谷口ジローの世界的名作が日本初実写化。
中年男が中学時代へタイムスリップ・・・人生の選択を見つめ直す”大人の青春物語”
体は14歳だが意識は48歳のまま。
思春期の時代を48歳のおじさんがやり直す展開が面白い。
中身が48歳なので、中学生としては勉強もできるし、スポーツも万能、大人びた行動はクラスのマドンナにもモテるという、夢のようなやり直し体験。
しかし、自分の未来を知っている博史には、どうしてもわからない突然の父の失踪という体験があった。
父が失踪する日まで、あと少しという、カウントダウン状態で物語は進み、その真相に近づいていくことで観客はこの物語に引き込まれてゆく。
また、本作は鳥取の倉吉が舞台だが、このノスタルジックな体験は、全国の人々に共感を呼ぶだろう。
誰しも故郷があり、子どもの頃の思い出がある。
特に1960年代生まれの人たちには、たまらなく懐かしく、その頃の思い出がリアルにあふれ出すだろう。
例えば風景や、小道具、衣装や少年・博史が2階の窓から出て1階の屋根に座っている様子にも、大きく心の針が振れると思う。
あの時に今の自分が戻ったら再び家族とどう向き合うだろう?
原作は、鳥取県出身の漫画家・谷口ジローが1998年に発表した漫画「遥かな町へ」。
フランスのアングレーム国際漫画祭をはじめ、イタリア、ドイツなど数々の漫画賞を受賞。
2010年には、ルクセンブルク、フランス、ドイツの合作で映画化もされた世界的名作が、このたび日本人の監督とキャストにより新たに実写映画化された。
大谷亮平が博史役で主演を務め、1963年に生きる14歳の博史を及川桃利、博史の初恋相手・長瀬智子を磯谷萌々子、博史の両親を滝藤賢一と戸田菜穂の実力派が顔を揃えている。
そして「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」「たたら侍」など地域に根ざした物語を描いてきた錦織良成が監督・脚本を担い、現在も昭和30年代の町並みが残る倉吉市でロケを敢行した。
人生の折り返し地点を迎えた一人の男が、中学生時代にタイムスリップし、友人や初恋の人との再会、そして家族との時間を通して、自らの人生の選択を見つめ直す大人の青春物語。
これは是非、じっくりと劇場で味わいたい。
<公開情報>
遥かな町へ
監督・脚本:錦織良成
原作:谷口ジロー
出演:大谷亮平、及川桃利、磯谷萌々子、戸田菜穂、滝藤賢一 他
10月9日(金)より岡山メルパにて公開!!!
DIGGER/ディガー
謎に包まれたトム・クルーズ主演最新作『DIGGER/ディガー』が、ついに公開。
俳優人生45年のトム・クルーズがこれまでのイメージを脱ぎ捨てて挑むのは!?
今、世界が最も観たいと言っても過言ではないトム・クルーズの最新作。
彼自身が「この役を演じられるようになるまで40年かかった」と語る前代未聞の役どころ。
まさにキャリア集大成かつ最高到達点の演技を見せ、早くもオスカー受賞が有力視されている。
謎多き作品だが、まずトム・クルーズの風貌からしてただ事ではない。
あの永遠のヒーロー・カッコイイ トム・クルーズはどこへ行った!
もう言われなければ分からないレベルの変貌ぶり。
今まで地球を救ってきたトム・クルーズが、地球を滅亡させる大悪党になり、その責任を取って地球を救う?(結局救うんかぃ!!)(笑)
世界を救うべくシャベルを片手に立ち上がる!(ちょっと何言ってるかわからない)(笑)
全世界を熱狂させる、地球規模の大混乱(カオス)エンターテイメント誕生!
監督は「バベル」ほか「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「レヴェナント 蘇えりし者」でアカデミー監督賞を2年連続受賞したメキシコの名匠アレハンドロ・G・イニャリトゥ。
これはとんでもないことになりました。
<公開情報>
DIGGER/ディガー
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
出演:トム・クルーズ、リズ・アーメッド、ザンドラ・ヒュラー、ジョン・グッドマン、マイケル・スタールバーグ、ロバート・ジョン・バーク、ジェシー・プレモンス 他
10月9日(金)よりロードショー!!!
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