岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界30年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」
2014年の「GODZILLA ゴジラ」から始まったハリウッド版「ゴジラ」シリーズと「キングコング:髑髏島の巨神」の世界観をクロスオーバーさせた「モンスター・ヴァース」シリーズの5作目。
ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、そして東宝が提携し、製作されている「モンスター・ヴァース」シリーズ最新作。
前作の「ゴジラVSコング」は全世界で累計興行収入が500億円を突破するメガヒットを記録。
また今年は、ゴジラ70周年+「モンスター・ヴァース」シリーズ10周年のビッグアニバーサリーイヤーで、本作も特別な超特大スケールの作品となっている。
一方で、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が大ヒット!
米アカデミー賞・最優秀視覚効果賞を日本映画で初受賞するなど、“ゴジラ熱”はとどまることを知らない。
本作のポイントはタイトル表記が「VS」でなく「×」になっているところ!
勘のいい人はもうわかるだろうが、スーパーモンスターたちの共演は理屈抜きに心躍らされる!
監督は、前作「ゴジラvsコング」でもメガホンをとったアダム・ウィンガード。
出演は、こちらも「ゴジラvsコング」から続投となるレベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ケイリー・ホトルのほか、「美女と野獣」のダン・スティーブンス、「シャン・チー テン・リングスの伝説」のファラ・チェンらが顔をそろえる。
<公開情報>
「沖縄狂想曲」
沖縄で起こるさまざまな問題にスポットを当て、沖縄と日本の現実に切り込んだドキュメンタリー。
辺野古基地問題、国際大学ヘリコプター墜落事故、オスプレー騒音・墜落問題や、古くはコザ蜂起(暴動)、由美子ちゃん事件など、沖縄が抱える数々の問題を取材。
多くの日本人が、これらのことを知る機会は少ない。
そんな沖縄が抱える問題を、元大手新聞の論説委員、著名大学教諭、元市長、元県庁幹部ら有識者たちが、大手マスコミが報道できない現実を徹底解説する。
さらに、元沖縄県知事・大田昌秀の挑戦や、元内閣総理大臣・鳩山由紀夫が「最低でも県外」と発言した真意を激白。れいわ新選組の山本太郎による驚きの国会質問も紹介する。
監督は、原爆問題を描いた「朝日のあたる家」や「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」といった社会派作品を手がけてきた太田隆文。
登場するさまざまな人物の真の声を聴ける貴重な映画と、この機会に真正面から向き合ってみてはどうだろう。
<公開情報>
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