岡山メルパ 福武 孝之館長
映画業界20年、老舗映画館を切り盛りする名物館長。映画が持つ「観ることで、自分の世界が広がる」魅力を広めるべく、多彩なイベントを展開。ジャンルや制作者にこだわらない、テキトーな鑑賞が映画愛を高める秘けつだとか。
あいあい傘
俳優で脚本家の宅間孝行が2007年、当時主宰していた劇団『東京セレソンデラックス』で上演し、生き別れた娘と父の再会を描いた同名舞台劇を、自身の監督・脚本で映画化。
元となる舞台『あいあい傘』は、観客に大爆笑と大号泣をもたらし大好評を博した。25年前に姿を消した父親の思いと、捜す娘の思いが、結末に大きな感動を生み出す物語。巧妙に練られた脚本も、しっくりハマるキャスティングも、映画版ならではの仕上がりを、じっくり堪能していただきたい!
<公開情報>
マイナス21℃
食糧なし、装備なしー。厳寒のシエラネバダ山脈で起きたサバイバル史に残る衝撃の実話! 本作はシエラネバダ山脈で遭難したエリック・ルマルクの実話をもとにした、驚きのサバイバル衝撃作なのだ!
メガホンを撮るのは『Variety』誌が選んだ、注目すべき10人の監督に選出された気鋭のスコット・ウォー。主人公エリックにはジョシュ・ハートネット。よりリアルを追及するため食事制限をした上で厳寒の雪山での撮影に挑み、その体を張った演技で観る者を壮絶な雪山の孤独へと引きずり込んでいく。本作は、ホワイトアウト(遭難)に始まり、野生のオオカミの襲来→低体温症→空腹→凍傷→脱水症状→幻覚といった困難を時系列に沿って克明に描き、実話ならではの臨場感が、観客を極寒の恐怖に陥れる、驚愕のサバイバル映画になっている。限界を越え救助を待った結果、救助されなかった時の絶望!!
中途半端なホラー映画より恐いぞッ!!!
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