【事業内容】
木材保存処理、プレカット加工、木製屋外遊具などの設計・施工

木材の保存処理加工と、プレカットが事業の柱。
木材の保存処理加工と、住宅用構造材のプレカット加工を主な事業とする『さんもく工業』。1934年に木製電柱や鉄道枕木の防腐処理加工・製造専門会社として創業して以来、時代のニーズに合わせて事業領域を拡大させてきた。電柱や枕木がコンクリート製へと移った現在は、長く培ってきた保存処理技術を、公園の遊具や東屋、遊歩道の柵といった屋外木製品、住宅土台材などの分野で発揮。環境にやさしい薬剤を用い、伝統的な技法を用いて、風雨にさらされる環境下でも劣化しにくい木材製品を製造している。
屋外木製品については、設計・施工、保守管理まで自社で行うことができる。実は同社が手掛けた木製品は、県内外の公園や公共施設、有名観光地などたくさんの場所にあり、木のぬくもりを感じる遊びや憩いの空間づくりに貢献している。例えば瀬戸内市の『長船美しい森』では、岡山県産材を自社加工してアスレチック遊具を設計・施工。また、同社の営業所・出張所がある島根県の隠岐諸島では、近年「隠岐ユネスコジオパーク」に認定されたことから景勝地などの施設改修が進んでおり、ここでも同社がたくさんの木製品を施工している。




隠岐諸島にも拠点あり。地域に根ざし、木で貢献。
例えば西ノ島町にある『史跡・黒木御所跡』では、自然豊かな景観に調和する木製の遊歩道や展望休憩所などを作っている。また隠岐の島町では、地域からの依頼を受け、樹齢2000年といわれる神社の御神木を保護するため、社内で保管していた電柱用木材を用いて支柱を施工。木を扱い続けてきた同社の技術力が、地域に信頼されていることの証といえる。
実は、もともと隠岐から本土に材木を船で運んで電柱を作り、本土から合板を積んで帰って隠岐で販売したことが、同社の隠岐での事業の起源。現在、島内では屋外木製品のほか住宅用設備の施工なども行い、地域住民の生活に貢献している。本社ともオンラインなどで交流しており、公式Instagramでは隠岐チームからも数々の情報が発信されているので、ぜひチェックしてみたい。


Information
さんもく工業株式会社
- 住所
- 岡山市南区海岸通2-6-3 map
- 電話番号
- 086-262-0137
- @sanmokukougyou