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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《岡山市/四つ手小屋【後編】》真夜中の海小屋を貸切る究極の「インドア漁」を体験! 児島湾の自然派レジャー『四つ手網』とは?【PR】

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2019.05.18
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_28/知ってはいるけど未体験?! 一度は行きたい『四つ手網』を体験せよ!

岡山で話題のスポットやイベント、知る人ぞ知るレアな情報など、誰もが気になる地元のモノ、ヒト、コトを『タウン情報おかやま』が徹底調査するこの企画。

スタッフが実際に現地を訪れ、体験したとっておきの情報をリポートして、「岡山の魅力を再発見できる、よりディープでフレッシュな街ネタ」をお届けします!

岡山市東区の児島湾沿岸で昔から行われている『四つ手網』。小屋に付いた網で魚介類をすくい獲る漁法のことで、現在は20棟ほどの『四つ手小屋』が湾岸に立ち並んでいます。

小屋の中にいたままインドアで漁ができるというお手軽さに加え、獲れた魚を調理しながら宴会&バーベキューも楽しめるのが四つ手網の魅力。「これはぜひ体験すべし!」とすっかり心を奪われた団員一同。早速メンバーを招集し、総勢10名で人生初の四つ手網にチャレンジしました。

今回は、そんな四つ手網体験レポートの後編。勢いあまってプロの料理人を呼ぶという力の入れように対して、一回目の網にかかったのは小さなイカ2杯。果たしてシェフが腕を振るえるほどの釣果が上がるのか? 前編と合わせてお楽しみください!

すっかり夜も更けて辺りは真っ暗。時折、岡山港と小豆島を行き来するフェリーが目の前を行き交います。

赤木シェフが登場した時の釣果は、ベイカが2杯。このままではまずいということで30分後にもう一度網を上げてみたころ、ベイカとハゼが数匹獲れました。さらに30分経って網を上げてみても、小さなママカリのみ。網を上げる度にわずかな収穫はあるものの、大物は上がりません。

「どうしようかな……」悩むシェフ。もしかして怒ってます?

「いえ、なかなか体験できないこの状況をむしろ楽しんでますよ! とりあえず用意していただいた野菜などの具材で鍋や付け合わせを数品作って、獲れた魚介はそのままシンプルに調理しちゃいましょうか」。

ホッとする一同。何だか「職人技の無駄遣い」になっている気もしますが、赤木シェフが楽しそうなのでよしとします!

ベイカは下処理し、水気をしっかり切ってから片栗粉をまぶして油で揚げます。丁寧な下処理のせいかまったく油跳ねしません。香ばしい香りが食欲をそそります。

出来上がったのがこちら、ベイカの素揚げ。ベストな揚げ具合によって衣はサクッ、身はプリっと柔らかい絶妙な食感に。さすがプロ! まろやかなピンクソルト(岩塩)が新鮮なベイカのうま味を引き立たせています。

小さなハゼも繊細な手つきでさばいて唐揚げに。臭みがなくあっさりした味わいです。みんなで美味しくいただいたところで、子どもとお母さんたちはタイムアップ。大人4人と赤木シェフで引き続き四つ手網を楽しみます。

残りのベイカを使って炭焼きにも挑戦しました。四つ手小屋では獲れた魚を好きに調理して食べることができます。鍋に入れて煮込むのもおすすめです。

その後も網を上げる度にベイカやキビナゴ、エビなどの小さな魚介がかかりました。すでに時間は23:00。「フライは美味しかったけど、やっぱり少し足りないかも。お腹すいたなあ」。

「実はこんなこともあろうかと」。

赤木シェフが差し出したのは、鯛のカルパッチョと鯛めし。何も獲れなかった時のために鯛を一尾用意してくれていたのです。これはこれでとっても美味しい!

赤木シェフ自ら盛り付けてくださいました。「何がどの程度獲れるか分かりませんが、その時の状況に応じた料理を考えるのは楽しいです。また近いうちに四つ手網に来て何か作りたいなあ」とシェフ。料理イベントのプランナーや、出張料理人としても活躍するプロの心意気を感じます。

シェフが帰宅したのが深夜24:00。最後の釣果を期待しつつ網を上げてみると、今までにない大きさの魚が網の上で光っていました。これ大物の予感!

深夜24:20、ついに約40cmの小さめのスズキ(ハネ・セイゴ)が、続けて30分後には約20cmのコノシロが獲れました! 大感激の一同。この日は24:00が満潮時間だったことで釣果アップにつながったようです。どうやら、満潮時間を調べてから行くのが良さそうですね。もう少し早ければ赤木シェフに調理してもらえましたが、せっかく大物が獲れたので自力でさばいて刺身にしてみました。身が締まっていてこれも美味!

持参した寝袋にくるまり、満足感いっぱいで眠りにつきます。

日が昇り、清々しい朝を迎えた一同。残った食材で朝食を作り、湖のように穏やかな児島湾を眺めながらモーニングコーヒーでほっと一息。キレイに後片付けをして9:00には小屋を退出しました。

結果的に大満足だった四つ手網体験。自分たちで獲った魚介を味わい、海小屋の中で飲み食いしながら仲間とワイワイ過ごす時間は、忘れられない思い出になりました。宴会するついでに漁をするぐらいの感覚で、のんびり過ごすのが四つ手網を楽しむコツのようです。海好きな人やインドア派の人も、究極のローカルレジャー四つ手網をぜひ体験してみてください! まずは四つ手網のHPをチェックして、各小屋の持ち主に設備や料金、必要な物などを相談してみましょう。

Information
四つ手小屋
住所
岡山市東区九蟠~升田地区(児島湾堤防沿い)[MAP]
電話番号
090-1016-6867(近藤)
※小屋の予約や問い合わせは、九蟠漁協のHPにある「四つ手小屋一覧表」の各持ち主まで直接連絡を
営業時間
夕方~翌朝 ※小屋により異なる
休み
不定休 ※季節や日により異なる。予約時に確認
HP
https://yotudegoya.web.fc2.com/

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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