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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《高松市/新屋島水族館》貴重なマナティからスタッフ全力投球のイルカのライブまで、見どころ満載のユニークな水族館。【PR】

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2019.09.14
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_36/アイデア&エンタメ感でファンをひきつける。閉館のピンチを乗り越え、愛され続ける『新屋島水族館』の魅力を調査せよ!

岡山で話題のスポットやイベント、知る人ぞ知るレアな情報など、誰もが気になる地元のモノ、ヒト、コトを『タウン情報おかやま』が徹底調査するこの企画。スタッフが実際に現地を訪れ、体験したとっておきの情報をリポートして、「岡山の魅力を再発見できる、よりディープでフレッシュな街ネタ」をお届けします!

香川県・屋島の人気スポット『新屋島水族館』

水族館といえばレジャーやデートの定番お出かけスポット。水槽やプールで悠々と泳ぐ魚たちをぼーっと眺めているだけでも、不思議と心が安らぎますよね。

いろんな海洋生物を鑑賞できるのが水族館の魅力ですが、ただ「水族館」と一括りしてしまうにはもったいないほど、施設それぞれに個性があるのをご存知でしょうか? 水族館は施設ごとに規模や展示生物、展示の方法が異なり、同じ生物でもまったく違った見方や楽しみ方ができるのです。

そこで今回の「まかせてちょー査団スペシャル」は、香川県高松市にある『新屋島水族館』を訪れてみました。ここは昭和44年に開館した歴史の長い水族館で、懐かしく親しみある雰囲気と、いろんな海洋生物を鑑賞できる充実した展示内容が人気を博しています。

岡山県でも割と知名度のある水族館ですが、「まかせてちょー査団スペシャル」の団長Mは初めての訪問。フレッシュな目線で、『新屋島水族館』ならではの個性を探ってきます!

『新屋島水族館』があるのは、高松市中心部より東に位置する屋島山頂。近くには展望台や『四国村』、四国霊場84番札所の『屋島寺』もあり、観光や四国遍路の拠点となっているスポットです。

水族館って何となく海や川の近くにあるイメージなんですけど、こちらは完全に山の上。標高約300mの場所で海の生き物を見られるというギャップがおもしろいですよね。

入口を入ってすぐの場所には、光に照らされたドーム型の水槽や、ヒトデやナマコなどの生き物に触れられるタッチプールが並んでいました。ドーム型の水族館の中はレトロで神秘的な雰囲気。何気なく写真を撮っても映える空間です。

魚がグルグルと回遊するジャングルみたいな大型水槽もあります。こちらは水槽の会社が母体になっているので、美しくデザイン性の豊かな水槽も見どころのひとつ。1969年(昭和44年)の開館当時からハード面を大きく変えてはいないものの、テーマごとに変化を持たせた展示スタイルが特徴的です。

全国6頭しかいない「マナティ」に会える!

こちらでは約130種1000匹以上の海洋生物を飼育していますが、その中でも特に人気者なのが2頭の「アメリカマナティ」。草食の哺乳類で丸みのある灰色のボディが特徴です。そのお姿がこちら! ドン!

…思いっきりお尻を向けられちゃいました。隣で爽やかな笑顔をキメているのは、今回の案内役を務めていただく広報担当の日下さん。残念ながら3ショットは失敗に終わりましたが、ここからは日下さんに『新屋島水族館』ならではの見どころをご紹介いただきます。

「国内にいるアメリカマナティは現在6頭のみで、水族館ではウチと沖縄の『美ら海水族館』にしかいません。世界的にも生息数が減少していて、絶滅危惧種に指定された貴重な生き物なんです」と日下さん。「ジュゴン」と並んで人魚のモデルになったとも言われているそうです。人魚とは似ても似つかないルックスですが…。

この子はオスの「ベルグ」。体長2メートル近くのずんぐりした巨体とブサ可愛い顔、ゆらゆら泳ぐ姿がたまりません!

「アメリカマナティ」は丸い尾びれと小さいヒレ状の前肢を使って軽快に泳ぐ生き物なのですが、今のベルグは前肢をぶらーんとさせて浮いているだけの脱力っぷり。時折思い出したようにグルグルと体を回転させたり、ガラスにむぎゅッと顔を押し付けてお客さんを喜ばせてみたりと、一定のファンサービスは欠かさないところにアイドルの素質を感じます。

このおっとりした感じが「愛嬌たっぷりで癒される」と評判だそうで、もう1頭のメス、「ニール」と共に水族館イチの癒しキャラとして人気を集めています。

マナティはどんな生態なのですか?
「基本的には寝てるか食べてるか、ほぼ動かず水中を漂ってます。体が大きいので2頭で一日30キロ程度の野菜を食べるんですよ」

何もしない休日のお父さんみたいな省エネ生活を365日送っているようです。それで愛されるとは何ともうらやましい。そんな「アメリカマナティ」に会えるのは、現在本土では『新屋島水族館』だけ。一度見るとその愛らしさに虜になること間違いなしです!

写真映え狙いなら、神秘的な「クラゲルーム」へ!

「次にご案内するのもユラユラしている癒し系の生き物ですよ」と日下さん。大人のファンが増えているという、あの生き物のいる場所にご案内していただきました。

宇宙的な美しさを感じるこの空間は、いろんな品種のクラゲを集めた2階の「クラゲルーム」。照明を落とした丸形の部屋の中は、光輝く水槽とふわふわ漂うクラゲの姿が浮き上がり、幻想的な雰囲気を漂わせています。

日本の沿岸で見られる「カブトクラゲ」や、色のバリエーションが多い「カラージェリー」など、たくさんのクラゲを鑑賞できます。透き通った体が光に反射してピカピカ輝いているのがなんともキレイで、まるでクラゲ自体が発光したように見えるのが不思議です。

クラゲルームは写真撮影OKなので、フォトスポットとしても人気の高い空間です。団長Mが撮影してもこの美しさ! 水槽のガラス越しでもとってもきれいに撮れますよ。

室内にはスマホをセッティングできるバーも用意されていて、光る水槽をバックにした自撮りもできちゃいます。人物は影で浮かび上がるので、自撮りが苦手な人の記念写真にもぴったりです。

同館にはまだまだ魅力的な生き物がたくさんいます。写真は観賞魚として人気の「カクレクマノミ」と、なぜか顔だけ水面に出して直立不動の「バイカルアザラシ」の「叶夢(とむ)」と「くるり」。

こちらは泳ぎが早すぎて目が追い付かないペンギン。お子さんもガン見です。餌を食べる様子が可愛いと評判のカワウソもいます。さらには、土管にギュウギュウに収まったアナゴやウツボ(人によっては背筋がゾクッとするかも)、ゾウを一瞬で殺せる毒を持った危険なカエルなど、キモかわいい?生き物も。

館内には「瀬戸内海の生物コーナー」もあり、身近な海洋生物についても知ることができます。

日下さんに水族館を楽しむコツを聞いてみたところ、「姿・形を眺めるだけでなく、生態に注目してみると生き物が魅力的に感じられてきます。どんな動きをするのか、どんな風に餌を食べるのかなど、水槽の横に書かれた解説も参考にしながらじっくり観察してみてください」と教えていただきました。

館内には謎の生き物博士なる人物が登場する学習コーナーもあるので自由学習にぴったり。オリジナルグッズをとりそろえたお土産コーナーもあります。

驚きの近さ&エンタメ感で魅せるイルカのライブ

全国の水族館では、イルカやアシカなどが芸を披露するライブがひとつの目玉になっています。『新屋島水族館』のライブは、なんとミュージカル仕立て。SNSの動画再生回数140万回を叩き出しているという、日下さんもイチ押しの演目はこちら。

サムライ? どうやら時代劇調のライブみたいです。

ライブの演目をチェックしてみると、

「走れ、侍!」「恋する地球 私を過去に連れてって」「爆裂海洋戦隊ドルフィンジャー」

タイトルを聞くだけでもまるで遊園地のショーのように楽しそうなラインアップ! イルカの動きを見事に操るテクニックはもちろん、スタッフ体当たりの演技とエンタメへの振り切りぶりがすごいと話題になりました。

さらに、プールとの距離感が近いのもポイント。目の前でイルカが飛び跳ねる圧巻の迫力も人気を集めています。イルカライブは、土・日曜、祝日限定で開催されています。夏休みや大型連休などに行っている場合もあるのでチェックしてくださいね。

同館は長い歴史と共に施設の老朽化が課題となり、国立公園の施設であるため大幅な改良が難しいという難題に直面。2016年には閉館を発表しました。

しかし、地域や全国のファンから「続けてほしい」という声がたくさん集まり、そんなお客さんの期待に応えたいとの想いで運営を続行。一部リニューアルやアイデアを取り入れながら、スタッフ一丸となって新たな魅力づくりを行っています。

「ここはスタッフ手作りのアットホームさが魅力です。自分たちのスタイルで、ほかの水族館にはないよさを追求していきたいです」と日下さん。生き物への愛情とおもてなしの心が見えるからこそ、お客さんに愛され続けているんですね。ローカルでユニークな個性に触れられる『新屋島水族館』、行ったことがあるというあなたも、二度、三度と楽しめるはずです!

Information

Information
新屋島水族館
住所
香川県高松市屋島東町1785-1 [MAP]
電話番号
087-841-2678
営業時間
9:00~17:00(最終入館は16:30)
休み
なし ※台風、大雪など荒天の場合は休館の場合あり
HP
http://www.new-yashima-aq.com/newYAQ/home/home.html

<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>

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