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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《倉敷市/つづきの絵本屋》子どもも大人もハマる、楽しい絵本の世界にようこそ。こだわりあふれる絵本専門店「つづきの絵本屋」で、自分にぴったりの1冊を探そう。【PR】

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2020.06.27
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_56/絵本専門士の店主が、絵本の楽しみ方を熱くナビゲート! 心を癒し感性を育む、絵本との素敵な出合いを体験せよ!

岡山で話題のスポットやイベント、知る人ぞ知るレアな情報など、誰もが気になる地元のモノ、ヒト、コトを『タウン情報おかやま』が徹底調査するこの企画。スタッフが実際に現地を訪れ、体験したとっておきの情報をリポートして、「岡山の魅力を再発見できる、よりディープでフレッシュな街ネタ」をお届けします!

倉敷の住宅街に溶け込む、360度絵本に囲まれた本屋さん。

2020年の春、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、「おうち時間の充実」が話題のキーワードになりました。好きな事や新しい趣味に時間を費やし、インドアライフが大きく変化した人も多いのではないでしょうか?

私こと「まかせてちょ~査団」の団長Mは、以前より本を読む時間が増えました。学生時代の友人たちも読書に没頭しているようで、そのうち1人は絵本を注文し、娘に読み聞かせながら楽しんでいるとか。「キレイな挿絵を眺めるだけで心が癒される」と、すっかり絵本の魅力にハマっています。

絵本は「子どものための本」というイメージが強いですが、深いテーマや凝った絵柄の名作本も多く、年齢を問わず楽しめる読み物として定着しています。おうち時間が見直されている今だからこそ、お子さんとの時間や読書タイムに絵本を読んでみるのもいいですね。

絵本は一般的に書店や図書館の児童書コーナーに置かれていますが、全国には絵本のみを取り扱う専門書店があるのをご存じですか? ここ岡山でも個性的な「街の絵本屋さん」が人気を集めています。

そこで今回は、新しい絵本との出合いを求めて倉敷にある『つづきの絵本屋』を訪問。楽しい絵本の世界にふれてみたいと思います!

『つづきの絵本屋』はJR倉敷駅から徒歩8分、『アリオ倉敷』裏の住宅街にあります。通りから窓越しに見える絵本のカバーが目印です。

木のぬくもりに満ちた明るい店内。緩やかに角度のついた多角形の壁に、たくさんの絵本が並んでいました。360度ぐるりと絵本に囲まれ、まるで1冊1冊が語りかけてくるかのような迫力いっぱいのレイアウト。お店に入る瞬間から心が躍ります。

充実の品ぞろえ、おいしい紅茶、絵本好き店主の楽しいトークが大人気!

小さいながらも広がりのある空間に、ジャンルレスな絵本がギュッと詰まった『つづきの絵本屋』。誰もが読んだ懐かしの名作から人気作家の話題作、書店ではあまり見かけない珍しい絵本まで豊富にそろっています。

そして、絵本の品ぞろえ以上にお客さんを虜にしているのが、絵本専門士の資格を持つ店主の都築照代さん。常連さんからキャッチした情報によると、「絵本に対するこだわりが半端ない!」のだそうです。

ご主人が転勤族だった都築さんは、図書館司書として約15年のキャリアを持つ本のプロフェッショナル。大好きな絵本の魅力を伝えたいとの想いが芽生え、移住した倉敷の地で念願のお店をオープンさせました。

「とにかく絵本が大好き!」と語る都築さん。ここにある絵本はすべて都築さんが厳選して仕入れたもので、1冊ごとの内容や魅力を熟知した上でお客さんに紹介しているそうです。

「絵本への愛が溢れて、つい熱弁をふるってしまうんです(笑)。この前は、お客さんとの話が盛り上がりすぎて、頼まれてもいないのに読み聞かせを始めちゃった」んだとか。

「自称・絵本界の松岡修造」を豪語するだけに、絵本に対しては「やや熱血タイプ」とご自身では分析。とはいえ決して押し付ける感じはなく、お客さんのペースに合わせながらの丁寧な対応、楽しいトークに団長Mもすっかり魅了されました。熱いというよりも温かい、そんな都築さんの人柄と想いが、絵本への興味をかきたててくれます。

壁の角度を緻密に計算し、表紙がひと目で見渡せる設計にしたこだわりの本棚。絵本が探しやすくてとっても便利ですね!

お店の中心に立つ木の柱には、乳幼児向けの絵本が並んでいます。知育にぴったりの絵本もたくさんありました。

ティーインストラクターの資格を持つ都築さんは、紅茶をメインとした喫茶メニューを提供しています。この日のスイーツは焼き立ての自家製スコーン。おいしい紅茶をお供に絵本を選ぶ時間は、まさに至福のひと時。絵本になじみがない人でも、カフェ感覚で気軽に立ち寄れます。

家にいても利用できる「おまかせ選書」。作家と読者を結ぶイベントも話題。

「ここはゆっくり楽しみながら絵本と出合える場所。どんな本を選べばいいかわからない時は、ぜひ気軽にご相談ください」

まずはお客さん一人ひとりの好みや要望をしっかりとヒアリング。何気ない会話の中にも、選書選びのヒントが隠されているとか。

「てんとう虫の出てくる本はある?」
「挿絵のキレイな本を孫にプレゼントしたくて…」
「パンツの本を探してるんだけど…」

ちょっとしたキーワードでもOK。豊富な知識を元に、その人のための最適な1冊を導き出してくれます。出産祝いや誕生日など、絵本を贈り物にする人も増えているそうですよ。

あ、あった! 絵本がパンツはいてる

お客さんの求める絵本は十人十色、人それぞれ。「だからこそ、『お店で一番人気の本は?』と聞かれると違う気がして」と笑う都築さん。その人に応じた本を、心を込めて紹介してくれます。

『つづきの絵本屋』では、電話やメールで申し込みができる「おまかせ選書サービス」を行っています。都築さんが好みに合わせた絵本を提案し、自宅へ送ってくれるという便利なシステム。これなら、お店に行けなくても新しい本と出合えます。どんな本が届くんだろう?とワクワクしながら待つ時間も楽しみですね!

「外出自粛期間中は、本のお問い合わせや選書の注文が増えました。こんな時だからこそと、作家さんがサイン本にアマビエを描いてくれたんですよ!」。

この本は絵本作家・はやかわじゅんこ/作『はやくちこぶた』(瑞雲舎)。イラスト入りのサイン本はとても貴重です。

「本自体はどこで買っても同じものですが、せっかくならこのお店だからこその特別感をお客様に届けたいなと。作家さんにサインをいただいたり、イラスト入りのグッズを記念品にしたりと、オリジナリティを出しつつ作家さんの顔が見えるような企画を考えています」。

右はくすのきしげのり/作・小渕もも/絵『たべるたべるたべること』(おむすび舎)、左は中川ひろたか/文・加藤休ミ/絵『いのちのたべもの』(おむすび舎)です。

店内の一角にはギャラリーコーナーを併設。原画展やトークイベントを不定期で開催し、読み手と作家さんがふれあえる機会をつくってきました。作家の想いや創作の背景を知ると、同じ本でも違った見方ができるそうです。

都築さんは「普段の営業時間やイベントを通じて、絵本の好きな人たちの交流が生まれる場所にしたい」と話してくれました。

一人ひとりの読み手に寄り添う、絵本の奥深い魅力とは?

レジの奥にある本棚は、大人にもおすすめしたい絵本を集めたコーナー。表紙からして美しい、ずっと眺めていたくなるような本ばかりです。

「時には癒されたり、時には励まされたりと、がんばる大人にエールを送ってくれる本もたくさんあります。絵本の魅力は見る人によっていろんなとらえ方ができること。そして、読み返す度に新しい発見や気づきがあるのは、本が読み手の心の内に寄り添ってくれるから。難しく考えず、純粋な気持ちで向き合ってみてください」

じっと表紙を眺めていると、絵本は画集でもあるのだな、と気づかされました。右は日本画家・千住博さんによる絵本『星のふる夜に』(冨山房)。絵画を鑑賞する感覚で選ぶのも面白いかも。

何気なく手にした一冊が人生の宝物になるかもしれない。そう思うと、絵本屋さんはまさに宝の山!

気が付くと、あっという間に2時間経過。まるでタイムワープしたみたいな感覚です。「ここへ来ると時間を忘れちゃうんですよ~」と言っていた常連さんの言葉を思い出しました。都築さん、みんなの時間止めてます?

専門書店、カフェ、ギャラリーといろんな顔で絵本の楽しさを伝えてくれる『つづきの絵本屋』。お店に足を運ぶもよし、お家にいながら選書してもらうもよし。たまにはのんびり、自分だけの絵本時間を過ごしてみてはいかがですか?

Information

Information
絵本と紅茶とギャラリー つづきの絵本屋
住所
倉敷市川入694-7[MAP]
電話番号
086-476-0415
メールでの問い合わせ:info@tsuzukinoehonya.com
FAX:086-476-0415
営業時間
10:00~18:00
休み
水・木曜日
駐車場
4台
HP
https://tsuzukinoehonya.com/
 
※時短営業、臨時休業の場合あり。詳細はHPで確認を

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