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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《岡山市/廣榮堂》1856年創業の老舗和菓子店の工場は、独自の製造技術と製造スタッフの技が融合したものづくりの現場だった!

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2018.11.24
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_17/大人気の工場見学に参加して、きびだんごの知られざる生産ラインを調査せよ!

岡山の話題のスポットや、気になるモノなどを徹底調査! 『タウン情報おかやま』スタッフが実際に現地を訪問して、とっておきの情報をお届けするこの企画。

『タウン情報おかやま』本誌で好評連載中の「まかせてちょ~査団!」が、Webページに進出!よりディープでフレッシュな岡山の街ネタをご紹介します!

「きびだんご」は岡山を代表するお菓子のひとつで、定番のおみやげとしても親しまれていますよね。1856年創業の『廣榮堂』は、きびだんごを主とした各種和菓子を製造・販売している企業で、本社工場で行われている工場見学は、きびだんごの生産ラインや和菓子の生産工程を見学できるとあって、1年間に約100団体、2000人以上が訪れるほどの人気となっているようです。

普段、なかなか入れないようなスポットが大好きな『まかせてちょ~査団!』。今回はその工場見学に参加すべく、岡山市中区藤原にある『廣榮堂』の本社工場を訪れました。

2001年(平成13年)に建てられたという本社工場に到着しました。構想に10年もの期間を費やしたという工場は、衛生や環境へのさまざまな配慮が行われている地球にやさしい工場だそうです。

工場見学の参加者は、まずは5階の食堂スペースに集合し、会社の成り立ちやきびだんごについて、そして工場見学の際の注意事項などの説明を受けます。今回は次世代事業創造本部の津崎さんが案内してくださいました。

次に工場見学についての映像を視聴しました。厚生労働省のHACCP承認制度に準拠したという工場では、手洗い消毒やエアシャワーなどで徹底した衛生管理を行っており、より高水準の安全性を確保しているということが分かりました。

そこから階段で3階に降り、いよいよ工場見学のスタートです。見学通路を歩いて、まずは大きな釜が並んでいる「釜場」と呼ばれるきびだんごの煉り工程を見学しました。

「きびだんごの主な原料であるもち米や砂糖、水飴、きび粉などを釜に入れて、しっかりと煉り上げていきます。工程の多くは機械化されていますが、湿度などによって生地の状態が変化するので、製造スタッフによる手煉りの工程もあります。指先や目で確認するという意味でも必要なんです」と津崎さん。一釜で約1万玉のきびだんごができるそうで、1日平均18万玉~20万玉ぐらいのきびだんごを生産しているそうです。

次に、釜場の奥にある成形の工程を見学しました。ここにあるきびだんご成型機(デポジーター)は、独自開発のオリジナル機だそうです。「煉り上げたきびだんごの生地をこのデポジーターに流し込むと、生地は独自の手法によってひとつずつ団子状に切り取られ、粉で形どった型の中に落ちていきます」。

一緒に見学に参加した方々は、このデポジーターを興味津々に見つめていて、なかには説明を聞きながら、熱心にメモを取っている人もいました。

きびだんご仕上げ室を見学するために2階に降りてきました。「デポジーターの奥にあるエージング室(自動ラック倉庫)で、一晩熟成したきびだんごに異物などがないか、スタッフが一粒一粒丁寧にチェックしていきます。それに合格したきびだんごだけが箱に詰められるのです」。

4階は、「調布」や「むらすずめ」、「どら焼き」などの和菓子を作っているフロアです。日によって生産するお菓子の種類が変わるようで、この日は「むらすずめ」を作っていました。「どのお菓子もそうですが、金属探知機と人の目でチェックして、異物混入などがないよう徹底した検品をしています。水色の手袋を着用しているのも、万一手袋が破れて混入しても見つけやすいからです」。

今回、きびだんごの生産ラインや和菓子の生産工程を見学して思ったのは、独自の製造技術と製造スタッフの熟練の手づくりの技が融合しているということです。工場見学をしたことで、「人が主役のお菓子づくり」という『廣榮堂』の姿勢がよりよく理解できました。

壁に目をやると、工場見学に訪れた子どもたちからのお礼の手紙が貼ってありました。『廣榮堂』の「元祖きびだんご」のパッケージに描かれている桃太郎伝説のキャラクターは、絵本作家・五味太郎氏がデザインしていることもあり、子どもたちにもなじみ深いようですね。

工場見学の最後には、「元祖きびだんご」を2個試食させていただきました。口あたりはソフトですが、もちっとして弾力があり、飽きのこない味です。お土産として5個入りのものを頂きました。工場見学の所要時間は約60分。あっという間に感じましたよ。

本社工場に隣接している『廣榮堂 藤原店』は、美作市から移築した築150年の古民家を再生した店舗で、「きびだんご」などの定番商品のほか、季節限定の和菓子なども販売しています。ランチが食べられる喫茶スペースも設けられ、賑わいを見せていますね。

「おかやまマラソン」がきっかけで開発されたという「スポーツきびだんご」など、常に新しい商品を創造している『廣榮堂』。「今後もより多くのお客様に廣榮堂のきびだんごや和菓子を知って頂きたいと思っています」と、イベントなどへの出展も増やしていくようです。

こちらの工場見学は、大人も子どもも楽しめますので、ぜひ一度行ってみてください。

Information

廣榮堂(藤原工場)
住所
岡山市中区藤原60  [MAP]
電話番号
086-271-0001
営業時間
9:30~10:30/10:45~11:45
見学料
無料
休み
水・土・日曜、祝日 ※月末月初も休み
申し込み方法
電話にて事前申し込みを
※1週間前までに要予約(2カ月以降は予約不可)
受け入れ可能人数
10人~60人
HP
http://www.koeido.co.jp/

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