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編集者にまかせてちょ~査団スペシャル

《倉敷市/ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ》国産デニム発祥の地・倉敷児島でジーンズの歴史と文化にひたる!

気になる岡山の街ネタ調べます!まかせてちょ~査団スペシャル

  • 情報掲載日:2018.11.10
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Mission_16/日本が世界に誇るジーンズの産地で、オリジナルジーンズ作りを体験せよ!

岡山の話題のスポットや、気になるモノなどを徹底調査! 『タウン情報おかやま』スタッフが実際に現地を訪問して、とっておきの情報をお届けするこの企画。

『タウン情報おかやま』本誌で好評連載中の「まかせてちょ~査団!」が、Webページに進出!よりディープでフレッシュな岡山の街ネタをご紹介します!

国産ジーンズ発祥の地として有名な倉敷市児島は、昔から繊維産業が盛んな港町で、「学生服の街」と呼ばれるほど学生服の生産が盛んでした。当時学生服の製造をしていた『マルオ被服』(現ビッグジョン)が、1965年にアメリカのキャントンミルズ社のデニム生地を使用して作ったものが、国産第1号のジーンズと言われています。

1962年創業の『大島被服』は、1970年にビッグジョングループのガールズ事業部として『ベティスミス』を誕生させ、日本初のレディース専門ジーンズメーカーとしてジーンズ業界に進出。ビッグジョンやボブソンとともに国産ジーンズの先駆けとなりました。

『ベティスミス』は、2003年にジーンズの博物館『ジーンズミュージアム』を開館しました。現在は、アウトレットショップやジーンズ作りの体験ができる体験工場なども併設するアミューズメントエリア『ジーンズミュージアム&ヴィレッジ』として、年間約5万人が訪れる人気の観光スポットとなっています。

そのような人気スポットにも関わらず、『まかせてちょ~査団!』には「実は行ったことがないです…」というオシャレにうとい隊員ばかり。オリジナルの「ジーンズ作り体験」もできると聞いた我々取材班は、倉敷市児島下の町にある『ジーンズミュージアム&ヴィレッジ』を訪れました。

現地に到着しました。手前が1962年に建てられたという、児島でもっとも古いと言われているジーンズ工場で、奥が本社ビルです。

ガイドをしてくれたのは、『ジーンズミュージアム』の学芸員で、『ベティスミス』の広報を担当している西田さん。まずは、西部劇に出てきそうなレトロな木造建築の「ジーンズミュージアム1号館」から案内して頂きました。

「ここには、アメリカで誕生したジーンズの歴史がまとめられたパネルや貴重なジーンズ、ジーンズ生産に使われていた古いミシンなどを展示しているので、さまざまな側面からジーンズを学ぶことができます」と西田さん。

どの展示品も貴重な資料ばかりで、思わず見入ってしまいます。当時の職人の創意工夫によってジーンズが生まれ、発展してきたことが分かりました。西田さんは「このミュージアムはもともとは、地元の小学生の社会科見学の受け入れ施設として、ジーンズの歴史や製造工程を伝える目的で設立しました。そのうち次第に評判が広まって、一般の見学の方も増えてきたんです」と教えてくださいました。

「ジーンズミュージアム1号館」の2階は、オーダージーンズの注文スペースになっています。ここでは専属のスタッフとマンツーマンでジーンズの生地や付属のパーツ、加工の方法などを決め、世界で自分だけの一本を作りあげていくことができます。

「2014年にオープンした『ジーンズミュージアム2号館』は、もともと洗い工場として使われていた建物をリノベーションした施設で、国産ジーンズの歴史や変遷を学ぶことができます」と西田さん。館内には、国産ブランドの『ビッグジョン』、『ボブソン』、『ベティスミス』が各時代に発表した代表的なモデルや、裁断や洗い加工用機械などを展示しているほか、ジーンズのヒゲ加工が体験できるスペースもあり、人気を呼んでいるそうです。

1960年代からワークウェアやジーンズを生産している縫製工場では、現在もベティスミスの各ブランドの商品やオーダージーンズなどをミシンを使って縫製作業を行っています。通常の見学では、工場の窓越しでしか見学することができませんが、今回は特別に工場の中に入れて頂き、熟練スタッフの匠の技を間近で見ることができました。

縫製工場の隣にある『Betty’s Store』は、昨年オープンしたベティスミスの直営店です。西田さんによると「ベティスミスの新商品やビッグスミスのワークウェア、エコベティなどのデニム雑貨のほか、隣の工場でリメイクした商品や『Betty’s Store』限定商品など、ここでしか出合えないアイテムも販売しています」とのこと。デニムのストラップやポーチにリベットやボタンを打つ「コモノ作り体験」などの体験コーナーも充実しています。

「アウトレットショップ『ファクトリーアウトレット』は、40年前ほどに倉庫して使用されていた建物を改装して2003年にオープンしました。メンズやレディース、キッズなどの規格外商品を、リーズナブルな価格で販売しています。バッグやペンケースなどのデニム雑貨はお土産としても人気ですね」と西田さん。ショップ内には休憩室もあり、ママはお買い物を楽しみつつ、パパはゆっくりドリンク、なんて使い方もいいですね。

『ジーンズミュージアム&ヴィレッジ』のなかで高い人気を誇っているのが、「ジーンズ作り体験」ができる『体験工場』で、建物は1970年代の社員寮をリノベーションしたものだそうです。我々も初めてのジーンズ作りに挑戦しました。

「まずはパーツが取り付けられていない、素材となるジーンズのなかから自分に合ったサイズのものを選んでください。腰に当てたときに横幅がピッタリ合うかどうかが、適切なサイズを見極めるコツです」と教えてくださいました。教えられた通りに選んだジーンズを試着室でフィッティングしてみると、サイズ感バッチリで、履き心地も抜群でした。

次は、「ジーンズの顔」とも言える前留め用のボタンと、6箇所分のリベットを選んでいくのですが、ボタンとリベットはそれぞれ24種類ずつあり、かなり迷ってしまいました。「先にボタンを決めて、その後に色合いを見ながらリベットを決めていくのがコツ」だそうです。

ようやく選び終わったボタンとリベットを年代物の本格的な打ち機を使って打ち込んでいきました。「ジーンズについている目印と打ち機の位置を合わせてから足でレバーを踏んでください」と教えられた通りに作業に取りかかりました。ボタンはまだスムーズに取り付けができたのですが、リベットはデニムの生地が重なっている部分に打ち込んでいくので、かなり踏み込む力が必要です。なかなかレバーが動かないので、力いっぱいにレバーを踏み込むことで、「ガチャン」という音とともにようやく打つことができました。

何とかボタンとリベット打ちの工程が終わりました。多少ずれてしまったところもありましたが、自分でパーツを選び、苦労して取り付けたことで、手に取った瞬間から愛着がわいてきます。

最後に、ジーンズの右後ろのベルトループ近くに付ける革パッチを選びます。革パッチは約50種類あるそうで、だいぶ迷った末にこの革パッチに決めました。革パッチの縫い上げと裾上げは、スタッフの方にお任せします。

待っている間にこちらに在駐しているスタッフの方にお話を聞きました。「週末は1日に20人ぐらいのお客さんが『ジーンズ作り体験』をしに来られます。ゴールデンウィークには、1日に60人ほどのお客さんが体験されましたね」。来店の際に空きがあれば、予約なしでも対応してくれるそうですが、予約をしたほうか確実だそうです。

ついにジーンズが完成しました! 嬉しくなってその場で穿いてみると、これまで穿いていたヨレヨレのジーンズに比べ、格段にオシャレになりました。これは一生モノですね!

今回はご紹介しきれませんでしたが、『ジーンズミュージアム&ヴィレッジ』には、芝生広場を中心とした庭園やミニドッグランもありますし、夏はトマトの収穫、秋はイモ堀りなどのイベントを行っている『Betty’s FARM』も併設しています。

「学ぶ、買う、作る」ことで、よりジーンズのことが好きなる『ジーンズミュージアム&ヴィレッジ』では、今後も体験できるアイテムやミュージアムの展示を増やしていくそうです。ジーンズ好きな人はもちろん、ジーンズのことをあまり知らない人でも楽しめること間違いナシ!です。

Information

ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ
住所
倉敷市児島下の町5-2-70 [MAP]
電話番号
086-473-4460
営業時間
9:00~18:00 ※体験は約1時間かかるので、余裕をもって来場を
入館料
無料 ※体験は7560円~
休み
年末年始 ※縫製工場は土・日曜、祝日は休み
HP
http://betty.co.jp

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