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WELCOME TO HALLEWOOD ~ハレウッドへようこそ~

《連載第48回》 現場に差し入れられた岡山名物をご紹介!

岡山映画ロケの仕掛け人・妹尾真由子の WELCOME TO HALLEWOOD

  • 情報掲載日:2025.04.25
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

降水量1mm未満の日が日本で一番多く、災害も非常に少ないことから、映画やドラマの撮影スポットとして注目されている岡山県。市街地からクルマで30分圏内に、海、山、古い街並みなどがあり、田舎の風景や島、高原など豊富なロケーションがそろっています。

「晴れの国岡山は、日本のハリウッドだね!」

そんな声が高まって、誰が呼んだか「HALLE WOOD(ハレウッド)!」。

「HALLEWOOD」の立役者であり、全国の映像制作会社が頼りにするというすご腕コーディネイターの妹尾真由子さんが、知られざるロケの裏側やさまざまなエピソードを通じて、岡山の魅力を紹介していく連載です。

《連載第48回》 現場に差し入れられた岡山名物をご紹介!

みなさん、こんにちは。岡山県フィルムコミッション協議会の妹尾真由子です。

今年は2~3月にかけて映画の撮影が立て続けにあり、バタバタの中で新年度を迎えました。撮影の関係で桜の開花状況を毎日チェックしたりしながら、1日のクルマの走行距離が400㎞超の日が続くなど大変でしたが、地元の方々と協力して全力で走り抜けた…そんな春でした。

ところで、撮影現場では、「お茶場」といって、スタッフやキャストの皆さんが撮影中にちょっと小腹を満たしたりのどを潤したりするための、おやつや飲み物を用意したスペースが設けられることがよくあります。

そこには、おもてなしとしてこちらで用意をしたものや、キャストやスタッフから差入れされたものなどが並びます。

そこで今回は、実際にロケの現場に差し入れられた岡山名物をご紹介したいと思います。

なかでも定番なのが、「大手饅頭」と「きびだんご」!

サイズ感もちょうどよく、個包装になっているのが好まれているのでしょう。作業中にパクっと口に入れることができ、手軽に小腹を満たせるものが人気です。

「大手饅頭」は、昔ながらの酒饅頭の製法で作られていて、「皮はあるのか? ないのか?」と思うほど薄く、甘酒の香りがふわっと香るきめの細かいこし餡の饅頭で、ずっしりとした重みと小さいのに満足感があるため、差し入れがあると毎回大人気です。

「推しが武道館いってくれたら死ぬ」で主人公・えりぴよがマイバックとしていつも持っていた紙袋は「大手饅頭」の紙袋で、路面電車にも大手饅頭のラッピング車両が登場するなど、映像に商品自体は出ていませんが現場でその名を轟かせていました。

一方「きびだんご」は、「岡山と言えば!」と思われている方も多く、差し入れが被ることも多いのですが、抹茶、きなこ、白桃、マスカット、チョコなど種類がたくさんあるので問題なし! 飽きずに食べていただけます。

そのほか、「キムラヤのパン」は早朝ロケの時や長時間ロケの時に、軽食感覚で食べていただけることが多く、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」「劇場版 トリリオンゲーム」、ドラマ「おとなりコンプレックス」など数々の現場に差し入れをしています。

こちらを差入れをする際には出来るだけ種類を多くして、選ぶ楽しさも味わってもらいます。定番のバナナクリームロールをはじめ、コーヒーロール、チョコレートロール、ピーナツロールなども好評でしたが、現場では、「福神漬けロール(カレー風味)」がとても人気でした!

「おつまみとしてもいける」と、毎日食べているスタッフがいるほどの人気ぶりでした。

続いてご紹介するのが「白十字のワッフル」。要冷蔵のためあまり現場でお目にかかることはないのですが、キャストの方が現場への差入れで持ってきてくれたときは大人気で、「ふわっふわのワッフルにカスタードがサンドされていて、軽めなのにしっかりとしたボリューム感で満足度が高い!」と大絶賛でした。

そして、映画「とんび」のロケで注目を集めたのが「金光饅頭」! ロケ地となった浅口市金光町大谷地区で3軒のお店が製造販売している饅頭は店舗ごとにこだわりがあり、お店をはしごして食べ比べしてみるのもよいかと思います。ゴールデンウィークに聖地巡礼をされる際にぜひ!

最後にご紹介するのは佐藤紅商店の「紅だるま」です!

これは差入れではなく、高梁市で撮影があった際に、地元の方々が炊き出しで豚汁をふるまってくれた時に、「地元おすすめ!」として用意されていました。

豚汁にちょっと添えた柚子胡椒がピリリとアクセントになり大好評。撮影後に地元のお店に買いに行ったり、道中に高速道路のサービスエリア等でゲットしたという方も。全種類コンプリートしている強者もいました。

これからも撮影現場で少しでも「岡山らしさ」を味わって、楽しんでもらえるよう、ご当地ものの差し入れレパートリーを増やしていこうと思います。

まもなくゴールデンウイークですね。ロケ地巡りを楽しむ際には、岡山観光WEBに掲載しているロケ地の紹介特集をご覧ください。
https://www.okayama-kanko.jp/feature?keyword=&category_l%5B%5D=29#searchResultArea

【Profile】

岡山県フィルムコミッション協議会
妹尾真由子

矢掛町出身。2013年に矢掛町入庁。産業観光課での勤務時代には、ご当地キャラ・やかっぴーとともに町の観光PRを担当。2016年より岡山県観光連盟に出向。2018年より岡山県フィルムコミッション協議会の専任スタッフに

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