岡山県南東部に位置する赤磐市。豊かな自然に恵まれた地域でありながら、岡山市中心部へのアクセスが良好で、生活環境が充実していることから、子育て世代に注目されているエリアです。こちらで、2015年より力を入れて取り組んでいるのが、近年話題のクラウドソーシングを活用した「新しい働き方」です。クラウドソーシングとは、インターネットを活用した在宅ワークのこと。場所や時間にとらわれることなく、自分の得意分野を生かした仕事を多方面から受注できることが大きな魅力となっています。

赤磐市では、3年前より、日本最大級のクラウドソーシングを提供する『ランサーズ株式会社』と提携した「クラウドソーシングセミナー」を実施しています（受講費無料、ただし本年度の申込みは終了）。セミナーは全4回で、クラウドソーシングの始め方からWebライター業務のいろは、クライアント（発注者）との調整方法まで、クラウドソーシングを活用して実際に収入を得るためのノウハウを、基礎から学ぶことができます。

受講生は、赤磐市在住の方を中心とした30～50代の男女25名。講義を受け持つのは、『ランサーズ株式会社』の講師である福島さんや、2016年に開催されたセミナーの1期生で地域ディレクターを務める二瀬さんなど、第一線で活躍するWebライターたち。2期生の亀川さんも普段はWebライターとして活動しながら、セミナーでは、チューターとして受講生たちをしっかりとサポートしていたのが印象的でした。

今回は、セミナーの第1回目「新しい働き方を知ろう、やってみよう」に参加させてもらいました。クラウドソーシングの仕組みについて学んだあとは、「半年後、1年後の自分を思い浮かべてどうなっていたいか」といったことも真剣に話し合いました。最初は期待と不安が入り混じっていた受講生たちも、講師のユーモアあふれるトークや実践的なアドバイスに耳を傾けるうちに、仕事の魅力に惹きつけられていたようです。

セミナーを受講した写真のふたりは、「現在はパートとして働いていますが、空いた時間で自由に働けるクラウドソーシングを始めてみたいと思って参加しました。子どもたちとの時間を大切にしながら、自分の興味のあるファッションや家づくりのことを書いてみたいです」（平井さん）、「来年から一番下の子どもが入園するので、自分の時間を有効活用できるかもと思ったのが参加のきっかけです。先生方がゆっくりとわかりやすく説明してくれるので、とても楽しい時間になっています」（今井さん）と、有意義な時間を過ごせている様子。子育て・介護世代でもっと柔軟に働きたいと考えている人、農業などの閑散期に収入を得たいという人にとって、この「新しい働き方」はますます注目を集めることでしょう。なお、来年度の開催は未定なので、気になる方は赤磐市へ問い合わせてくださいね。

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