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岡山ものづくり物語

岡山ものづくり物語

ハレマチ特区365

  • 情報掲載日:2016.02.17
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

岡山ものづくり物語 株式会社 中外燐寸社

岡山発の魅力的なアイテムを集めた、イオンモール岡山5階の『ハレマチ特区365』。
そこで販売されるアイテムが生まれた現場を訪ねます。

健康への願いから生まれた、体と環境に優しい「脱硫マッチ」。

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「マッチ5個セット」486円。「ももたろう」は大正時代のラベルデザインを復刻した、『ハレマチ特区365』限定商品だ。「123」は四国、「鎖虎」は東海、「ヒマワリ」は中部と各地方由来の柄だという
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『中外燐寸社』のトレードマークになっている「太鼓獅子」。創業当時からこのようなオリエンタルな柄が多かったそう
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着火時につんとしたにおいがなく、優しい火力。一度使用したときに他社との違いに気づき、ファンになる人も多いとか

 全国に4社しかないマッチ製造会社のひとつが岡山市にあることをご存じだろうか? それは『中外燐寸社』。「中外」の名で、JR岡山駅周辺にあるパーキングを思い出す人もいるかもしれない。その駐車場が位置する岡山市北区錦町にあるその地で明治23(1890)年に創業。すでに100年を超える企業なのである。

 現在、製造工場があるのは岡山市南区浦安南町。かつては手作業も多かったというが、昭和40年代に機械が導入され、その約50年前の機械が現役で動き続けている。一度製造を始めると、一日につき1000万本のマッチができあがるとか。機械で着火する部分「頭薬」を軸に付け、乾かしたあと箱詰め…と、今でもいくつもの手作業を含む工程は、多くのスタッフが機敏に動きながら進められていく。

 箱に描かれる絵柄は、時代とともに変化しているが歴代、太鼓が描かれている。現在の「太鼓獅子」は会社のトレードマークにもなっており、創業者の田中鹿子吉の妻が夢で見たイメージを図案化したものだそうだ。そのほか、県外のマッチ製造会社からもらいうけた数字やヒマワリの図柄もあり、それぞれに歴史が隠されている。

 レトロなパッケージに懐かしさを覚えるが、愛され続けている秘密は本体のマッチに。その特徴は「脱硫マッチ」であること。昭和30年代までのマッチは着火する部分に硫黄が使われていて、火が付いた時に亜硫酸ガスが発生。それがぜんそく患者に発作を誘発していた。これを約20年の歳月をかけ、硫黄の使用をなくし、1976年に特許を取るまでに。そんな「脱硫マッチ」が生み出された理由は、4代目社長の田中正彦さんが母のぜんそくの発作の苦しみを間近で見ていたためという。多くの人を発作の苦しみから解放してあげたいという思いで開発を始め、完成したそのマッチ。今ではつんとしたにおいがなく、体と環境に優しい商品として全国で愛用されている。

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製造が始まると、次々にできあがってくるマッチたち。年季の入った機械たちが並ぶ中で、黙々と作業が進められていく
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100年の歴史の中で製造されたパッケージの絵柄を復刻させた限定品(非売品)。創業当時より太鼓をモチーフにした絵柄が多いことが伺える

ハレマチ特区365 どこで販売?

岡山ものづくり物語
おくりもの棚&おみやげ棚のコーナーにて販売

株式会社 中外燐寸社

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創業は明治23(1890)年。国内に4社残るマッチ製造会社のうちのひとつ。体に刺激の少ない「脱硫マッチ」を開発し、好評を博している。

Information

株式会社 中外燐寸社
住所
岡山市南区浦安南町550 [MAP]
電話番号
086-263-2245
HP
http://www.chugai-match.co.jp/

ハレマチ特区365

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Information

ハレマチ特区365
住所
岡山市北区下石井1-2-1 イオンモール岡山5階
電話番号
086-206-7204
営業時間
10:00~21:00
休み
なし
駐車場
約2500台(共同)
HP
https://hare365.com/

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