岡山発の魅力的なアイテムを集めた、イオンモール岡山5階の『ハレマチ特区365』。
ものづくりのへのこだわりストーリーを紹介します。
ものづくりSTORY|丸五
大正八年(一九一九年)に創業した、倉敷市にある地下足袋メーカーの老舗『丸五』。農業や林業、高所用などの足袋をはじめ、安全靴、手袋などのワークグッズ全般のほか、シェア日本一を誇る祭用足袋も手がけている。そんなプロ仕様のアイテムだけではなく、近年では日常使いの靴も多くプロデュースしており、注目を集めている。
そのなかでまず紹介したいのが、2014に開発した「たびりら」。地下足袋マニアのフランス人男性からの要望が誕生の発端だというから面白い。まずは地下足袋をカラフルにしたファッション性の高い「ASSABOOTS」という製品が生まれ、のちに改良を加えた「たびりら」が完成した。地下足袋からのアレンジ点は、履きやすいように足袋の足首からかかとにかけて付いている留め具(はせ)をなくしたこと。また、素足で履くことを想定し、肌あたりにこだわった底敷きには凹凸がある刺し子生地を使った。名前は、「足袋」で「旅」に行き、「リラ」ックスしてほしいという思いを込めたもの。足さばきがよく、履き心地もいい点にひかれ、一度試し履きをすると購入する人が多い逸品だ。
さらに昨年、今年と新作が登場。2016年に登場したのが、コンフォートシューズ「36⑤」。伸縮性に優れ、むれにくい生地を採用し、フィット感の高さが履き心地のよさを生み出している。またソールの親指部分にスリットを入れ、足指の動きをじゃましないように設計されている。これは足先が割れていない靴ながら、足袋のような機能性を持たせることに注力したものだ。そして今年、足の形成に重要な時期である子どもに向けた、スニーカーのような足袋「NINTABI」も発売。足指の先までしっかり使って歩くことができ、足裏の筋肉が鍛えられるのだとか。どれも足袋の快適さと機能性を取り入れており、足の健康を考えるなら選びたいアイテムだ。
Information
丸五
- 住所
- 倉敷市茶屋町1680 [MAP]
- 電話番号
- 086-428-0230
- HP
- http://www.marugo.ne.jp/
日差しが強くなる時期におすすめのアイテム
石田製帽
襟立製帽所
ハレマチ特区365
『イオンモール岡山』の5階にある、晴れの国おかやまに息づく、ものづくりのスピリットを体感・体験できる空間。「365日デイリーでつかう、愛しいもの」をテーマに、岡山県内の作家や職人、企業による雑貨、ウェア、ストックフード&器など、1000種類以上のアイテムをラインナップ。作家によるワークショップをほぼ毎日行なうスペースも常設。
Information
ハレマチ特区365
- 住所
- 岡山市北区下石井1-2-1 イオンモール岡山5階
- 電話番号
- 086-206-7204
- 営業時間
- 10:00~21:00
- 休み
- なし
- 駐車場
- 約2500台(共同)
- HP
- https://hare365.com/