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独断の3選!

《迷ってでも行きたい郊外のラーメン店》目立たないけど人が集まる、郊外の絶品ラーメン。味も人も愛される名店、ここにあり!

大盛りアニキ&バリカタ姐さんの岡山ラーメンエクスプローラーズ

  • 情報掲載日:2021.05.06
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

「岡山ラーメン★エクスプローラーズ」が大復活。

ラーメンが大好きな大盛りアニキとバリカタ姐さんがコンビを結成。毎月気になるテーマを掲げ、無理やり独断で3選します! そして再び岡山のラーメン界に参戦!←ダジャレ

アニキがチョイスし、姐さんがお店に突撃取材! 選びますとも、行きますとも、聴きますとも!

店主やスタッフが普段は話さないようなことをインタビューで引き出して、岡山のラーメンのさらなる魅力に迫ります!

《連載第19回》今回のテーマは「迷ってでも行きたい郊外のラーメン店」

みなさんお元気ですか? 大盛アニキです。最近は気候もよくなって、ラーメン遠征も増えておりますよ。

さて今回は「迷ってでも行きたい! 郊外のラーメン店」。

いや、違うんです。「迷いやすいお店」を集めた訳ではないんです。

テーマとして「郊外」っていう切り口はまず決まったんですけど、それではあまりにも範囲が広すぎてアバウトすぎるので、その中でもワタクシが「過去に迷ったことがあるお店」を選んでみたんですよね。なんじゃそりゃ。

なんせワタクシ、目的のラーメン店を定めた後は、いつもナビとか地図に頼らず、メイビー&フィーリング訪問をしているのです。なぜなら自由な疾風(かぜ)だし…。結構な確率でこのような事態に陥ってしまうのですよ。

ということで今回は、駅前とか、大通り沿いとかではなく、ちょっと入り組んでいたりとか、逆にオープンエアなロケーションだったりとか…。そんな郊外店が集まりました。

ご紹介する3軒はいずれもひっそりとした場所にありながら、いずれもそれぞれのエリアに根付き、地元で愛されているお店ばかりです。そのうち2軒が屋台をルーツに持つというのもおもしろいですね。最近、また屋台のお店が各地で注目されていますし。

そしてなにより3軒とも、ご主人が気さくな方ばかり! ラーメンも人情系というか、ほっとする味わいがベースにあるような気がします。作り手の人柄って、反映されるものなんですかね?

ということで、みなさんは迷わずお店へ行ってみてください。それでは姐さん、行ってらっしゃい!

どうも! 現場のバリカタ姐さんです。

今回は、岡山県内のラーメン店はおおよそ制覇したであろう(と勝手にイメージ)ラーメン魔人・大盛りアニキが迷った末にたどり着いた郊外のお店ということで。「郊外」という広い括りに驚きましたが、極私的体験から導き出したテーマなのですね! 

街中に佇む「隠れ家店」とは異なり、住宅や田んぼの中にフッと現れる感じ。ちょっと目立たない場所にあるけど美味しさは抜群。そんな「訪ねる価値アリ!」の名店をチョイスしてくれました。

「迷った」といっても岡山・倉敷の市街地から足を運びやすい立地なので、場所が分かればクルマでサクッと行けちゃう気軽さがありますね。

かつ、3軒ともに10年、20年と通う常連客を持つ、長年営業の実力店ばかりだそうですよ。

地元で愛され続ける、その理由にも迫ってみたいと思います!

小紫

創業から半世紀超え! 時代に合わせて変化を重ねる、住宅街の名店。

まず訪れたのは、岡山市北区今にある『小紫』。『JR大元駅』から西に向かってクルマで5分、県道から1本路地を入った住宅地にあるお店です。

マンションの1階に店舗を構え、入口には趣あふれる草色の暖簾がはためいています。まるで老舗の和菓子店か小料理店といった上品な雰囲気で、そこはかとない高級感が漂っていますね。

こちらは1953年(昭和28年)に創業した老舗店で、現店主の林繁実さんが三代目。初代が岡山市中心部の柳川エリアではじめたお店を先代のお父様が受け継ぎ、今の場所に移ってから36年も経つそうです。

以前は大衆的な店構えでしたが、2015年に大幅リニューアルして現在の姿になりました。

店内もこれまたキレイで落ち着いた雰囲気。女性スタッフの明るく気持ちのよい接客も印象的です。リニューアル後は女性の1人客も増えたそうですが、昔から通い続ける常連客が多く、世代を超えて愛されているお店です。

林さん曰く「少しずつバージョンアップされている」という『小紫』のラーメン。実は昔と比べて脂の匂いを大幅に抑えており、より味わいやすいラーメンへと改良を重ねてきたのだとか。

創業から続く名物は「塩ラーメン」。そして、賄いから人気に火が付いた塩ベースの「マヨラーメン」、「醤油ラーメン」など幅広い味を提供しています。

お客さんの好みに対応しながら、時代に合わせたおいしさを追求しているのですね。

あっさりスープを秘伝の「肉みそ」で味変! 野菜たっぷりの塩ラーメン。

メディアでは「マヨラーメン」が取り上げられることの多い『小紫』ですが、今回は大定番の「ラーメン塩」770円を作っていただきました! 

スープはまろやかなダシに塩味が加わり、上品で飽きの来ない味わい。スープは豚骨、鶏ガラをシンプルに炊き込み、継ぎ足しをせずに毎日新しいものを仕込んでいるそうです。

あっさりとは言いつつも、旨みはビシッと効いているのが魅力。深い旨みとコクが後を引きますね。箸を休めずともスイスイ飲めるおいしさです。

具材はネギ、チャーシュー、キャベツ、もやし。そして真ん中にあるのが『小紫』のラーメンの特徴ともいえる「肉みそ」。

戦時中に台湾に渡った初代店主が現地で覚えたという台湾式の「肉みそ」は、ミンチ、ネギ、調味料など約20種の素材を使用。これを少しずつ溶いて混ぜれば、より濃厚な旨みによってスープの味が変化します。モチモチ麺にスープ、たっぷりシャキシャキの野菜、そして名脇役の肉みそ。絶妙なバランスにハマること間違いなしですね!

柔らかくジューシーなチャーシューは、「持ち帰り用ブロックサイズ」(100gあたり400円の量り売り)も大人気。

脂と赤身のバランスのよい部分だけを選んで作っているため、1日で作られる数には限りがあるとか。早めに行ってゲットするか、電話で予約をしておくのがおすすめですよ。

左のパックは「持ち帰り用高菜漬」1パック360円。九州ラーメンには必ずある高菜漬ですが、『小紫』のまろやか塩ラーメンにも見事にマッチしています。

「食べ方にルールはないので、好きなメニューを自由に味わってくださいね」と、実に懐の深い林さん。味の振り幅が広い『小紫』のラーメン、老舗のポテンシャルに感服です!

ラーメン 電幸

懐かしい屋台の味をそのままに。人情味あふれる一杯を提供。

岡山市南区、『JR妹尾駅』からクルマで4分ほどの場所にあるラーメン店『電幸』。

周囲は田んぼが広がるのどかなロケーションで、目印は少ないものの見通しのよい農道沿いに建っています。ちなみに『JR妹尾駅』から歩くと約15分。電車と徒歩でのんびり足を運べる立地です。

厨房に立つのは店主の由田(よしだ)さん。お母様が始めた屋台ラーメンの味を受け継ぎ、2代目としてお店を切り盛りしています。創業から数えると25年くらいになるそう。

店内はカウンターのみ。壁に貼られたお品書きには10種類ほどのメニューが並んでいました。

基本の「ラーメン」は650円、「チャーシュー麺」は750円、さらに「ラーメン定食」は850円と、なかなかリーズナブルなお値段です。

「みそラーメン」や「キムチラーメン」といった味のバリエーションもありますよ。

「母が作っていたのは、豚骨しょうゆ味の王道的な屋台ラーメン。初めて来た方も『懐かしい味』とおっしゃる方が多いですね。僕が店に入ったのは10数年前かな~? 継いだ年ははっきり覚えてないけど、むしろ常連客の方が詳しかったりするかも(笑)」

親子2代で四半世紀続く、歴史の長いお店です。

岡山県内各地からラーメン好きが訪れ、広範囲にファンを持つ『電幸』。それもそのはず、夜には軽トラの屋台車で岡山市内を回りながら移動販売をしているとか。

昔はよく見かけた移動式屋台の『夜鳴きそば』。どこからともなく聞こえる屋台車のメロディに心躍らせた人も多いのではないでしょうか?

『電幸』は、そのスタイルを今も貫いているお店なのです。

ボリューム満点の野菜ラーメン。滋味あふれるスープは街中でも人気!

今回は具材たっぷりの「野菜ラーメン」850円を注文。キャベツやニンジン、モヤシなどの野菜はもちろん、チャーシュー代わりの豚バラ肉もポイントです。

こちらは基本の「ラーメン」と同じく豚骨しょうゆ味。『電幸』の豚骨しょうゆは豚骨に鶏ガラ、7種の野菜を煮込んだコクのあるスープですが、「野菜ラーメン」のスープはさらにあっさりとマイルドな味に仕上がっています。

野菜の風味によってまろやかに変化した滋味あふれるスープは、野菜のシャキシャキ食感と、スープに絡む麺のモチっと感が旨みを倍増! 

豚バラも野菜との相性抜群で、このボリュームながらあっという間に完食しちゃいました!

「昔からの味ですが、季節によってスープの濃さなどを細かく調整しています。寒い日はちょっと濃厚で身体が温まる一杯にしよう…とか」

なるほど。移動販売の場合は暑さ寒さがダイレクトに伝わる分、より味の印象が変わるのかも。屋台ラーメンって、お店で食べるのとはひと味違う美味しさと幸福感がありますよね。

「移動販売はさまざまなお客さんとの出会いやドラマがあって楽しいですよ。ここでは言えないエピソードは、お店でそっとお伝えします(笑)」

岡山の夜鳴きラーメン文化を守る貴重な存在として、「今後もできる限り続けていきたい」と由田さんは話します。

現在は岡山市内の郊外を中心に回り、希望があれば回るコースや日時によって指定の場所に駆けつけてくれるそう。確実に出会いたいなら、事前に電話予約やコース確認をしておけば確実ですよ。

気さくな人柄で、肩肘張らないトークも楽しい由田さん。ノスタルジックな屋台仕込みの人情派ラーメン、ぜひ味わってみてください!

シナカン

コンテナとトラックが合体!? DIY感満載の「おもちゃ箱」で絶品ラーメンを。

国道2号線バイパスから県道22号倉敷玉野線を南に下ってクルマで1分。Y字路の分岐点に、バリカタ姐さんも大好きな名店『シナカン』があります。

珈琲店などが建ち並ぶ敷地の端っこにあり、目印となるのは道路沿いの看板と、そして店先にのぞく軽トラ。

外観は一見地味め。しかしよーく見てみると、軽トラのお尻が建物にズドンと突っ込んで一体化しているのです。

最初に見た時は「随分狭いガレージだな」とぼんやり思っていましたが、「建物の一部なのだ」と気づいた時には、かなりの衝撃を覚えました。

コンテナを改装した店内は、まるでおもちゃ箱のようなにぎやかさ。トラックの荷台がいい感じの厨房&カウンターとなって活躍しています。

店内にはアンティーク品やレトロ雑貨、フライヤーにステッカーなどが所狭しと飾られていて、DIY感のある内装は外観以上にインパクト大! 

オシャレな海の家? はたまた男子の趣味を詰め込んだ秘密のガレージ? 無造作だけどセンス抜群、何ともカッコいい雰囲気のあるラーメン店なのです。

板間の小上がりには長テーブルが置かれていて、ひとりでもグループでもゆったりと食事できるレイアウトになっていますよ。

創業から17年近く経つ『シナカン』は、屋台営業のスタイルから独立して店舗を構えたお店で、店主の浅野さんが自ら店の設営に関わったそう。浅野さんが作るラーメンの味と、親しみある人柄が常連客に愛されています。

焦がしニンニク油が効いた看板「黒ラーメン」と炙りチャーシューを実食!

創業時の常連客から若い世代へと、着々とファン層を広げつつある『シナカン』。定番の「らーめん」650円もうまいのですが、バリカタ姐さんのお気に入りは、パンチの効いた濃厚系の「黒らーめん」700円。

ラーメンのベースは豚骨、鶏ガラ、魚介、野菜からダシを取ったしょうゆスープ。4種それぞれにダシを取ってブレンドし、12時間ほど煮込んで多層的な味を引き出しています。ひと口目から感じる、トロッとした濃厚な舌触りとまろやかなコクが美味です。

『黒らーめん』は焦がしニンニクの香油を加えることで、より深いコクと香ばしさをプラスしています。

いかにも濃厚そうな見た目と反して、意外にもスイスイと飲み進められるのが不思議。このギャップにやられますね。

スープの旨みをまとった細麺もいい食感。お腹いっぱい食べたい人には、玉子も乗った「黒全部のせ」950円がおすすめです。

「メニューはオープン当初からさほど変わっていませんが、時々期間限定メニューを出しているんです。『カレーらーめん』や『にく味噌』、『つけ麺』などのアレンジラーメンも人気ですよ」

浅野さんがサイドメニューに出してくれたのは、チャーシューをおつまみにアレンジした「あぶり」350円。柔らかく煮込んだ薄切りチャーシューを炙って香ばしい風味をアップ。お酒のアテにぴったりのメニューです。

仕込みからかなり手間をかけ、しっかりと旨みを凝縮させた『シナカン』のラーメン。深夜営業しているのも郊外店では結構うれしいポイントかと。個性がありつつも気軽に通えるお店です。

まとめ

ローカルな場所にありながら、郊外の名店として変わらず支持され続ける郊外店をご紹介しました。三者三様のスタイルを貫く名店の味は、どれも安定感抜群のおいしさ。味で心をつかみ、ふれあいも大切にする。そんな人情味あふれる店主の魅力が光った3軒でした!

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