40♥パンめ　『パンボックス』の「ピーナッツフランス」

朝ごはんに、おやつに、食事に添えて…まいにちのいろんなシーンで登場する「パン」。岡山にもたくさんのパン屋さんがあり、「この店のこのパンが好き！」という自分だけのお気に入りがある人も多いのでは？　パンに恋したTJ女性スタッフが、とっておきの「惚れパン」を心ゆくまで語ります！

[ナビゲーター]しょこ
TJスタッフ暦11年目のアラサー女子。パンを買いに行くために遠征し、自分でも家で焼くほどのパン好き。朝ごはんは必ずパンと決めており、なかでも一番好きなのはベーグル！　パンシェルジュ1級にめでたく合格し、「マスター」の称号を手に入れる。子どものころの将来の夢は、パン職人の旦那さんと結婚すること。

激戦区の人気ベーカリー、店名の秘密は？

岡山市中心部といえば、大型商業施設や全国チェーンのお店なども幅広く多彩に出店しているエリア。

お出かけや食べ歩きにもたくさんの選択肢があり年齢層問わず楽しめるので、家族で「ちょっと遊びに行こうか」となったらまずは選びたいところですよね。

JR岡山駅前の『イオンモール岡山』や『さんすて』に『ICOTNICOT』、『問屋町テラス』、最近オープンした『ブランチ岡山北長瀬』に『イオンスタイル岡山青江』…。大型商業施設以外にも、個店が立ち並ぶショッピングストリートも多数あります。

今回はそのなかから、JR岡山駅西口から岡山西警察署に向かう大通り、大安寺周辺に行ってみましょう。目指すパン屋さんはそこにあるのです！

到着したのはシンプルな白の外観がさっぱり小ぎれいな感じの『パンボックス』さんです。

ていねいでまじめ、真摯なパンづくりをしている印象で期待大♪　店名は直訳すると「パンの箱」ということで、玉手箱なのかびっくり箱なのか宝石箱なのか…？　意味深で気になりますねぇ。パンを食べたらおじいさんになっちゃうとか？！

私が訪れたときは、おいしいパンににこやかな店員さんといたって普通の素敵なお店でしたが…。ちょっと潜入して聞いてみちゃいましたのでお楽しみに。その前に、私のフェイバリット・パンをごらんいただこうと思います！

ごろごろピーナッツクリームがフランス生地と出合ったら

それがこの「ピーナッツフランス」180円です。私にしては意外と普通じゃん、って？　いえいえ、こちらの「ピーナッツフランス」はちょっとスペシャルなんです！

ピーナッツクリームを使ったパンといえば、なめらかに裏ごしした甘いクリームとふわふわのパンを組み合わせたものが多いですよね。

こちらのは、かみごたえのあるフランス生地と、ごろごろ粗く砕いたピーナッツをアクセントに効かせた風味の強いクリームを合わせています。だから、クリームが生地の強さに負けていないんですよね。

絶妙に、上手にバランスをとっておいしいパンに仕上げています。自慢のピーナッツクリームはもちろん手作り！

ぜひともご賞味いただきたいイチオシ、と勝手に太鼓判を押させていただいちゃいます♪

今回紹介した「ピーナッツフランス」にも使われているのが、『パンボックス』さん自慢のフランスパン生地。

一般的にフランスパンといえば、固めでかみごたえがあってパリッとした食感･･･というイメージですよね。でも、ここのフランスパンはそれだけじゃないもちっと感が特徴。はかとはひと味違う食感が魅力です。

フランスパン系の商品は「ペッパーベーコン」や「枝豆チーズ」といったお惣菜系からデザート系まで6種類の味がそろい、値段も150円～と手軽。

食べやすいようにと気づかって考えられた細長いシルエットはお年寄りにも人気だそうで、日本人向けの食べやすいフランスパンといえます。

意外なものから定番、自慢の食パンまで勢ぞろい

名物はほかにもいろいろありますよ～。まずは定番人気、お好きな方も多いでしょう！

「カレーパン」150円。私はおこちゃま舌なので、正直辛いカレーは苦手なんですが…。これは日本的なカレーなので辛さの加減がほどよく、うまみが強いせいかすんなりおいしくいただけました。

チャツネも入っているのかな？　フルーティーな酸味と甘みのあるフィリング。さっくさくの衣のわけは、パン粉にも自慢のフランスパンを使っているから。そんな工夫もうまさの秘密なんですね！

小ぶりなサイズ感、色合いもキュートな「いちごブレッド」は320円なり。ブルーベリーはときどき見かけますが、意外とメジャーなイチゴは初めて。おしりみたいなふんわりの見た目にきゅん♪　このままちぎっておやつ代わりに食べてもグーです。

意外性といえばこちらの「お好み焼きパン」260円にもびっくり。でっかい見た目もさることながら、おどろきなのは具材のゴージャスさです。卵、ベーコン、ソバ、キャベツをのせて、まるでほんとにお好み焼を食べているかのよう。

パン生地とお好みソース、そしてマヨネーズとかつお節が超マッチして、お腹が空いたらがつがつ食べたいひと品に仕上がっています。

『パンボックス』さんで根強いファンが多い「キャラメルかりんとう」220円もマストバイな逸品。無添加生地で作るバゲットにキャラメルソースをかけ、低温でじっくりと焼いたかりんとうは、市販のものとはひと味ちがう手作りほっこりなおいしさ。

カリカリの食感が、食べ始めたら手が止まらない！　3時のおやつにも、気の利いた差し入れにも、ぴったりですよ～。

そして実は、『パンボックス』さんがもっとも力を入れているのが現在6種類の個性豊かな「食パン」。食べ手側としても、お子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、どんな人にも身近で愛食されている存在ですよね。

イチオシパンの紹介に加え、今回はご自慢の食パンをフォーカスしてご案内したいと思います！　毎日焼くという食パンは、朝食にぴったりのシンプルな「フランス食パン」1斤280円、甘めでふわふわの「レーズン食パン」1斤320円、たっぷりの牛乳で仕込むためしっとり感の強い「ミルク食パン」1斤300円の3種類。

特に「ミルク」は、ほんのり甘くてやさしい味。毎日でも食べたい、飽きがこないと根強い人気の食パンです。

また、木曜日にはサイコロチーズを練り込んだ「チーズ食パン」1斤320円と素朴な風味が楽しめる「じゃがいも食パン」1斤280円が並びます。

でもって、一番レア度が高いのが「プレミアム生食パン」！　火・土曜限定で、生クリームとハチミツ入りの耳まで柔らかな逸品です。

ファンが多く売切れることも多々あるので、私もなかなか出合えません…。「欲しい！　食べたい！」という方は、ぜひとも事前のご予約・お取り置きを推奨しておきます。

ていねいな仕事と素材へのこだわり、食べる人への想いの込もった食パン。そんなパンで朝食から素敵な1日を始める…。なんて幸せな日常。トースターで焼いてバターを塗るだけでもおいしく、サクサクもちもち食感と小麦の味が感じられますよ。

目指すは「パンの宝箱」や～～！

約70種が並ぶ店内は、シンプルですっきりした清潔感があります。意外性に満ちた、でもきちんとマッチするアイデアがそこかしこに光る創作パンたち。どれも味だけでなくルックスにも工夫がいっぱいなんです。

まさに、「見て楽しい・食べて楽しい」パンって感じで、選ぶのも食べるのもワクワクにあふれてますよね。

さて、冒頭で「意味深」と書いた『パンボックス』という店名に込められた意味を、店主の国富さんに伺ってみちゃいましたよ。

「パンの詰め込まれた箱のようなお店」をイメージして名づけたそうで、これすなわち「パンの宝箱や～～」ってことですね！　その名のとおり、パンとの出合いを楽しめる「ワクワクに満ちた」パン屋さんでした。

『パンボックス』の店舗データ

＜消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意＞