岡山で「本格的なブーランジェリー」といえば真っ先に名前があがる人気店『ル・パン・ドゥ・タカ』。今回の新型コロナで大幅な感染予防対策の改装をしたというので、早速店を訪れてみた。
これまで買い回り方式だった店内は、パリのブーランジェリーのようなおしゃれな対面スタイルに。安心してパンが買えるようなさまざまな工夫を施して再スタートした。
再開後は、さらに来店数も増え、「安心してまたパンが買えるようになってよかった」というファンの声がたくさん届いている。
改装のきっかけになったのは、従業員のひと言。「自分がもし感染してしまうと、お客さまや家族に迷惑がかかりそうで心配」と。そのひと言にハッとした。
「従業員の不安な思いに気づけていなかったんです。やはり営業を続けるのであれば、お客さまも、従業員も守れるような、完璧な感染対策をしなければ」。個包装も考えたけれど、手間やコスト、おいしく提供するためには対面方式はベストの選択だったそう。
「食卓にパンを届け、食卓を彩ること。それが『Le pain de Taka』が今できる社会貢献だと思うのです」と話す常藤さん。「ウィズコロナ・アフターコロナ時代に安定的な経営を保っていくためには、まだまだ最低限の対策だと思っています」と続けて語る。
その姿勢が、『ル・パン・ドゥ・タカ』が人々から選ばれる理由なのだと納得した。スタイルは変わっても、「想いと想い」が通じ合う店にしていきたいと、今日も真剣にパンを焼き続けている。
安心してパン選びをするためのル・パン・ドゥ・タカの工夫
①入店は5組まで
店内が「三密」にならないように、入店を5組ずつに。店内に入る時にはマスクも着用しよう。
②入店時の消毒
入り口にはアルコール消毒薬が設置されている。トレーを取る前に、ワンプッシュして手指をあらかじめ消毒しておこう。
③ソーシャルディスタンスの確保
2m間隔に貼ってある足元の番号ステッカーの場所で順番待ちを。「〇番にどうぞ」と大きな声で誘導してくれるので、とてもわかりやすい。
④対面販売
ショーケースに焼きたてのパンが並ぶ店内は、フランスのブーランジェリーのよう。パーテーション越しに希望のパンを選んでオーダーするスタイルなので、安心してパンの説明を聞くこともできる。
⑤スタッフが袋詰め
パンに直に触れないよう衛生手袋をしたスタッフが、注文したパンを袋詰めしてくれる。ひとりの会計ごとに手指の消毒もする念入りな対応にも信頼がアップ。
⑥会計が終了
入店から会計までの流れもとてもスムーズ。焼きたてのパンが、衛生的、安心して買えるよう細かいところまで工夫がたくさん。気持ちよくテイクアウトして、おうちに持って帰ろう。
Information
Le Pain de taka (ル・パン・ドゥ・タカ)
- 住所
- 岡山市北区西古松1-37-16[MAP]
- 電話番号
- 086-250-7337
- 開館時間
- 7:00~18:00 ※売切れ次第終了
- 休み
- 水・木曜
- 駐車場
- 8台
<消費税率の変更にともなう表記価格についてのご注意>
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